スライ&ザ・ファミリー・ストーン、1968年“幻”のライヴ音源が、
46年の時を経て、デイリー洋楽8位にチャートイン!
1960~70年代前半をジミ·ヘンドリックスやジェームス·ブラウン、マイルス·デイビスらと共に、人種やジャンルの壁を越えて支持を得たスライ&ザ·ファミリー·ストーン。日本でも今年5月に彼を追った映画『スライ・ストーン』が公開されるなど、再評価の熱が高まっているなか、本日発売された1968年の“幻”のライヴ盤『ライヴ・アット・ザ・フィルモア・イースト』が、オリコン・デイリー洋楽ランキングで8位(7/21付)にチャートインする快挙を果たした。
この未発表ライヴは、当時人気を博していたニューヨークのライヴハウス、フィルモア·イーストで、10月4~5日の2日間・4ステージ分を完全収録したもの。ちょうど、アルバム『ライフ』(1968)と『スタンド!』(1969)の間で、リーダーのスライ·ストーンもまだ20代半ばで若々しいエネルギーに満ち溢れており、彼らの代表曲のひとつでもある「ダンス・トゥ・ザ・ミュージック」や「ライフ」、「ミュージック・ラヴァー」など熱い演奏が収録されている。当初からライヴ盤としてリリースされる予定だったようだが、なんらかの理由でお蔵入りになり、46年が経過していたという貴重な音源だ。 なお、日本盤は、高品質CD「Blu-spec CD2」が採用されている。(収録内容は海外盤と同じ)
photo (c) Amalie Rothschild
【商品情報】
スライ&ザ・ファミリー・ストーン
『ライヴ・アット・ザ・フィルモア・イースト』
SLY & THE FAMILY STONE - LIVE AT THE FILLMORE EAST OCTOBER 4TH & 5TH, 1968
完全生産限定盤
品番:SICP 30767~70(4枚組)
価格:¥4,500+税
解説:岩間慎一(元bmr編集長)、英文ライナーノーツ訳掲載/歌詞・対訳付き
*日本盤はBlu-spec CD2仕様
【プロフィール】
1960年代後半~70年代前半、激動期のアメリカで、人種やファンク~ロックという音楽ジャンルの壁を越えて、社会に対するメッセージ性の高い作品を数多く発表した。中心メンバーのスライ・ストーン(1943年生まれ/本名:シルヴェスター・スチュワート)は1950年代から活動を始め、1966年にスライ&ザ・ファミリー・ストーンを結成。1967年にデビューし、「ウッドストック」(1969年)や「ワイト島フェスティバル」(1970年)など歴史的なコンサートにも出演した。人種混合のファンク・バンドという当時としては異色のスタイルで、「ベトナム戦争」「黒人の人権問題」「家族の荒廃」などアメリカ社会のシリアスなテーマに挑み続け、「ダンス・トゥ・ザ・ミュージック」「エヴリデイ・ピープル」「サンキュー」「ファミリー・アフェア―」などのヒット曲を生んだ。また、『スタンド!』(1969年)や『暴動 (There's Riot Goin' On)』(1971年)などオリジナル・アルバムでは名盤として高く評価されており、ジミ・ヘンドリックスやジェームス・ブラウン、マイルス・デイビスら同世代のミュージシャンたちと共鳴しながらファンク・ミュージックを大きく進化させたと言われている。現在でも、プリンス、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、パブリック・エネミー、アウトキャスト、ブラック・アイド・ピーズなど幅広いアーティストから絶大な支持を受けている。
リーダーのスライ・ストーンは麻薬中毒などトラブルを多く抱えており、バンドとしては1975年に活動を停止(正式な解散は1981年)。その後、隠遁生活を送っていたが、2005年にトリビュート・アルバム『Different Strokes By Different Folks』がリリースされ、翌2006年のグラミー賞授賞式に登場し話題を呼んだ。2008年と2010年に来日し、多くのファンを歓喜の渦に巻き込んだ。2012年にはスライ・ストーンの70歳を記念してキャリアを総括するボックス・セット『ハイヤー!』をリリース。1968年の幻のライヴ音源が発見され、『Live at the Fillmore East October 4th & 5th, 1968』として、2015年7月にリリースされる。(2015年4月現在)
【関連WEBサイト】
■アーティスト公式サイト:
http://www.slystonemusic.com/
■ソニー・ミュージック公式サイト:
https://www.sonymusic.co.jp/artist/SlyandTheFamilyStone/