3月19日、ボブ・ディランはデビュー60周年を迎える!
1962年3月19日にアメリカで発売されたデビュー・アルバム『ボブ・ディラン』は、本日、発売からちょうど60年を迎えた。今作は、1961年11月20&22日の2日間に渡り、ニューヨークで録音。そのうちの13曲がこの『ボブ・ディラン』に収録され、カバーが11曲と多いもののヴォーカルの豊かな表現力に60年を経た今も驚かされる。
ボブ・ディランのデビュー60周年を祝い、60年代の名盤を<ソニー自社一貫生産>で3か月に渡っての発売が決定した。4/27発売『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』、5/25発売『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』、6/22発売『ブロンド・オン・ブロンド』の計3Wを180g重量盤にてプレス。この三作品の歌詞対訳は佐藤良明氏で、リズミカルで一味違う新訳によりディランの詩の世界に新たなアプローチが生まれる。
尚、ボブ・ディランは現在全米ツアー中で4月14日オクラホマ・シティでの公演までが発表されている。5月10日には待望のボブ・ディラン・センターがオクラホマ州タルサにて開館。また、18年振りの自著『モダン・ソングの哲学』が日本では岩波書店から2022年度中に発刊される。
▾ 1962年のボブ・ディラン
3月19日 | デビュー・アルバム『ボブ・ディラン』発売。 |
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4月16日 | ガーディズ・フォークシティでつくったばかりの「風に吹かれて」など5曲歌う。 |
4月20日~23日 | ジェシー・フラーとミシガン州アンアーバーで歌う。 |
4月24、25日 | アルバム『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』のレコーディングをはじめる。 |
6月8日 | 恋人のスージー・ロトロがイタリアに旅立つ。 |
6月 | M・ウイットマーク&サンズ音楽出版社と契約。 |
6月28日~7月1日 | カナダのモントリオールのポプリで歌う。 |
7月2日 | モントリオールのフィンジャンクラブで11曲歌う。 |
7月9日 | アルバム『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』の2回目のレコーディング。 |
8月2日 | 正式にロバート・アレン・ジママンからロバート(ボブ)・ディランに改名 |
8月 | 故郷ミネアポリスに戻り、数曲を録音。 |
9月22日 | 「オールスター・フーテナニー」のメンバーとして初めてカーネギーホールで歌う。 |
10月5日 | ニューヨークのタウンホールで開かれた「トラヴェリン・フーテナニー」でトリを務める。 |
10月 | ギャスライトでライヴレコーディング。のちに『セカンド・ギャスライト・テープ』としてファンの間に広く出回っている。この音源の一部は2005年10月にスターバックス限定CD "Live At The Gaslight 1962 " として発売された。 |
10月26日 | アルバム『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』の3回目のレコーディングで初めてバンドといっしょに録音。 |
11月1日 | アルバム『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』の4回目のレコーディング。 |
11月14日 | アルバム『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』の5回目のレコーディング。 |
12月6日 | アルバム『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』の6回目のレコーディング。 |
12月14日 | 初シングル「ゴチャマゼの混乱」発売。 |
12月22日 | 初めてイギリスに行く。コーヒーハウスで歌ったり、BBCのドラマ『マッドハウス・オン・カースル・ストリート』に出演したりした。 |
商品情報
<LP>デビュー60周年に60年代の名盤。
『フリーホイーリン・ボブ・ディラン』
2022年4月27日発売
●完全生産限定盤 ●A式ジャケット ●解説・歌詞・新対訳付 ●180g重量盤
SIJP1001|¥4,180(税込)
公民権運動や反戦運動を通じて広く歌われ、ディランの名を一躍世界に知らしめたプロテスト・ソング「風に吹かれて」やアイルランド民謡をアレンジした「北国の少女」など、どの歌においても豊かなストーリーを紡ぎ出し、詩人としての才能を開花。フォーク時代の傑作にして、ディランの代表作の一枚。1963年作品。
SIDE 1
1. 風に吹かれて
2. 北国の少女
3. 戦争の親玉
4. ダウン・ザ・ハイウェイ
5. ボブ・ディランのブルース
6. はげしい雨が降る
SIDE 2
1. くよくよするなよ
2. ボブ・ディランの夢
3. オックスフォード・タウン
4. 第3次世界大戦を語るブルース
5. コリーナ、コリーナ
6. ワン・モア・チャンス
7. アイ・シャル・ビー・フリー
『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』
2022年5月25日発売
●完全生産限定盤 ●A式ジャケット ●解説・歌詞・新対訳付 ●180g重量盤
SIJP1053|¥ 4,180(税込)
初めてエレクトリック・サウンドを取り入れ、全米6位、全英1位を獲得し、“フォーク・ロック”のスタイルを確立した作品。代表曲のひとつである「ミスター・タンブリン・マン」はバーズによってカバーされ、全米シングル・チャート1位を記録した。60年代後半の激動期の幕開けを印象付けた名盤である。1965年作品。
SIDE 1
1. サブタレニアン・ホームシック・ブルース
2. シー・ビロングズ・トゥ・ミー
3. マギーズ・ファーム
4. ラヴ・マイナス・ゼロ/ノー・リミット
5. アウトロー・ブルース
6. オン・ザ・ロード・アゲイン
7. ボブ・ディランの115番目の夢
SIDE 2
1. ミスター・タンブリン・マン
2. エデンの門
3. イッツ・オールライト・マ
4. イッツ・オール・オーバー・ナウ、ベイビー・ブルー
『ブロンド・オン・ブロンド』
2022年6月22日発売
●完全生産限定盤 ●A式Wジャケット ●解説・歌詞・新対訳付 ●180g重量盤
SIJP1054-5|¥ 6,050(税込)
ロック史上初の2枚組となった今作は詩人とロックンローラーという、2つの個性が見事にブレンドされ、最高傑作と評される事が多い作品。LP片面すべてを使った「ローランドの悲しい目の乙女」など、創造性に溢れる意欲的な試みが随所で見られ、ロック史に大きな足跡を残した名盤である。1966年作品。
SIDE 1
1. 雨の日の女
2. プレッジング・マイ・タイム
3. ジョアンナのヴィジョン
4. スーナー・オア・レイター
SIDE 2
1. アイ・ウォント・ユー
2. メンフィス・ブルース・アゲイン
3. ヒョウ皮のふちなし帽
4. 女の如く
SIDE 1
1. 我が道を行く
2. 時にはアキレスのように
3. アブソリュートリー・スイート・マリー
4. フォース・タイム・アラウンド
5. 5人の信者達
SIDE 2
1. ローランドの悲しい目の乙女
『追憶のハイウェイ61』
第2版
●3月下旬より出荷予定 ●完全生産限定盤 ●A式ジャケット ●解説・歌詞・対訳付
SIJP1003|¥ 4,180(税込)