TRACK BY TRACK ~日本との関わり~
2013年ガリレオ・ガリレイや木村カエラなどのレコーディングで日本に長期滞在。日本にいるときに作った曲やインスピレーションを受けた曲が新作に収録。クリスはアルバム収録曲と日本とのかかわり合いをこう語った。
- Please Don't Forget Me
- “まだデモ段階の頃日本でガリレオ・ガリレイのイベントで初めてライヴ演奏したんだ。日本で初めて生音で出して聞いた時、あと日本のオーディエンスの反応を見た時、これはイケるかもと思った“
- Vice
- “「表参道コーヒー」に行く時、表参道を歩いてる時に歌詞のフレーズを想い付き、それがぐるぐる頭の中を回っていた。そのあとで曲として完成させたんだ”
- Backwards World
- “「逆の世界」という意味だけど、日本にいる時日本人の職人技に驚いたんだ。例えばとんかつの「とんき」。 切る人、揚げる、皆さんがそれぞれ誇りを持って仕事に没頭してる。威厳がある。日本のアーティストやスタジオの人もみなちゃんとしてる。アメリカの人たちは結構適当なんでね(笑)”
- Bad Break
- “この曲のビデオはカラオケ!日本でカラオケ行った時、流れている映像に驚いたんだ。なんでパンクの曲なのに、関係ない映像が流れてるの?って。とっても面白かったからそれをイメージして作った。映像はカラオケのカメラ・クルーから逃げてる、みたいなイメージなんだ”
- I'm Only Dreaming
- “弟がある晩送ってくれたインストゥルメンタルに合わせて、渋谷の小さなアパートで書いたんだよ”
「この2年間は日本を第2の故郷と呼んでいいほどの時間を日本で過ごしているからね。2013年と2014年は、ニューヨークと大体同じくらいの時間を 東京で過ごしたんだ。Galileo Galilei、菅野よう子、木村カエラといった素晴らしい日本のバンドやアーティストとの仕事で過ごしたこともあったし、純粋に日本を体験して、現地の友だちと過ごす時間もあった。日本にいるといつもインスピレーションを受けるんだ。世界の中でもお気に入りの場所のひとつだね。新作には日本で書いた曲もあるし、思い出がたくさん詰まって いる。10年後にこのアルバムをまた聴いてみたら、その時どこに居たとしても、きっと日本のことを思い出して、僕の心を日本に連れて行ってくれるだろうね」(クリストファー・チュウ)