THE QUARRYMEN
Len Garry (レン・ギャリー)
1942年1月6日、リバプール生まれ。

1955年の夏、アイヴァン・ヴォーンとナイジェル・ウォーリーを通じてジョンと出会う。56年にクオリーメンに加入しティー・チェスト・ベースを担当するが、58年に病気のため入院、結果的にバンドを脱退することになる。その後、建築関係の仕事に就き、ニュージーランドに移住するもうまくいかず帰国。リヴァプールへ戻りデイ・センター(養護施設)の職員となる。クオリーメンの再結成後は、リード・シンガーとしてジョンのポジションを継いでいる。
Rod Davis (ロッド・デイヴィス)
1941年11月7日、リバプール生まれ。

クオリーバンク中学に在学していたロッドは、伯父さんからバンジョーを手に入れたことをきっかけに同級生のエリックから誘われクオリーメンに参加。1957年のキャバーンのステージを最後に脱退。ケンブリッジ大学に進学後、語学教師~ツアーガイド~カレッジ講師~翻訳者など職種を転々とするが、クオリーメン脱退後も音楽から離れたことは一度もなかった。大学時代にはジャズ・バンドを結成。ジョンからザ・ビートルスでドラムをやらないかと誘われたが断り、のちに「ビートルズになるチャンスを二度逃した・・・」と語っている。
Eric Griffiths (エリック・グリフィス)
1940年10月31日、ノース・ウェールズ生まれ。

クオリーバンク中学の1年の時、ジョンとピートとクラスメイトで遊び仲間でもあったエリックはバンドに加入。ジョンと一緒にギターを練習し始める。ポール・マッカートニーが加入後、ジョンがクオリーメンを解散しようと彼に持ちかけた時、ジョンを説得して解散を食い止めたという。その後、ジョージ・ハリスンが加入し、ギタリストが増えすぎたクオリーメンにおいて、ベーシストへの転向か脱退かを迫られバンドを脱退。卒業後は船員~刑務所の職員を経て公務員として出世し、さらにはクリーニング店経営でも成功を収める。
Colin Hanton (コリン・ハントン)
1938年12月12日、ブートル生まれ。

メンバーではただ一人、ホロックスアベニュー・シニア・スクール(実業学校)の出身。56年の夏、コリン・ハントンがドラムを購入したことを聞きつけた知り合いのエリック・グリフィスが彼をバンドに誘いクオリーメンに加入することに。58年にクオリーメンが作った唯一のレコードにも、ジョン、ポール、ジョージ、ダフ・ロウとともに参加している。オリジナル・メンバーとしては最後にバンドを脱退し、その後は家具職人となる。