デビュー40周年を迎えたドノヴァンのキャリアを、レーベルを超えてまとめた集大成です。 60年代半ばから70年代初期に至るまでの絶頂期の音源を中心にしたCD3枚には代表曲、シングル、モノ・ヴァージョンのみならず12曲の未発表を含めて全60曲を収録。 ボーナスDVDは、オープン・ロードのメンバーと共にギリシャを訪れ、島民を前に行われるライヴやヨットで演奏するドノヴァン、パーティーを終え旅立つ姿などをドリーミーに描いた貴重な映像作品。 アンソニー・ディカーティスの解説に数々のアーティストからのコメント、未発表の写真等を満載した豪華ブックレット付で、4枚のディスクと共にベルベット仕様の箱に収められています。 '46年、スコットランドのグラスゴーに生まれたドノヴァンは10歳の頃にロンドンへ移り、十代半ばにはギターを抱えて放浪しながら、クラブなどで歌うようになります。’65年「キャッチ・ザ・ウィンド」でレコード・デビュー、ボブ・ディランを意識したフォーク・ソングを得意としましたが、プロデューサーのミッキー・モストとの出会いにより転機を迎えます。CBSから‘66年に発売された「サンシャイン・スーパーマン」でロックに接近、大ヒット。 その後、イギリスに飛び火してきたサイケデリックな流れに乗り「メロー・イエロー」「バラバジャガ」「ハーディー・ガーディー・マン」等で幻想的な世界を描き独自の世界を作り上げます。こうした音作りやスタイルは、映画関係者からも興味をもたれ、音楽を担当するばかりでなく出演も果たすまでに至りました。 ドノヴァンの音楽スタイルは徐々にケルティックな志向が強まっていきますが、70年代も半ばを過ぎるとアメリカのマーケットを意識したせいか、かつてのようなマジカルさが薄れ、その存在は忘れ去られていきます。 しかしながら90年代に入り、ハッピー・マンデイズなどの新世代アーティストが彼に注目し話題になったのは記憶に新しいことです。フワームーヴメントを愛しヒッピー精神が宿っていた吟遊詩人、ドノヴァンは幻想的な精神世界を歌い綴りながら独自な世界を繰り広げたのです。 |
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『ゼア・イズ・アン・オーシャン』 家族、友人、オープン・ロードのバンド・メンバーと共にギリシャの島々を船で旅した模様を収録した1970年制作の未発表ドキュメンタリー。音楽と詩によるドノヴァンの世界にようこそ! 総再生時間:約35分 |
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DONOVAN 太陽に向かって:ドノヴァンの旅 2006/1/18発売 MHCP-916 ¥8,400(税込) 完全生産限定盤 ●レーベルを超えた未発表*の13曲を含む全60曲 ●デジタルリマスター ●このボックスでしか手に入らないDVD(未発表ドキュメンタリー、日本語字幕)付 ●豪華カラー・ブックレット(60P)付 ●解説:アンソニー・ディカーティス、渚十吾/歌詞/対訳付 |
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