ミシェル・ダルベルト
■ミシェル・ダルベルト プロフィール

 パリ生まれ。現在最高のフランスのピアニストのひとり。

3歳半でピアノを始める。12歳の時にアルフレッド・コルトーの愛弟子ヴラド・ペルルミュテールに紹介され、1968年パリ国立高等音楽院のペルルミュテールのクラスに入学。1975年、第1回ザルツブルク国際モーツァルト・コンクールで入賞、さらに同年のクララ・ハスキル・ピアノ・コンクールで優勝して大きな注目を集めた。1978年のリーズ国際ピアノ・コンクールでも優勝し、同年代のピアニストの中でも特に際立った存在として、とりわけその優れた演奏テクニックで知られるようになった。シューベルト、モーツァルトの演奏に定評があり、リスト、ドビュッシー、フォーレ、シューマン、ラヴェルも好んでレパートリーに入れている。世界的な指揮者・オーケストラとの共演は枚挙に暇がない。室内楽奏者としても、ヴァイオリニストのボリス・ベルキンとのデュオや、ドミトリ・シトコヴェツキー、リン・ハレルとのトリオとしての活動にも積極的である。レコーディングも数多く、仏Erato、日DENONを経て、現在はRCA Red Sealから新録音を発表している。特にDENONに録音した14枚にわたるシューベルトのピアノ作品全集は高い評価を得ている。1991年以来、クララ・ハスキル国際コンクールの審査委員長を務めており、現在は名門イタリアのイモラ音楽院でも後進の指導にあたっている。1996年にはフランス政府から国家功労勲章を授与された。2006年8月~11月に放映されたNHKテレビ「スーパーピアノレッスン」では講師を務め、エスプリに富んだ演奏を披露した。

オフィシャル・ホームページ http://www.micheldalberto.com/