スライトリー・ストゥーピッド
<フロントマン2名>


Kyle & Miles(vo/g/b/mpc2000)


<バックバンド3名>


Paul (ds)


OG (per/backing vo)


Doze (turntables)





南カリフォルニアのサーフ・タウン、オーシャン・ビーチ(サンディエゴ)でスクスクノビノビと?育ったマイルスとカイルの2人が中心となって、1990年代半ばころにスライトリー・ストゥーピッドは産声を上げた。


1995年、エレクトリック/アコースティック・ロック、レゲエ/ダブ、ブルーズ、パンク、ヒップホップ、ヘヴィメタルなどのバックグラウンドを持つ高校生の2人が作り出した音楽は、スカ/パンク/レゲエ・ミクスチャーの先駆けバンドである<サブライム(*注)>のフロントマン=ブラッドリー・ジェイムズ・ノウェルの耳にひっかかり、ブラッドリーのレーベル=スカンク・レコードとサインを交わす。スカンクからは1996年と1998年に2枚のフル・アルバムを残し、2001年には、地元サンディエゴのラジオ局クリア・チャンネル105.3で(前週のジャック・ジョンソンに続くゲストとして)行った一時間に及ぶアコースティック・ライヴを、自身のレーベル=ストゥーピッド・レコードよりリリース。このライヴ盤「Live&Direct:Acoustic Roots」は、インターネットと南カリフォルニアの小売店だけで約2万枚のセールスを記録。2002年以降、ツアーの動員数は増え続け、サブライム、ロング・ビーチ・ダブ・オールスターズ、Gラヴ&スペシャル・ソース、ブリンク182、311、ペニーワイズらとのツアーやワープト・ツアーへの参加などを合わせて、これまでに500以上のショウを行っている。


自身の音楽スタイルや立ち位置を崩したくないと願う彼らは3つのメジャー・レーベルからの誘いを断り、ブライアン・セッツァー、バットホール・サーファーズなどを抱える南カリフォルニアのインディペンデント・レーベル=サーフドッグと契約、本作「Everything You Need」をリリースするに至った。





(*注)サブライム:1998年カリフォルニア州ロングビーチで結成。ビール・マリワナ・音楽をこよなく愛する3人組はリラックスしたスカ~パンク~レゲエのミクスチャー・サウンドを確立。1996年にフロントマンのブラッドリーが死去した後も伝説のバンドとして高い人気を誇っている。ちなみに残りの2人はのちにロング・ビーチ・ダブ・オールスターズを結成。





「全てはまずアコースティック・ギターから始まるんだ。それはつまり、ボクらがソファに腰掛けてハッパを吸ったりTVを見たりしながらアコギでジャムってるってことだよ」---カイル・マクドナルド(Kyle McDonald/multi-instrumentalists)





「アルバムにいろんな音楽的要素やスタイルを融合させること、ボクらがやろうとしているのはまさにそれだ」---マイルス・ドーティー(Miles Doughty/multi-instrumentalists)







【Albums】


1996年 Slightly Stoopid(Skunk Records)   *わりとパンクよりのデビュー作


1999年 Longest Barrel Ride(Skunk Records) *レゲエ~サーフよりにプロデュースされたセカンド


2001年 Live&Direct:Acoustic Roots(Stoopid Records) *ラジオ・アコースティック・ライヴ盤