ハワイでのロック・フェスに参加した2人を中心としたライヴ・セッション。 MHCP-819 
'72年作品。サンタナが新進のロック・バンドとして人気そして実力とも波に乗っていた頃、ハワイでのロック・フェスティヴァルでレコーディングされたライヴ作品です。この録音は、'71年の大晦日から新年にかけて行われましたが、その後スタジオで手が加えられて完成しました。ジミ・ヘンドリックスらとの共演で知られるバディ・マイルスの人脈とカルロス・サンタナ側のメンバーが合体したバンド構成で、ソウルフルなグルーヴとラテンのパーカッシヴなリズムが絡み合い、ご機嫌で熱のこもった演奏が楽しめる快作に仕上がっています。その内容を反映して全米ではTOP10入りするヒットを記録しました。
★ A式Wジャケット、インナースリーブ、ポスター付
★ 解説:福田真己
★ 歌詞・対訳付
J.マクラフリンと共演し、ヒンズー教とジャズへの傾倒を表出した話題作。 MHCP-820 
'73年作品。スリ・チンモイ師の教えに傾倒していた二人のスーパー・ギタリストが必然的に創造した精神性の高い意欲作。1曲目に彼らが選んだのは、コルトレーンの名作「至上の愛」。スピーカーの右チャンネルからはマクラフリンのギターが、左からはサンタナのギターが、唸りながら絡み合い、かわしながらも一体感を持って天に昇ってゆく・・・この二人だけが創造出来る音世界を繰り広げました。マクラフリンの常軌を逸するテクニック、サンタナのメロディアスなフレージングを支えたのはビリー・コブハム、ヤン・ハマーらの凄腕ミュージシャン。凝縮した音と緊張感ある演奏のみならず不思議な静けさも兼ね備えた奥行きある作品です。
★ E式Wジャケット、内袋付
★ 解説:ハル・ミラー、スリ・チンモイ
Jコルトレーンへの敬意を具現化すべく、彼の妻アリスと共演した異色作。 MHCP-821 
'74年作品。 コルトレーンの未亡人でハープ/オルガン奏者のアリス・コルトレーンと共演したインストゥルメンタル・アルバム。二人の精神世界を反映し、アルバム・タイトルから収録曲、アートワークに至るまで宗教色が強く漂っています。オーケストラを導入して生み出された厳かなサウンドが今作の大きな特徴で、サンタナ得意の情熱的なラテン・ロックは鳴りを潜め、ギターの音色が気持ちや感情の動きに合わせて微妙に変化し、伸びやかで唄うような美しいものになっています。又、ジョン・コルトレーンの魂が乗り移ったかのような曲もあり、ジャズと言うには異形の、多くの聴きどころのあるすぐれた作品です。
★ E式シングル・ジャケット、内袋付
★ 解説:岩浪 洋三
スリ・チンモイに傾倒し、宗教的な精神世界を表現した初のソロ・アルバム。 MHCP-822 
'79年発表。カルロス・サンタナは、これまでグループ活動以外はコラボレーションと言う形式をとってやってきましたが、今作は初のソロ・アルバム。彼の宗教に対する傾倒振りを快く思わないサンタナ・バンドのメンバーから批判があり、その表現活動をソロの中で実践した作品になります。そうした事で彼の作品中、最も宗教色の濃い内容と言えますが、円熟したギタープレイやエキゾチックな演奏等は聴きやすいものとなっています。それを象徴するようにアルバム・タイトル曲では、効果的に港のSEが流れ、泣きのギターが堪能できます。尚、LPでのA面にあたる前半は日本公演のライヴで、B面となる後半はスタジオ・レコーディングと言う構成になっています。
★ E式Wジャケット、内袋付
★ レーベルはLPを元にデザイン
★ 解説:ウイリーナガサキ
ジャズ界のスーパー・ミュージシャンを迎え白熱のプレイを繰り広げた大作。 MHCP-823* 
'80年発表。ソロとしては2枚目となり、LPでは2枚組で発表された充実の大作。サンタナ・バンドのメンバーに加え、ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター、ロン・カーター、トニー・ウイリアムスなどハイレベルのジャズ・ミュージシャンをバックに従え制作されました。マイルス・デイビスを意識したセッション作と言った見方もできますが、錚々たる凄腕の面々を過度に意識することもなくカルロスらしいラテン・フレイヴァー漂うロック系フュージョン作にまとまっています。緊張感のある白熱した演奏のみならず、お馴染みの説得力のあるギターソロも楽しめる出来となりました。
★ E式Wジャケット
★ オリジナルと同様2枚組
★ 解説:村井 康司
カルロスが影響を受けたルーツ・ミュージックをポップにまとめた快作 MHCP-825 
'83年発表。カルロス・サンタナが多大な影響を受けたアメリカン・ルーツ・ミュージックの名曲をギタリストとしての視点から取り上げた快作。自らの音楽的なバックボーンを素直に振り返った温かみを感じる出来上がりになりました。彼はブルースから多大な影響を受けそのキャリアをスタートさせましたが、ここではライトニン・ホプキンス並びにジョン・リー・フッカーに捧げた曲から、ウィリー・ネルソンを迎えたカントリーナンバーに至るまでを作っています。他にR&B、テックス・メックス、ラテン色の濃い曲が並んでいますが、このバラエティ豊かな音楽的素養を印象的にまとめたプロデューサーは、ジェリー・ウェクスラーとバリー・ベケットらです。
★ E式シングル・ジャケット、内袋付
★ レーベルはLPを元にデザイン
★ 解説:増渕英紀
前作の延長線上にあり、自分が聞き育った音楽を再確認するような快作。 MHCP-826 
'87年作品。前作の延長線上にあり、カルロス・サンタナが聞き育った音楽を振り返ったソロ4作目。ただし前作のように豪華なゲストを招いてコラボレートすると言った内容とは異なり、彼のギターを中心に据えて、たっぷりと聞かせるものとなっています。それは円熟味を増した伸び伸びとした演奏で、非常に質の高いもの。アルバムの最後に収められたアルバム・タイトル曲は、その情景を彷彿とさせながら、美しく響き渡る彼ならではサウンドで、グラミー賞のベストロックインスト部門を受賞。ソロとグループ表現の境界線があいまいな時期でしたが、アーティストとしてその充実振りを実証しました。
★ E式シングル・ジャケット、内袋付
★ 解説:増渕英紀
カルロス・サンタナがハービー・ハンコック、ウェイン・ショーターと来日公演が決定!!
『世界の子供たちの未来へ 〜 サンタナ・ハンコック・ショーター』
7月27日(水) 横浜アリーナ
7月29日(金) 長崎ブリックホール
7月31日(日) 大阪フェスティバルホール
8月1日(月) 大阪フェスティバルホール
8月2日(火) 広島厚生年金会館
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