インキュバス
<INCUBUS/インキュバス>
Brandon Boyd ブランドン・ボイド 
Mike Einziger マイク・アインジガー 
Jose Pasillas ホゼ・パシーヤス
DJ Kilmore  DJキルモア
Ben Kenney  ベン・ケニー 


<Biography>
ヴォーカリストのブランドンと、ドラムのホゼは同じ小学校に通っていた。中学でギターのマイク、高校ではジャズバンドにいたベースのアレックスに知り合う。彼ら4人がバンドを結成したのは1991年、10年生(高1)の時であった。次第にL.A.近郊のクラブなどでプレイし始め注目を浴びるようになった彼らは、高校卒業後、1995年に自主制作アルバム “Fungus Amongus”でデビューした。

1995年 
*新メンバー、DJライフが加入。自分らの手でライヴ・ブッキング、フライヤー撒き、ダイレクト・メールの送信などを行い、地道なライヴ活動を行う

1996年 
*Epicと契約。メジャー・デビューEP “enjoy incubus”をリリース
*KORN、311,プライマスなどのサポートを務める

1997年 
*メジャー・デビュー・アルバム「S.C.I.E.N.C.E.」をリリース。クロスオゥヴァー・ロックの新世代の旗手として期待を担うようになる
*エレクトロニックとヘヴィ・ミュージックが衝突したサウンドトラック「Spawn The Album」に参加。

1998年 
*KORNやシュガー・レイ、ソウルフライ、リンプ・ビズキット等とツアー
*DJライフ脱退、新たにDJキルモアが加入
*KORNが主催し、全米でソールド・アウトを連発した巨大フェスティヴァル=ファミリー・ヴァリューズ・ツアーへ参加。この年だけで200以上のギグを行う

1999年 
*オリジナリティあるサウンドの構築を目指していた彼らが「自分を確立しよう!」と、まさに「メイク・ユアセルフ」と題したアルバムを発表(10月/プロデュースはREM、Nirvanaなどを手掛けたスコット・リット)。リリース直前にはブランドンとマイクがプロモーションのため来日したが、ブランドンは長い友達であったドレッドをバッサリと切り落とした。
*その後5週間に渡るPrimusとのアメリカ・ツアーに出る
*1stシングル“Pardon Me”が全米のラジオ/テレビでブレイク
*オジー・オズボーンが主催し、唯一ファミリー・ヴァリューズ・ツアーと並んでソールド・アウトを連発したフェスティヴァル=オズフェストに参加

2000年 
*2ndシングル“Steller”、3rdシングル“Drive”が立て続けに大ヒット(2001年7月にはビルボード・シングル・チャートの9位まで上昇)し、アルバムが全米でミリオン・セラーになる。バンドはワールド・ツアーを続ける

2001年  
*1月から5月までマリブ・ビーチのはずれにある超豪邸を借りきり新作のレコーディングを行う
*「メイク・ユアセルフ」が全米で200万枚を超えるセールスを記録
*サウンドトラック「Little Nicky」に曲提供
*6月から7月までヨーロッパ・ツアー。
*8月、ニュージーランド、オーストラリアを経て、日本での初ライヴをSUMMER SONIC ’01で行う。
*同時多発テロ直後の9/15と16日にニューヨークで予定されていたギグを行う。「インキュバスが暗い雰囲気のアメリカに光を灯した」と大変な好評を博した。この意味深いライヴは全米のメディアで大絶賛され、その後バンドはコンサートの収益金を「ニューヨーク市と今回の悲劇によって被害を被った人々への救済金」として寄付した。
*10月、4thアルバム「モーニング・ヴュー」リリース。全米初登場2位を記録。
*年内いっぱい全米ヘッドライン・ツアーを行う。

2002年 
*2月、初の単独日本ツアー決行。しかし、ブランドンが気管支炎になったため、予定されていた名古屋と川崎公演が中止に。2/25大阪ZEPP,3/1,2東京ZEPPのみ行う。
*10月末までワールド・ツアーを続ける。
*「モーニング・ヴュー」に続く新作の制作に入る。

2003年 
*1月、マイクとホゼが始めたサイド・プロジェクトThe Time Lapse Consortiumのデビュー・パーフォーマンスをLAのロキシーで行う。ゲストにThe Rootsのベン・ケニーが参加。
*4月、オリジナル・ベイシストのアレックス(ダーク)が脱退。フィラデルフィア出身のジャズ・ヒップホップ・ユニットThe Rootsのメンバーだったベンが正式メンバーとしてのちに加入。
*新作用に15曲書き上げる。
*7月、ロラパルーザ・フェスティヴァルに参加。フェス終了後、アトランタにて新作の制作に入る。
 映像作品『モーニング・ヴュー・セッションズ』日本盤リリース。
*10月、“ロラパルーザ”のライヴ・ブートレグ“LIVE AT LOLLAPALOOZA 2003”(☆)をネットのみでリリース。
*非営利団体The Make Yourself Foundation<www.renmanagement.com/incubus.htm>を設立。2004年の間に、バンド関連の活動~コンサート・チケット代、印税、オークションなど~の中から100万ドル(目標)を集め、チャリティ団体に寄付することになっている。
*12月、ブランドンによるアート本"White Fluffy Clouds"を公式ウェブwww.incubus.comで販売開始。

☆“Live For Life”ライヴ・コンサート・ブートレグ・シリーズ:バンドは今後も各国のツアーでのライヴ音源をthe“Live For Life”live concert bootleg seriesとしてネットでリリースしていき、その収益の一部はThe Make Yourself Foundationを通じてチャリティ団体に寄付される。

2004年  
*2月、メジャー4作目(通算5作目)『ア・クロウ・レフト・オヴ・ザ・マーダー』(★)リリース。8ヶ月以内にリリースされたロック・レコードの中で発売第一週目の最高セールスを記録(全米初登場2位)。1stシングル「メガロマニアック」が米オルタナティヴ・ラジオで最もスピンされたトラックになる。
*3月、ワールド・ツアーを日本からスタートさせる。日本武道館、ZEPP大阪、ZEPP福岡、名古屋ダイヤモンドホール公演を行う。
*5月、インターネットのみで販売し、チャリティ目的でもあるライヴ・ブートレグ・シリーズthe“Live For Life”live concert bootleg seriesの第二弾として日本ツアーのライヴ・アルバムを販売。

★「ア・クロウ・レフト・オヴ・ザ・マーダー」では『カーボン・ニュートラル/Carbon Neutral』という考え方を取り入れた。カーボン・ニュートラルとは、「様々な活動の中で発生する二酸化炭素排出量を、相殺あるいは吸収することでプラス・マイナス・ゼロの状態にすること」で、この活動には故ジョー・ストラマーやパール・ジャム、コールドプレイなども関わっている。「ア・クロウ~」CDブックレットには以下の文が記載されている。

「このCDでは「カーボン・ニュートラル」という考え方を取り入れています。二酸化炭素の排出は、地球温暖化の大きな要因の一つです。フューチャー・フォレストではこのCDの製造と販売にあたって発生する二酸化炭素の排出量を算出しています。その排出された二酸化炭素を補うためにインキュバスとフューチャー・フォレストは木に再吸収させるための植林を行います。インキュバスの植林に参加されたい方は、www.futureforests.com/Incubusまで」

2005年   
*1月、非営利組織MAKE YOURSELF FOUNDATIONを通じてスマトラ沖地震による被害者へ10万ドルを寄付。彼らが設立した非営利組織Make Yourself Foundationを通じてのもの。MTFの資金は、コンサートや公式ウェブサイトを通じて販売中の「ライヴ・ブートレグCD・シリーズ」などからの収益金を積み立て、寄付金を贈与している。
*2月、「ア・クロウ・レフト・オヴ・ザ・マーダー」に伴うツアー・ドキュメント映像作品『アライヴ・アット・レッド・ロックス+5』日本盤リリース。

2006年
*11月、アルバム『ライト・グレネイズ』リリース。全米初登場ナンバー1に輝く。各メンバーが新しい楽器を習得しマルチ・プレイヤーとなり、チャリティー活動や、その他のアート活動(写真、絵画、サウンドトラック制作など)を経て、各個性の表現力の可能性をさらに広げ完成させた名作。

2007年
*1月、全米No.1アルバム「ライト・グレネイズ」(2006年リリース)に伴うワールド・ツアーの模様をDVDにパッケージングした映像作品『ルック・アライヴ+2』日本盤リリース。