サハラ・ホットナイツ
突き抜けろ、ROCK’N’ROLL!!

THE HIVES, THE COOPER TEMPLE CLAUSEとのUKツアーでシーンを騒然とさせたROCK’N’ROLL BAND, SAHARA HOTNIGHTS

そのクールなバンド名そのままのストレートで、ギミック無しの叩き付けるような最高のROCK’N’ROLLを演奏する女の子4人組。



これがROCK’N’ROLL!

これがSAHARA HOTNIGHTS!!



これまでのスウェーデン・ミュージックといえば”AHA”や”Roxette”や”エース・オブ・ベース”を思い浮かべる人が多いだろう。しかし、”サハラ・ホットナイツ”という ロック界の新人の登場に誰もが息を呑む。ギターを抱えた元気いっぱいの女の子バンドが、クールなネイミングでロック界に新風を吹き上げる。



彼女たちは「21世紀のヘップバーン・スタイルの4人組」と一言では言い切れない。18歳のマリア・アンダーソン、ジョーゼフィン・フォースマン、ジョファンナ・アスプラウド、そして彼女の姉で20歳のジェニー・アスプラウドはバンドを組んで8年になる。スウェーデン北部端にある小さな町ロバーツフォー出身。彼女たちは退屈な日々から抜け出し、音楽の仕事を始める。



オーストラリアの競走馬と”ニルバーナ”に影響を受けたことからこのバンド名がつけられた。実は彼女たちは十代になる前から、すでに音楽を書き始めていた。限られた資金で楽器を借り、彼女たちが唯一パフォーマンスできる場所、”学校”でリハーサルを開始した。そして4年前、アマチュアバンドとして地元で行われていたポップフェステン大会に出場し、自分たちの可能性を確信する。そして言うまでもなく、優勝を勝ち取った彼女たちは、地元の小さなレコード・レーベルとEPを制作するチャンスを獲得する。レコード会社は彼女たちがデモテープ一本で消えてゆくバンドではないと確信し、契約を交わし、1997年にファースト・シングル”スーツ・エニワン・ファイン”をリリース。この曲は即座にヒットする。その後アルバム制作に入る。その楽曲はこれまでに聞いたことのない音で、すばらしい出来上がりだった。さらに”ナッシング・イェット”、”フェイス・ウェット”、”オー・ダーリン”のヒット・シングルを立て続けにリリースする。



アルバムが完成すると、レコード会社は5、000枚の売上目標を立てた。一方彼女たちはさらに多くの人達に自分たちの音楽を広めたいと思っていた。その為、もっと大きなレコード会社の必要性を感じた彼女たちは一年前にBMGと契約を交わす。デビュー・アルバム”C’mon Let’s Pretend”は一夜で40,000枚のセールスを記録、いちやくスウェーデンのスーパースターとなった。彼女たちは、自分たちの音楽を”エネルギッシュで鋭いロック”と表現する。一方人々はピュアで輝いた音楽と評価し、昨年2つのグラミー賞にノミネートされたのも最もと語っている。



デビュー・アルバム”C’mon Let’s Pretend”が大ヒットしている一方で、彼女たちはライブの実現を強く望んでいた。事実1999年の一年間で100回ものライブを実現し、レッド・ホット・チリ・ペッパーズやフー・ファイターズのオープニングを務めた。デイブ・グロールも彼女達のファンであり、彼女達のビックリするようなパフォーマンスの後でステージに立つことにためらいさえ感じたと心境を語った。



サハラ・ホットナイツは女の子ポップ・バンドと一言では分類できない。ジョーゼフィンは語る。「事実、多くの人達は私たちが自分たちで音楽を書いていることに驚いている。若い女の子というだけでポップ・バンドとして見られたくはないわ。バンドを組んで8年間、本気で音楽に打ち込んでいるんだから」と。



ジョファンナは自分たちのバンドといわゆる一般のポップ・スターとの違いをこう語る。「ブリトニー・スピアーズのようなポップ・スターはいい歌を歌っているけど、私たちからすると気の毒だわ。何故ってレコード会社のプロジェクトのひとつとして束縛されているみたいで。私たちは何でも自分たちで決め、自分たちが望まないことはきっぱりお断り。自分たちで作曲し、ライブする。私たちは全てがオリジナル。あえて言えば、ポップ・バンドは商品だけど、私たちは”ロック・バンド”だから。」