Evan         Jaron

Evan Lowenstein & Jaron Lowenstein

現在26才の双子兄弟のエヴァン(兄)とジャロン(弟)。アトランタで生まれ、少年時代は野球に没頭。セミ・プロ・チームに属して全米を試合で廻ったりもしたのだという。音楽に目覚めたのはエヴァンが先で13才のときにエルヴィス・コステロの「アリソン」を聴いて“一気に魅せられた”のだという。エヴァンは地元アトランタで学校の友達とバンドを組み楽器にものめり込んでゆく。一方ジャロンはケルアックやギンスバーグ等、ビート・ジェネレーションの作家や詩の世界にはまっており、本を読みあさっては自分で詩や文章を書いていたのだという。その後ジャロンがエヴァンのバンドに詩を提供するようになり、結局ジャロンも音楽の世界に入っていくことになる。現在では「一日6〜8時間くらい音楽に没頭してけどね(ジャロン)」ということ。

2人で最初のアルバムを作ったのは19才の時。自主制作でのアルバム“Live at Kalo's Coffehouse”というライヴ・アルバムでデビュー。ケイローズ(Kalo's)というコーヒー・ショップでDATでライヴ録音したものを一切の編集無しでリリース。「自分たちの原点」ということで今でも一番誇りにしているアルバムだという。取材中、フォトグラファーのスタジオにかかっていたジェフ・バックリィの写真を見て「彼の作品は本当に大好きなんだ!」と発言したジャロン。どんな音楽を聴いて来たのか2人に尋ねると、Beatles、Queen、Peter Gabriel、Beach Boys、Simon & Gurfunkle、Jackson Brown、James taylor 、Billy Joel、Bruce Springsteen、Tom Waits、U2、 …なんて人々の名前が挙がっていた。そして「忘れちゃいけない!」というようにジャロンが付け足したのは、パブロ・ネルーダ(詩人)、“ビート・ジェネレーション”〜ジャック:ケルアック、アレン・ギンズバーグ等の名前だった。