SGT. HETFIELD'S MOTORBREATH PUB BAND
2008.9.10 IN STORES
SICP1945 ¥2,520 (tax in)
アルバム・タイトル曲の 1.に始まり「Blackened」と「Back In The U.S.S.R.」を足した「Blackend the U.S.S.R.」や「Harvester Of Sorrow」と「Helter Skelter」を足した「Helvester Of Skelter」、「Leper Messiah」と「Lady Madonna」を足した「Leper Madonna」、「...And Justice For All」と「All My Loving」を本当に足しただけの「...And Justice For All My Loving」(曲はもちろんAll My Lovingの激早ヴァージョン)など笑えるけど尋常じゃないこだわりのネーミングが続く。楽曲自体もマッシュ・アップしており、例えば「Helvester Of Skelter」では「Helter Skelter」を基調にしながらも所々に「Harvester Of Sorrow」のリフが出現するなど、半端じゃないこだわりでアレンジされていることに気付く。他にも「A Hard Days Night」のハードなヴァージョン「A Garage Dayz Nite」などなど、ビートルズとメタリカに対するこだわりと愛情が感じられるメタリカとビートルズを知っている人にとっては、パロディ満載でニヤりとしながらも、あまりのこだわりぶりに感動すら覚えるほど!メタリカ・ファン、ビートルズ・ファンは絶対楽しめる1枚です。
【Sgt.Hetfield's Motorbreath Pub Band】
ジェイムズの声激似!ビートルズの不朽の名作『Sgt.Pepper's Lonely Heart's Club Band』と同様アルバムのオープニングを飾る、アルバムタイトル曲は「それは今から20年前のこと。MOTORHEADがこのバンドに演奏の仕方を教えた・・・」だって!
【Revol-ooh-tion】
「Revolution」を高速で展開。ジェイムズの“歌以外の部分”での声が、歌以上に激しく似てる!
【Blackened The U.S.S.R.】
「Back In The U.S.S.R.」をMETALLICAの「Blackened」と合体。あまりにも見事な酒呑みソングに
【Sandman】
これまた見事なミックス!「Taxman」と「Enter Sandman」とミックス。BEATLESは同楽曲のなかで英国の重税を痛烈に皮肉っていたが、BEATALLICAはなぜかDOKKENを茶化してる。
【Helvester Of Skelter】
BEATLESの楽曲のなかでも、いわゆるメタル・バンドに取り上げられる頻度ではかなり高い部類に入る「Helter Skelter」と、「Harvester Of Sorrow」の合体
【A Garage Dayz Nite】
かなり乱暴な解釈による「A Hard Days Night」。“garage”という言葉はMETALLICAが1987年に発表したカヴァー集、『THE $5.98E.P.-GARAGE DAYS RE-REVISITED』にちなんだもの
【Anesthesia(I'm Only Sleeping)】
METALLICAの1stアルバムに収録されていたクリフ・バートンによるインストゥルメンタル曲、「(Anesthesia)-Pulling Teeth」が下敷き。「SEEK & DESTROY」のネタも後半随所に。
【Leper Madonna】
「Lady Madonna」を、「Leaper Messiah」の要素を混入させながら練り上げたもの。あのMADONNAの「Like A Virgin」とか「Like A Prayer」といった彼女の楽曲タイトルも、なぜか歌詞に混じってる。
【Ktulu (He's So Heavy)】
「I Want You(She's So Heavy)」をMETALLICAの第2作『RIDE THE LIGHTNING』に収録のインストゥルメンタル曲、「The Call Of Ktulu」と合体。
【For Horsemen】
「For No One」をMETALLICA風に再構築(もしくは破壊)したもの。タイトルは1stアルバムの『KILL ‘EM ALL』に収められていた「The Four Horsemen」と重なるが、特に盛り込まれているというわけではないみたい。
【Hey Dude】
言うまでもなく原曲「Hey Jude」を “スラッシュ・メタル推奨、ポーザー撲滅”系の作品に仕上げられている。前曲に引き続き歌詞で標的にされているWINGERが少々哀れに・・・。
【Sgt.Hetfield's (Reprise)】
アルバム『Sgt.Pepper's Lonely Heart's Club Band』と同じように表題曲のリプライズ。
【…And Justice For All My Loving】
本家ビートルズは「A Day In the Life」で荘厳にアルバムを締めるが、ビータリカはなんと「All My Loving」の激速ヴァージョン。1988年発表のアルバム『…AND JUSTICE FOR ALL』の表題曲と、単純かつ強引に“all”を共通項としながら連結しただけやん!?
上記の全13曲に加え、日本盤にはボーナス・トラックとして3曲のライヴ音源が追加収録。いやーライヴ見て〜!!