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収録曲

1. ロイ・オービソン/おお、プリティ・ウーマン
Roy Orbison/Oh, Pretty Woman (R.Orbison/B.Dees)
2. ジャニス・ジョプリン/ジャニスの祈り
Janis Joplin/Move Over (J.Joplin)
3. スライ&ザ・ファミリー・ストーン/ダンス・トゥ・ザ・ミュージック
Sly & The Family Stone/Dance To The Music (S.Stewart)
4. ボブ・ディラン/寂しき4番街
Bob Dylan/Positively 4th Street (B.Dylan)
5. ドノヴァン/サンシャイン・スーパーマン
Donovan/Sunshine Superman (D.Leitch)
6. ザ・バーズ/ミスター・タンブリン・マン
The Byrds/Mr. Tambourine Man (B.Dylan)
7. ラヴ・アフェアー/エヴァーラスティング・ラヴ
The Love Affair/Everlasting Love (D.Cason/B.Gayden)
8. ローラ・ニーロ/ストーンド・ソウル・ピクニック
Laura Nyro/Stoned Soul Picnic (L.Nyro)
9. ジョージィ・フェイム/ボニーとクライドのバラッド
Georgie Fame/The Ballad Of Bonnie And Clyde (M.Murray/P.Callander)
10. レナード・コーエン/スザンヌ
Leonard Cohen/Suzanne (L.Cohen)
11. ザ・サークル/レッド・ラバー・ボール
The Cyrkle/Red Rubber Ball (P.Simon/B.Woodley)
12. サイモン&ガーファンクル/冬の散歩道
Simon & Garfunkel/A Hazy Shade Of Winter (P.Simon)
13. ポール・リヴィア&ザ・レイダース/キックス
Paul Revere & The Raiders/Kicks (B.Mann/C.Weil)
14. フリートウッド・マック/ブラック・マジック・ウーマン
Fleetwood Mac/Black Magic Woman (P.A.Green)
15. ザ・マッコイズ/ハング・オン・スルーピー
The McCoys/Hang On Sloopy (B.Russell/W.Farrell)
16. アイズレー・ブラザーズ/イッツ・ユア・シング
The Isley Brothers/It's Your Thing (R.Isley/O.Isley/R.Isley)
17. マウンテン/ミシシッピー・クイーン
Mountain/Mississippi Queen (L.West/C.Laing/F.Pappalardi/D.Rea)
18. ブラッド・スウェット&ティアーズ/スピニング・ホイール
Blood, Sweat & Tears/Spinning Wheel (D.C.Thomas)
19. サンタナ/ソウル・サクリファイス
Santana/Soul Sacrifice (Santana Band)
20. マイク・ブルームフィールド&アル・クーパー/59番街橋の歌(フィーリン・グルーヴィー)
Mike Bloomfield And Al Kooper/The 59th Street Bridge Song (Feelin' Groovy) (P.Simon)


楽曲解説

1. ロイ・オービソン/おお、プリティ・ウーマン
 独特のハイ・トーン・ヴォイスとポップなサウンドで、60年代にヒット曲を連発していたロイ・オービソン。この曲は65年にリリースされたアルバム『オービソングス』に収録。ヴァン・ヘイレンのカヴァーや、映画『プリティ・ウーマン』の主題歌として使用されたことでも有名。
2. ジャニス・ジョプリン/ジャニスの祈り
 遺作となった71年作『パール』に収録。激しさとせつなさが同居した唯一無二の歌唱が強烈。60年代を象徴するロック・アイコンだった彼女が最後に遺した名唱である。アルバムは全米チャートで1位を獲得している。
3. スライ&ザ・ファミリー・ストーン/ダンス・トゥ・ザ・ミュージック
 68年発表のセカンド・アルバム表題曲。シングル・カットされ、全米チャート最高位8位を記録している。続く『ライフ』や『スタンド!』、『暴動』といったアルバムほどの突き詰め感はないが、ストレートなメッセージ性と高揚感あふれるリフレインが素晴らしい。
4. ボブ・ディラン/寂しき4番街
 エレクトリックなロック・サウンドを導入した「ライク・ア・ローリング・ストーン」(65年)に続いてシングルとしてリリースされたナンバー。全米シングル・チャートで最高位7位を獲得。オリジナル・アルバムには収録されず、『グレイテスト・ヒッツ第一集』(67年)にフィーチャーされたレアな一曲。
5. ドノヴァン/サンシャイン・スーパーマン
 66年発表のサード・アルバム表題曲。それまでの弾き語りメインのアレンジから一転して、サイケ色の強いカラフルなポップ・サウンドに変身、シングルは全米チャートでも1位に輝いている。ジミー・ペイジらデビュー前のレッド・ツェッペリンのメンバーがサポートで参加している。
6. ザ・バーズ/ミスター・タンブリン・マン
 ザ・バーズのデビュー・アルバム(65年)のタイトル・トラック。ソングライティングを手がけたのはボブ・ディラン。12弦ギターの響きと爽やかなヴォーカル・ハーモニーも印象的な1曲。全米チャート1位を獲得している。
7. ラヴ・アフェアー/エヴァーラスティング・ラヴ
 60年代末に登場したブリティッシュ・サイケ・ポップ・バンド、ラヴ・アフェアー。ロバート・ナイトのカヴァーであるこの曲(68年発表)は彼らの本格的なデビュー曲にして全英1位を獲得している。グロリア・エステファンやジェイミー・カラムらが後にカヴァーし、ヒットを記録していることでも有名。
8. ローラ・ニーロ/ストーンド・ソウル・ピクニック
 68年に発表されたセカンド・アルバム『イーライと13番目の懺悔』に収録。ポップなメロディ・ラインとR&Bフィーリングにあふれたグルーヴ感が印象的。また、この曲はフィフス・ディメンションがカヴァーし、全米3位を記録するヒットとなっている。
9. ジョージィ・フェイム/ボニーとクライドのバラッド
 ソウルフルなヴォーカルとグルーヴィーなオルガン・プレイで60年代後半の英国モッド・シーンで活躍したジョージィ・フェイム。この曲は映画『俺たちに明日はない』のサントラをカヴァーしたもので、全英チャートで1位を獲得している。オールド・タイミーなサウンドが心地いい1曲だ。
10. レナード・コーエン/スザンヌ
 60年代前半より詩人としての評価が高かったレナード・コーエン(カナダ出身)がシンガー・ソングライターとしてデビューを飾ったのが68年。この曲はその『レナード・コーエンの唄』の冒頭を飾る曲。ジュディ・コリンズに提供してヒットしていた曲をセルフ・カヴァーしたものである。
11. ザ・サークル/レッド・ラバー・ボール
 ビートルズのマネージャーだったブライアン・エプスタインの肝いりでデビューを飾ったザ・サークル。この曲は66年発表のデビュー・アルバムの表題曲で、ポール・サイモンの書き下ろし。シングルは全米チャート2位を記録している。ソフトなハーモニーも印象的な1曲。
12. サイモン&ガーファンクル/冬の散歩道
 コンセプチュアルな作風で彼らの最高傑作と評される通算4作目のアルバム『ブックエンド』(68年)に収録されたナンバー。フォーキーなイメージの強いS&Gの楽曲の中でも比較的ストレートなビート感を持つ楽曲。
13. ポール・リヴィア&ザ・レイダース/キックス
 元祖ガレージ・ロック・バンドとして近年再評価されつつあるポール・リヴィア&ザ・レイダース。この曲は66年発表のアルバム『ミッドナイト・ライド』に収録された彼ら最大のヒット曲。揃いの海賊ファッションも当時一世を風靡していたそうだ。
14. フリートウッド・マック/ブラック・マジック・ウーマン
 69年発表のサード・アルバム『聖なる鳥』に収録。ブリティッシュ・ブルース・ムーヴメントの牽引車的存在だった彼らだったが、この頃になると時代性を反映して、ジャンルに縛られないスタイルへと変化している。この曲は後にサンタナがカヴァー、彼にとっても代表曲となっている。
15. ザ・マッコイズ/ハング・オン・スルーピー
 リック・デリンジャーを中心に結成されたザ・マッコイズ。デビューと同時に全米ナンバー1ヒットとなったのがこの「ハング・オン・スルーピー」である。ギタリストとして大成した後のイメージ比べればはるかにアイドル然としたサウンドだが、その才能の片鱗は十二分に感じさせる。
16. アイズレー・ブラザーズ/イッツ・ユア・シング
 69年発表のアルバム『イッツ・アワ・シング』に収録。全米R&Bチャートで1位、ポップ・チャートでも2位を獲得するなど、彼ら最大のヒット・シングルである。このヒットでこの年のグラミー賞も受賞している。分厚いホーンをフィーチャーしたアッパーなサウンドが魅力。
17. マウンテン/ミシシッピー・クイーン
 レズリー・ウェストとフェリックス・パパラルディを中心に結成され、“ウッドストック”でも印象的なパフォーマンスを見せたマウンテン。この曲は70年発表のデビュー・アルバム『勝利への登攀』に収録された、彼らを代表する1曲。ハード・ロック時代の幕開けを告げる1曲と言える。
18. ブラッド・スウェット&ティアーズ/スピニング・ホイール
 フロント・マンがアル・クーパーからデヴィッド・クレイトン・トーマスに交代して制作されたセカンド・アルバム『血と汗と涙』(69年)に収録。シングル・カットされたこの曲は全米チャートで1位を獲得している。大編成による緻密なアレンジメントが実に個性的。
19. サンタナ/ソウル・サクリファイス
 69年にリリースされたデビュー・アルバムに収録。リリース直前には“ウッドストック”に出演、このとき演奏されたこの曲のライヴ・ヴァージョンも同名のサントラに収録されている。ラテン・パーカッションをふんだんにフィーチャーした荒々しいサウンドが魅力。
20. マイク・ブルームフィールド&アル・クーパー/59番街橋の歌(フィーリン・グルーヴィー)
 アル・クーパーが60年代後半にさかんに行っていたさまざまなミュージシャンとのセッション。この曲はマイク・ブルームフィールドと行ったライヴを収めた『フィルモアの奇蹟』(68年)に収録された、サイモン&ガーファンクルのカヴァー。大胆なアレンジメントとブルームフィールドの神がかり的なギター・プレイが素晴らしい。
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