ビセンテ・アミーゴ

1967年3月25日、スペイン生まれ。1991年、ソニーよりソロ・アルバム『我が心を風に解き放ては』を発表。情熱と歌心に満ちた音楽性に裏付けられた超絶技巧が世界各国で絶賛を浴びる。1995年には2ndアルバム『魂の窓』を発表。憧れのパコ・デ・ルシアとの共演も果たす。1997年には長年温めていた企画“フラメンコ・ギターとオーケストラのための協奏曲”を、巨匠レオ・ブローウェルと共に録音。この録音は3rdアルバム『ポエタ』として発表し、絶賛を浴びた。1999年、BMGスペインに移籍。翌2000年に発表した通産4枚目のアルバム『イデアの街』で、第2回ラテン・グラミー賞フラメンコ部門で、最優秀アルバム賞を受賞。2005年には『音の瞬間(とき)』、2009年には『パセオ・デ・グラシア』をリリース。いずれも高い評価を得た。情熱あふれる歌心と超絶技巧、そして伝統を継承し「フラメンコ」というスタイルにこだわりつつも、決してその枠に縛られることをよしとしない姿勢は、フラメンコ界にとどまらず世界中の音楽ファンから高く評価されている。ここ日本でも、フラメンコ・ファン、スペイン音楽ファンは言うまでもなく、多くの音楽ファンを魅了している。昨年3月には7年振りとなる来日公演が実現。素晴らしいパフォーマンスを披露し、日本のファンを喜ばせた。