Gaijin a Go-Go
 ペトラ(ステージネーム:Kiku Kimonolisa)、サンフォード(Saiko Mikan)、ユウジ(Kinki Pajamamoto)、キャサリン(Mikasa S. Sukasa)、ジョン(Tatami Matt)の5人組ガレージ・バンド。



 結成は'99年。'60sTV番組の再放送、ゴーゴーミュージック、フランスやイタリアのヨーロピアン・ポップなどに影響を受けて育ち、日本に強い興味を持つペトラと、同様の趣味を持ち、さらにビートルズや'60sガレージバンド/モッズ・フリークのサンフォードの二人が、新聞のバンド募集広告を通じて偶然知り合ったのが結成のきっかけ。ポップでカラフルな音楽性に、'60s風モッドなヴィジュアル・イメージを取り入れ、日本語や日本のカルチャー的コンセプトのヒネリを加えた遊び心たっぷりの新しいバンドを始めようと意気投合、メンバーのマイナー・チェンジを繰り返しながら、現在の5人編成のバンドに発展する。NYのクラブを中心にギグを重ね、セルジュ・ゲンスブールのトリビュート・コンサートにも参加。2002年7月には日本のPUFFY(アメリカではPuffy Amiyumi)の北米ツアーのワシントンDC、NY、ボストン3公演のオープニングアクトをBleuと共に務めた。



 身長181cm、モデル経験もあるペトラは、NYの高級デパート"SAKS FIFTH AVENUE"のチーフ・ニット・デザイナーでもあるのをはじめ、サンフォードは脚本家、ジョンはグラフィックデザイナー、キャサリンはブックストアの店長、ユウジはクイーンズボロ・カレッジで電子音楽テクノロジーを専攻中、と全員がアナザー・サイドを持っている。インディーズ盤として2002年夏に自主リリースした3曲入マキシ・シングル("Hello Copycat")は、ジャケットから衣装まで全てメンバーの手作りであり、将来も音楽のみならず、ステージ衣装からジャケット、ビデオ制作、ステージ、マーチャンダイジング、さらに他のバンドのクリエイティヴプロデュースまで含めて積極的に関わっていきたいという大きな夢を持っている。



 ペトラは親交の深いレトロフューチャー・ラウンジ系アーティスト、Ursula 1000(www.ursula1000.com)の最新作『Kinda' Kinky』にもゲストヴォーカルとして参加(楽曲は"Riviera Rendezvous")、フランス語のアンニュイなライムを披露している。さらに、日本でのメジャー・デビュー・アルバムとなる本作のリリースタイミングでは、小西康陽プロデュースによる鉄腕アトム・トリビュート『そしてアトムは生まれた~"ATOM is born": the remixes』にも参加。メイントラックのゲストヴォーカルに抜擢されている。