モーター・エース
1998年、メルボルンにて結成。2000年、5曲入りのEP『motor ace』でデビュー。このEPに収録された「Chairman Of The Board」、「Criminal Past」がいずれも全国ネットのラジオでヘヴィー・ローテーションを獲得、オルタナティブ・チャートでもTOP5入りを果たす。その後も、ライヴ・テイクを聴いたデイヴ・グロールにFoo Fightersの全豪ツアーのオープニング・アクトに抜擢されるなどして、徐々に注目を集める。



EPのプロモーション・ツアー後、Craig Harnath (デペッシュ・モード、アスワド)とChris Dickie (デペッシュ・モード、モリッシー) と共にデビュー・アルバムのレコーディングをスタート。Foo Fightersも手がけたChris Sheldonによるミキシングがロンドンで行われ、デビュー・アルバム『Five Star Laundry』が完成。アルバム完成から発売まで、オーストラリア全土をくまなくツアーし、強力なファン・ベースを築くと同時に、アルバムからの先行シングル「American Shoes」、「Death Defy」、「Hey Driver」が、いずれも全国ネットのロック・ステーションでヘヴィー・ローテーションを獲得。



2001年3月、満を持してリリースされたデビュー・アルバムは、全豪アルバム・チャート初登場4位を獲得。4週に渡ってTOP10のポジションをキープし、オルタナティブ・チャートでは4週連続1位を記録。わずか1ヶ月でGOLDを達成した。その後、同年7月からはオーストラリアの人気テレビ・ドラマ『Secret Life Of Us』の主題歌として「Death Defy」が使われることに。また、『FIVE STAR LAUNDRY』はオーストラリア版グラミー賞、ARIA AWARDSでも「BEST ROCK ALBUM」にノミネートされる。



そして、『FIVE STAR LAUNDRY』を引っさげてのツアーが一段落した10月から、早くもセカンド・アルバムに向けての曲作りを開始。デビュー・アルバム同様、クリス・シェルドンがプロデュースとミキシングを担当して完成されたこのセカンド・アルバム『SHOOT THIS』からは、先行シングル「CARRY ON」が総合シングル・チャートで初登場13位、オルタナティブ・チャートでは1位を獲得し、その後もラジオで長期的にオンエアされる大ラジオ・ヒットとなった。続くセカンド・シングル「KEEPING SECRETS」のヒットもあり、8/12に発売されたアルバムは全豪アルバム・チャート初登場1位を記録。チャートの大半をオーストラリア国外のアーティストが占める中、大快挙を達成。



さらに、10月にはオアシスの全豪ツアーのオープニングを務め、堂々たるステージを披露。ツアー中、モーター・エースのリハの際に、リアムとノエルが観客席で彼らのパフォーマンスをじっと見つめ、「君たちの”Carry On”という曲が頭から離れないんだよ」と直々に声をかけたという。



セカンド・アルバム『SHOOT THIS』は、直情的だったデビュー作に比べ、より複雑な感情が詰め込まれたものになっており、自分たちの可能性をさらに一歩押し進めて作り上げたアルバムに仕上がっている。