私は、穏やかなクラシック音楽を、寝る前とかに聴くと、すごく心に浸透してきて落ち着く、ということがとても多いんです。クラシック音楽にはどろどろした曲もあるんですが、ヴィヴァルディの「春」みたいなさわやかなオーケストラ曲もたくさんあります。リラックスしたい時にはそういうものを聴くといいかなと思います。
── 生田 絵梨花
世代を超えたクラシックの歴史的名盤から時代を映す現代の話題盤までソニー・クラシカルが誇る素晴らしいアーティストたちの芸術を、最新技術による最高の品質とお求めやすい価格でお届けする『ベスト・クラシック100』。
古くはアナログLP時代に遡るこの人気シリーズの最新ヴァージョンをお届けします。
ソニー・クラシカルとRCAレッド・シールという、いずれも100年以上の歴史を誇る世界的な2大メジャー・レーベルの豊富なカタログから極め付きの名盤が100枚、勢ぞろいしました。
全タイトルを高品質CD『Blu-spec CD2』でリリースし、しかも盤面には『音匠レーベル』を採用することで内容的にも品質的にもまさに至高の100タイトルをご提供いたします。
グレン・グールド、ヨーヨー・マ、五嶋みどり、ヤッシャ・ハイフェッツ、アルトゥール・ルービンシュタインといったクラシック演奏史を綺羅星のごとく彩ってきた大スターたちの最高のパフォーマンスをはじめ、パーヴォ・ヤルヴィやクリスティアン・ティーレマン、ヒラリー・ハーンや樫本大進ら、21世紀の音楽界を担っている旬のアーティストの最新名盤も数多く収録しています。
クラシックの魅力がぎっしり詰まった『ベスト・クラシック100』。
どのアルバムにも、豊かで奥深い芸術の海が広がっています。
ごゆっくりお楽しみください。
ブルーノ・ワルター
ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」& 第6番「田園」
「田園」の第1楽章は有名な牧歌的なメロディですが、実は第4楽章で大変な嵐が来ます。そして第5楽章でまた晴れます。起伏に富んだ構成なので全体通して聞くべしです。
レナード・バーンスタイン
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」& 序曲「謝肉祭」ほか
この2曲はとにかく華やかでエネルギッシュ。テンションが上がります。途中静かできれいなメロディも入るので、そこも聴き所です。
レナード・バーンスタイン
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー & パリのアメリカ人 ほか
ジャズを取り入れた現代的でおしゃれな曲。
とても楽しく心が踊ります。
グレン・グールド
J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲(81年デジタル録音)
アニメ「時をかける少女」の劇中で、アリア、第1・4・12変奏の4曲が使われています。人と違った感性を持ったグールドの独特な演奏が織りなすバッハの世界が面白いです。
ウラディミール・ホロヴィッツ
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ「月光」「悲愴」「熱情」 ほか
それぞれ第1楽章だけでなく、第2楽章、第3楽章も聴き応えあります。とくに有名な「月光」の激しい第3楽章と「悲愴」の穏やかな第2楽章は対照的な2曲ですが、ともに心に響く名曲です。
ウラディミール・ホロヴィッツ
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 & ピアノ・ソナタ第2番
ピアノ協奏曲第3番は、ドラマティックで哀愁漂うメロディに吸い込まれそうになります。映画のBGMに流れていそうなイメージ。
アルトゥール・ルービンシュタイン
ショパン:バラード & スケルツォ(全曲)
ショパンのバラード、スケルツォは高校の時よく課題になっていたのですが、特に卒業試験で弾いたスケルツォは乃木坂センターと時期が重なって大変だったことを思い出します。私にとって「とにかく卒業させてー!」と無我夢中で弾く曲。
小菅 優
リスト:超絶技巧練習曲集
超絶技巧練習曲集 第4番 ニ短調「マゼッパ」はのだめがめちゃくちゃに弾いていたのが記憶に残っています。ピアニストの小菅さんは音楽教室の先輩で、一度演奏会にゲストで来てくださったことがあり、一緒に写真に写ったのが思い出。
横山 幸雄
グリーグ:ピアノ協奏曲 & 抒情小曲集
北欧の音楽はメロディがきれい。抒情小曲集は子供の頃「トロルドハウゲンの婚礼の日」を弾いて特に印象に残っています。
ヤッシャ・ハイフェッツ
メンデルスゾーン & チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ほか
ヴァイオリン協奏曲と言ったらまずこの2曲。
弦の奏でる旋律に心惹かれます。
1997年1月22日生まれ、みずがめ座、A型。乃木坂46第1期生メンバーとして、2012年にCDデビュー。センターも務めるなど乃木坂46の中心メンバーとして活動している。ドイツのデュッセルドルフで生まれ、5歳から東京で育った。3歳からピアノを始め、現在音楽大学に在籍中。生田の演奏による「君の名は希望」が2016年春より東京メトロ千代田線乃木坂駅の発車メロディとして用いられている。