マルセロ・アルバレス&サルヴァトーレ・リチートラ
★マルセロ・アルバレス

ポスト3大テノールの1人として注目されている、アルゼンチン出身のテノール(1962−)。歌を志したのは30歳のとき。経営していた家具工場をたたんでミラノにたどりついたのは1995年。そしてその年の10月にはフェニーチェ劇場で「夢遊病の女」でデビュー。努力と運の強さであっというまに世界のオペラハウスで活躍をするようになったサクセス・ストーリーは各紙でとりあげられた。今年、5月から6月にかけて トリエステ歌劇場で来日し 美貌のソプラノ=ボンファデッリとともに「ランメルモールのルチア」でエドガールを歌った。前回の来日は2001年2月新国立公演と翌3月、メータ&フィレンツェ歌劇場で、アルフレードを歌った(ヴィオレッタはグルベローヴァとヴァシレヴァ*のダブルキャスト)。最近はフレンチ・レパートリーで新境地をひらいている。



<マルセロ・アルバレス DISCOGRAPHY>

・マルセロ・アルバレス・デビュー!(イタリア・オペラ・アリア集)/SRCR2353

リッツィ指揮ウェールズ・ナショナル・オペラ管弦楽団

・アルバレス・シングス・ガルデル/SRCR2534

・フランス・オペラ・アリア集/SICC10

エルダー指揮ニース・オペラ管弦楽団



★サルヴァトーレ・リチートラ

今最も話題をあつめる新進テノール(1968−)。イタリア国内で着々とキャリアを積み、ムーティ指揮のもとスカラ座で活躍。日本でも大ヒットした映画「耳に残るは君の歌声」サントラにも参加し話題となったが、昨年5月にはメトでのパヴァロッティ降板事件で急遽代役をつとめ大成功!一躍時の人となった。2000年9月スカラ座公演以来2度目の来日が予定されている。



<サルヴァトーレ・リチートラ DISCOGRAPHY>

・プッチーニ:歌劇「トスカ」/SRCR2563

グレギーナ、ヌッチ、ムーティ指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団

・ヴェルディ:歌劇「トロヴァトーレ」/SICC43-4

フリットリ、ウルマーナ、ヌッチ、ムーティ指揮ミラノ・スカラ座管弦楽団

・「リチートラ・デビュー!」~プッチーニ&ヴェルディ:アリア集~/SICC87

リッツィ指揮ロンドン交響楽団

・「耳に残るは君の歌声」 OST (サリー・ポッター監督作品)/SRCS2473