現代ピアノ界の異才、イーヴォ・ポゴレリチ、ソニー・クラシカルと長期専属契約を締結!21年ぶりの新録音を今秋リリース予定。
ソニー・クラシカルは2019年4月4日、旧ユーゴスラヴィア出身で、現代クラシック・ピアノ界の異才と称されるイーヴォ・ポゴレリチと長期専属契約を締結した。この録音契約によるファースト・アルバムは2019年秋発売予定で、ラフマニノフのピアノ・ソナタ第2番とベートーヴェンのピアノ・ソナタ第22番および第24番が収録される。ラフマニノフはオーストリア・ライディングのフランツ・リスト・コンサートホールで、またベートーヴェンの2曲は、ドイツのミュンヘン郊外にあるエルマウ城で、それぞれ収録された。
イーヴォ・ポゴレリチはソニー・クラシカルとの新しいレコーディング・プロジェクトについてこう語っている:「ソニー・クラシカルが現在の私の仕事に興味を持ってくださってとても感謝しています。何年も前のことですが、ソニーの創業者、盛田昭夫氏にセルゲイ・ラフマニノフの自作自演のCDセットをいただきました。当時のソニーのエンジニアが開発した当時最先端のリマスタリング・テクノロジーを使って制作されたものでした。間もなく発売される私のソニー・クラシカルでの最初のアルバムにはラフマニノフのピアノ・ソナタ第2番が含まれており、この不思議なご縁をとても嬉しく思っています。」
ソニー・クラシカル社長、ボグダン・ロスチッチはポゴレリチとの録音契約について、「イーヴォ・ポゴレリチがこれまでドイツ・グラモフォンに録音してきたアルバムはレコード界の七不思議の一つといえるほど貴重なものであり、私はそこに新しい録音を加えようと今まで長い間努力していきました。ポゴレリチが長い沈黙を破ってようやく録音スタジオに戻り、私たちソニー・クラシカルが今年後半に彼の新しいアルバムを発売できるなんて、これ以上幸せなことはありません。」と語っている。
ソニー・クラシカルからの第1弾となるラフマニノフのピアノ・ソナタ第2番とベートーヴェンのピアノ・ソナタ第22番・第24番を収めたアルバムは、ポゴレリチにとって、1995年にロンドンで録音され、1998年にドイツ・グラモフォンから発売された「ショパン:スケルツォ全曲」以来、何と21年ぶりのニュー・アルバムであり、3曲ともポゴレリチにとって初録音となる。
|商品情報|
2019年秋発売予定
アルバムタイトル・価格未定
[収録曲/曲順未定]
ラフマニノフ:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 作品36
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第22番 ヘ長調 作品54
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第24番 嬰へ長調 作品78
[演奏]
イーヴォ・ポゴレリチ(ピアノ)