TOTOが新たなラインナップで再始動。11/21、一夜限りのオンライン・ライヴでNew TOTOが “世界デビュー”!
2019年10月20日のフィラデルフィア公演をもって無期限の活動休止となっていたTOTO。このたび、スティーヴ・ルカサーとジョセフ・ウィリアムスが突如バンドの新たなラインナップを発表、TOTOが本格的に再始動することが明らかになっている。
活動休止発表当時スティーヴ・ルカサーは、「未来を予測することは出来ないが、この俺が息をし続ける限り、ツアーもするし、新しい音楽を作る。新しい、フレッシュなヴァージョンのTOTOが生まれるのかも知れないが、それは解らない。」とコメントしていたが、まさにその言葉通り、フレッシュなニュー・ヴァージョンのTOTOが誕生した。
TOTOの歴史に次なるチャプターを刻む、バンドの新たなラインナップに加わるのは、ベース:ジョン・ピアース(ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース)、ドラム:ロバート ”スパット” シーライト(ゴースト・ノート、スナーキー・パピー)とキーボード/バックヴォーカル:スティーヴ・マッジョーラ(エルヴィス、マムズ・メイブリー)。これまでも参加していたキーボード:ドミニク “ザヴィエル” タプリン(プリンス・バンド、ゴースト・ノート)とマルチ・プレイヤー/ヴォーカル:ウォーレン・ハム(リンゴ・スター・バンド)も引き続き、アンサンブルの一角を担うことになる。バンド・メンバー/サイドマンの加入/脱退ということで言うと、今回のラインナップはTOTO第15期となる。
このラインナップでTOTOとしてのツアーを続行し、<Dogz of Oz >ワールド・ツアーを行なうべく、現在計画が進行中とのこと。現在コンサートが予定されているのは北米、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア/ニュージーランドほかの地域。TOTO往年のヒット・シングルはもちろん、アルバム曲、に加え、ルカサーとウィリアムズ各自のソロからの曲も演奏される予定だ。
ルカサーは言う。
「こういう運びになったことで、今はこれ以上ないほど穏やかな気分だよ。心新たに、そして前向きに、熱意をもって将来に一歩を踏み出せそうだ。現時点で、ツアーを行ない、TOTOの音楽を何世代にもわたる僕らのファンに届けたいと考えるオリジナル・メンバーは、ジョーと僕の二人だけになってしまった。僕は人生の45年近くを唯一のオリジナル・メンバーとして過ごしてきた。
一度としてショウに穴を開けたことはない。アルバムにもすべて参加してきた。ライヴとアルバムによって僕らのレガシーは育まれ、音楽は生き続けてきた。それを僕は辞めることは決してないよ。<Dogz of Oz>ワールド・ツアーは僕らそれぞれの将来を新たに考えるための、貴重なるチャンスだ。
同時にオーディエンスとの間に存在する深い絆を守りつつ、さらなる発見を可能にしてくれる。2021年夏に向けて、計画した日程で前進し続け、世界中のファンのもとに戻れることを願っているよ」
ウィリアムズは言う。
「ルーク(ルカサー)と僕の間ではたくさんのことを乗り越えてきた。彼は僕にとって兄貴のような存在だ。僕らがクリエイティヴに手を組むことでいつだって人生は豊かになってきた。二人が揃うことで何が生まれるか。今は僕らの頭の中にあるものすべてが実現できる期待しかない。次なるチャプターを一緒に立ち上げる相手がこの地球上にいるとしたら、忠実かつ才能溢れる生涯の友かつバンドメイトである彼以外考えられないよ。僕らこそ、最後まで生き残った勝者…The Dogz of Ozなんだ!(『オズの魔法使いに』登場する犬の名前は“TOTO”)」
ルークはさらにこう言う。
「ジョーと僕は、僕が17、ジョーが14の時からの友達だ。このパンデミックの期間、僕らは自分達のキャリアを見直し、どう前に進むべきかを考えた。他のメンバーは、もう僕らとはいる場所が違うか、引退してしまった。でも僕らは今すぐにでも、戻れるようになったらツアーに戻りたいと思ってる。子供みたいに。そここそが僕らの生きる場所。
プロデューサー、ソングライター、エンジニア、シンガー、パフォーマーとしてのジョー(ウィリアムズ)の成長にはこちらの気持ちまで奮い立たされるよ。
今がジョーの絶頂期だということを考えると、このタイミングはまさに完璧。毎日のように驚かされてるよ。これほど楽しめるコラボレーション、そして将来に対して熱い気持ちでいられるだなんて…最高だね」
そして11月21日(土)、New TOTOは世界デビューを果たす。一夜限りとなるコンサートは、アジア、オーストラリア/ニュージーランド、ヨーロッパ、そして北米の世界3地区のプライムタイムでファンのためにストリーミング配信される。日本は11月21日(土)よる8時スタート。
アジア/オーストラリア向けのチケット購入は、(海外サイト)より。
なお、2021年に予定されているスティーヴ・ルカサーとジョセフ・ウィリアムズそれぞれのソロ・アルバムでは、お互いが参加する曲が何曲かずつあるという。先月、ルークはアルバムから先行して「Run To Me」をリリース。ウィリアムズ、リンゴ・スター、そして(TOTOの)新メンバー、ジョン・ピアースが参加している。
【関連動画】
*スティーヴ・ルカサー ソロ最新曲 「Run To Me」 OFFICIAL MUSIC VIDEO
【配信・リリース情報】
◆ハイレゾアルバム全13作品◆
全タイトル96.0kHz/24bit(*のみ44.1kHz/24bit)
・『TOTO/宇宙の騎士』(1978年作品)
・『ハイドラ』(1979年作品)
・『ターン・バック』(1981年作品)
・『TOTO IV~聖なる剣~』(1982年作品)
・『アイソレーション』(1984年作品)
・『ファーレンハイト』(1986年作品)
・『ザ・セヴンス・ワン~第7の剣~』(1988年作品)
・『キングダム・オブ・デザイア~欲望の王国』(1992年作品)*
・『タンブ』(1995年作品)
・『TOTO XX 1977-1997』(1998年作品)
・『マインドフィールズ』(1999年作品)
・『OLD IS NEW』(2018年作品)
・『LIVE IN TOKYO 1980』(2018年作品)*
◆ストリーミング◆
・Apple Music <再生する> 『はじめてのTOTO』
・Spotify <再生する> 『This Is TOTO』
・Amazon Music <再生する> 『Greatest Hits:40 Trips Around The Sum』
◆最新リマスター・アナログ盤リリース◆
・『LIVE IN TOKYO 1980』2020年10月24日発売 <輸入盤のみ>
(2018年作品) レコードストアデイ限定商品