ソウル・フラワー・ユニオン
●メンバー(Ki/oon Years)
中川敬(vo, g, 三線他) 伊丹英子(g, 囃子他) 奥野真哉(kb) 河村博司(b)
内海洋子(チンドン, vo) 高木太郎(ds)

中川率いるニューエスト・モデルと、伊丹率いるメスカリン・ドライヴが同時解散・統合という形で
ソウル・フラワー・ユニオンを結成。1993年、メスカリン・ドライヴの4thアルバムとして制作されて
いた、アイヌ民族抵抗史をテーマに据えたアルバムを、ソウル・フラワー・ユニオンの1st『カムイ
・イピリマ』としてキューン・ソニーよりリリース。1994年、日本の土着的グルーヴとロックンロール
の、ソウル・フラワー流ミクスチャー・スタイルを確立した、「もののけ解放」をテーマに据えた2nd
『ワタツミ・ヤマツミ』をリリース。1995年、阪神・淡路大震災の被災地でアコースティック・チンド
ン・ユニット「ソウル・フラワー・モノノケ・サミット」として出前慰問ライヴを展開。その過程から名
曲〈満月の夕〉を生み出す。その〈満月の夕〉や〈エエジャナイカ〉等を収録した3rd『エレクトロ・ア
ジール・バップ』は初期ソウル・フラワーの最高傑作アルバムと評される。また、中川敬は、ソロ
・プロジェクト「ソウルシャリスト・エスケイプ」で、アイリッシュ・トラッド界の先鋭達とアルバム『ロ
スト・ホームランド』、EP『マージナル・ムーン』を制作。1999年、アイリッシュ・トラッド色強い4th『
ウインズ・フェアグラウンド』をリリースした後キューンとの契約を終了。その後も幾度かのメンバ
ー交代を経ながら、ライヴ、リリースともに旺盛な活動を続けている。