■LSK 2001年1月ライブ来日 エピソード集!!■

●新年早々、新世紀早々の1月7日(日)に来日したLSKことLeigh Stephen Kenny(リー・スティーヴン・ケニー)とバンドのメンバーたち。お正月休みを海外で過ごした日本人の帰国ラッシュとぶつかったため、ロンドン・ヒースロー空港からの直行便が予約できず、地元リーズから、まず近隣のマンチェスターへ車で移動。その夜はマンチェスターに泊まり、翌朝、飛行機でフランクフルトへ。そしてフランクフルトで乗り換えて成田へ、という長旅となりました。東京のホテルに着いた一行は、ちょっと眠そうではありましたが、すぐ渋谷の街へショッピングに繰り出すほど元気でした。

●日本への到着日、1月7日は、Leighの妹、Rhianna(リアナ)の19歳のお誕生日でした。(ちなみに、その前日の1月6日は、Leighの娘、Ella Leigh(エラ・リー) ちゃんの4歳のお誕生日。)この夜、ショッピングが終了すると、全員で炭火焼肉のお店へ出掛けました。お腹もいっぱいになり、雪の中、ホテルに戻ろうとしていたところで、Leighが"KARAOKE"とローマ字でサインを出しているカラオケ店を発見してしまい、「カラオケやりた〜い!」という彼の希望で、そのまま、そのカラオケ店へ。みんなが「何を歌おうかな・・・」と歌本を見て延々迷っているので、スタッフがまず、LSKの"Roots (Fruit of Many)"をこっそり入力。自分の歌が日本でカラオケ配信されているとは夢にも思っていなかったLeighとバンドのメンバーはイントロが流れ出すと、ビックリ仰天でパニック状態に。LeighとRhianna、あわててマイクを握るも、興奮しすぎて、ちゃんと歌えませんでした。そこで、「もう一回、最初から!」と、再度やり直し。「とにかく、ビックリした。こんなに嬉しいことはないね!」と後でコメントしていたLeigh。でも、自分で書いた歌詞なのに、ずっと画面を見ながらでないと歌えないのが、カラオケならではというか・・・。"Roots"の後は、1時間半ほど、みんなでQueenやCraig Davidなどの曲を合唱し、さらにLeighはその後、一部のクルーと翌朝6時まで近くのバーで飲み明かしたそうです。Rhiannaは「とても楽しい誕生日だったわ」と言っていました。

●名古屋で訪れたラジオ局では、「前回プロモーションで来たときに、サッカーが好きだというDJの方がいたので、地元リーズ・ユナイテッドのサッカー・シャツをプレゼントしようと思って持ってきました」とお土産をプレゼント。律儀なLSK。

●前回の来日では、買い物にはかなり慎重だったLeigh。今回は、来日早々、オフの日やサウンドチェックの合間を利用して、ジャケットやらシャツやら、結構いっぱい購入していました。そして、それらを早速ステージで着ていました。また、今回も持参のビデオカメラを持ち歩き、あちこちで撮影をしていました。特に、街角の看板や、落書きなど、アートっぽいものに興味を示し、面白いデザインの看板やディスプレイがあると、必ず立ち止まってカメラを回していました。

●今回の滞在時に食べたもので気に入ったのは、渋谷の居酒屋で出てきたコロッケ。初めて食べて口に合ったらしく、「あのマッシュポテトを揚げたやつ、もう一皿!」と追加オーダーしていました。また、アスパラガスも日本で初めて食べたそうで(!)「アスパラガスって、食べたことないんだよねー。これって野菜だよね?」(←どう見ても野菜です)と言いながら、恐る恐る口に運んでいました。焼肉を食べるときは必ず白い御飯も一緒に注文するLeighですが、お茶碗に残り少なくなってくると、「ダメだ。箸だとすくえない。不作法だとは思うけど、手で失礼!」と言って、手で直接御飯粒をつかんで食べてました。やはり、お箸は使い慣れないと難しいようです。

●大阪で、Leighと仲間たちは、同じレーベル所属のバンド、Reefのライブを見に行きました。「ヴォーカルのGaryには一度だけ、ロンドンのレコード会社で偶然会ったことがあるんだ。ちょっと話をしたけど、すごくいい人だったね」とLeigh。ライブを見ての感想は、「とても盛り上がってたね。でも、Garyって、あんまりステージでしゃべらないんだね。ちょっと意外」とのこと。RhinnaとギターのDaveは、ちゃっかり楽屋にも潜入。RhiannaはドラムスのDominic、そしてDaveは、やはりギタリストということで、Kenwynのファンだとか。Reefのライブの後、一行は、会場近くにあるクラブへ。結局、晩御飯も食べずにここに4時間くらいいた模様。Leighは、地元のクラブ・キッズに混じって、延々踊っていました。そして、自分の好きなソウルやヒップ・ホップの曲がかかると、DJブースまで走っていき、親指を立てて「イエーィ!」とDJに合図を送るのでした。

●Leighは、名古屋・東京・大阪とも、ライブでの観客のリアクションには、かなり満足していた模様。一時、喉の調子が万全ではないときもあったようですが、毎回ライブが終わると上機嫌で、「日本には、また絶対戻ってきたい」と語っていました。