JACKET
debut album
evan and jaron / "evan and jaron"

エヴァン・アンド・ジャロン /「エヴァン・アンド・ジャロン」

2000.10.25 Release
SRCS-2371 \2,520(tax in)

琴線に触れる絶妙なメロディー・ライン
兄弟ゆえの見事な&絶妙なハーモニーに絡まるアコースティック・ギター
これぞまさしく「フォーク・オルタナティヴ・ロックの完成型」
全米大ブレイクを約束された恐るべきアルバムがここに登場!



ブラック・クロウズ、ブレンダン・オブライエン(プロデューサー/パール・ジャム、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン、Korn)等を輩出してきたロック・シティ=アトランタ出身のフォーク・オルタナティヴ・デュオ、エヴァン・アンド・ジャロン。作詞・作曲・演奏に加え、自らプロデュースもこなすシンガー・ソング・ライター/フォーク・オルタナティヴ・ロック・バンドである。
ソニー・デビューとなるこのアルバムはひたすら完成度の高い楽曲で埋め尽くされた息をのむ一枚。彼ら念願のTボーン・バーネット(ジャクソン・ブラウン、エルビス・コステロ、ウォールフラワーズ等)をエグゼクティヴ・プロデューサーに迎えて作り上げて作り上げた傑作アルバム。
尊敬する先輩アーティスト達から受け継いでいる確かなソングライター/ストーリー・テラーとしての資質。琴線に触れる絶妙なメロディー・ライン。兄弟ゆえの見事な&絶妙なハーモニーにアコースティック・ギターが絡まり、これぞまさしく「フォーク・オルタナティヴ・ロックの完成型」。
全米大ブレイクを約束された恐るべきアルバムがここに登場する。

1. Outerspace / アウタースペースWindowsMedia
(Jaron Lowenstein, Evan Lowenstein)RealPlayer
2. Ready Or Not / レイディ・オア・ノットWindowsMedia
(Evan Lowenstein, Dan Wilson)RealPlayer
3. Crazy For This Girl / クレイジー・フォー・ディス・ガールWindowsMedia
(Jaron Lowenstein, Jeff Cohen, Jaron Lowenstein)RealPlayer
4. Done Hangin' On Maybe / ダン・ハンギン・オン・メイビーWindowsMedia
(Jaron Lowenstein, Jeff Cohen)RealPlayer
5. The Distance / ザ・ディスタンスWindowsMedia
(Evan Lowenstein, Ty Lacy)RealPlayer
6. Wouldn't It Be Nice To Be Proud / ウドゥント・イット・ビー・ナイス・トゥー・ビー・プラウドWindowsMedia
(Evan Lowenstein, Jaron Lowenstein)RealPlayer
7. Pick Up The Phone / ピック・アップ・ザ・フォンWindowsMedia
(Evan & Jaron Lowenstein, Glen Ballard)RealPlayer
8. From My Head To My Heart / フロム・マイ・ヘッド・トゥ・マイ・ハートWindowsMedia
(Evan Lowenstein, Dave Bassett)RealPlayer
9. On The Bus / オン・ザ・バスWindowsMedia
(Evan Lowenstein, Dave Bassett)RealPlayer
10. You Don't Know Me / ユー・ドント・ノウ・ミーWindowsMedia
(Evan Lowenstein, Jaron Lowenstein)RealPlayer
11. Make It Better / メイク・イット・ベターWindowsMedia
(Evan Lowenstein, Jaron Lowenstein)RealPlayer
12. Could Fall / アイ・クッド・フォールWindowsMedia
(Evan Lowenstein, Billy Falcon)RealPlayer
13. Luckiest Of The Lucky Ones / ラッキーエスト・オブ・ザ・ラッキー・ワン
(Japan only Bonus Track)


Musicians

渋い(&凄い)人々が多数参加。とにかく錚々たるメンバーが並ぶこのアルバムだが、この人々は「プロデューサーに連れてこられた人々」ではなく、「彼ら自身がかねてから共演したいと思っていた人達」なのだという。エヴァンとジャロンが潜在的に持ち合わせている独特の音楽センスはもちろんだが、ここに並ぶミュージシャンの人選〜「実際に客演を実現させてしまう」というのも、その強運ぶりを顕著に物語る。実際、エヴァンとジャロンはギター、ピアノ、マンダリン、そしてドラムスとあらゆる楽器を操るのだが、「自分たちにはない色を曲に加えていきたい(ジャロン)」そして「音楽というのはシェアするのが重要(エヴァン)」というポリシーの下、次々とミュージシャン達にコンタクトしていったのだという。

●Tボーン・バーネット(T Bone Burnett)
 ミュージシャン且つプロデューサー。ボブ・ディラン、コステロ、最近では'96年のウォールフラワーズの大ブレイク・アルバム「Bringing Down The Horse」のプロデュースで知られる。

●ミック・フリートウッド(Mick Fleetwood)
 ご存じフリート・ウッドマックのリーダー/ドラマー。たまたま一緒に参加したコンサート・イベントで知り合い、ミックが彼らのステージを大変気に入ったことから、トントン拍子にニュー・アルバムでの客演参加が決定。「レイディ・オア・ノット」「ユー・ドント・ノウ・ミー」で参加。特に「ユー・ドント・ノウ・ミー」では、この曲に参加しているミュージシャン全員が「ミックが来るなら一緒に演奏したい」と言い出したために、最終的にこの曲のみセッションでライヴ録音されている。

●ジム・ケルトナー(Jim Keltner)
 彼らが尊敬する大先輩。ディラン、ジョン・レノンは誰もが知るところだが、最近ではフィオナ・アップルの「真実」でも一曲叩いていた。

●ダン・ウィルソン(Dan Wilson)
 セミソニックのヴォーカル/ギター担当の彼は「レイディ・オア・ノット」で曲の共作もしての参加。

●グレン・バラード(Glen Ballard)
 アラニス・モリセットのアルバム・プロデュースで有名な彼だが、エヴァン・アンド・ジャロンがメジャーと契約する前からの知り合い。グレン自身が自分でやっているレーベルから彼らのアルバムを出そうとしていたらしい。「ピック・アップ・ザ・フォン」で曲を共作。

●ジョン・メデスキー(John Medeski)
NYで活躍のジャズ・キーボーディスト。今回のアルバム全13曲中、「レイディ・オア・ノット」「ザ・ディスタンス」「ウドゥント・イット・ビー・ナイス・トゥー・ビー・プラウド」「メイク・イット・ベター」「アイ・クッド・フォール」の5曲で参加。

●マット・チャンバーリン(Matt Chamberlain)
現在の音楽シーンでは屈指のドラマー。エディ・ブリッケル・バンドで叩き、その後パール・ジャムの初代ドラマー。現在はクリッターズ・バギンでの活動を続けながらフィオナ・アップル・バンドの正式メンバーであり、ウォール・フラワーズのレコーディング・ドラマーでもあるという、引っ張りだこのミュージシャン。さらにジェフ・バクスター(Jeff Baxter/ドゥービー・ブラザーズ、スティーリー・ダン等で知られるギタリスト)のクレジットも見えるが共演した曲は不明。


Singer / SongWriter & Storyteller

ファースト・アルバムは完璧なるアコースティックアルバムで、「純粋にファンに提供することだけを目指してつくったアルバムだった」と振り返る。当時、月に2回コーヒー・ハウスでライブをやっていた2人だったが、彼らの音楽が知られるにつれてそのコーヒー・ハウスにファンが入りきれなくなったので、「みんなに聴いてもらおうと思って」レコーディングしたのだという。彼らが誇らし気に語るには「自主制作でのリリースながら、いまだに売れ続けている!」のだという。
しかし、彼らは当時を振り返って「ファースト・アルバムがライブ一発録りのものだったために“アコースティック=ストーリーテラー”みたいな純粋な”フォーク”のカテゴリーに入れられがちだったけれど、当時から僕たちが本当に目指していたのはロック/ポップだったんだ」と語る。

●ボーナストラック候補曲20曲以上!

彼らのアルバム制作過程は、「一枚アルバムを作るために50曲近く(!)書いて、その中からピック・アップしてゆく」ということらしい。ソングライターとして「常に今の自分の思いを曲にしたい。常に新鮮な自分を反映させていきたい。」と、レコーディングの為にスタジオ入りしてもソング・ライティングをストップすることは無いのだという。結果「今回も書いた曲の15曲〜20曲はアルバムにいれることができなかったな」ということらしい。今回、日本オンリー・ボーナス・トラックとして提供された「Luckiest Of The Lucky Ones」にしても、ボーナス・トラックの域を裕に超える名曲!
現在彼らが蓄えている「未発表曲」は、なんと200曲以上にのぼるという!

『でも、ソングライターってみな同じだと思う。世間に公開されていない楽曲をずっと溜めているものなんだ。レコーディングを始める時点では、これでもう十分だと思っているんだけど、いったんソングライティングをはじめてしまうと、こんな曲も必要、あんなタイプの曲も必要、っていうふうにどんどんやりたい曲が増えていってしまうものなんだよね。いつも曲を書いているけれど、ソングライターとして自分の今の思いを曲にすることが自分の定義につながり大切だと思っていて、それに、常にフレッシュなものをつくりたいと思っているからスタジオに入ったからといって曲作りをやめることはないんだよ。』
(エヴァン)


BUZZ!

シングル曲「Crazy For This Girl」が現在アメリカで大ヒット中。A/C、CHR、そしてTop40に至るまでフォーマットにとらわれない強力な楽曲と全米中で話題になっている。
アトランタからロスにベースを移した彼ら。現在アコースティック・ツアー中だが、ロスに居るときには今一番話題といっても過言ではないカフェ/ライヴハウス「Largo」(←ジョン・ブライオン、フィオナ・アップル、エイミー・マン、エリオット・スミスら、仲良し一癖&二癖アーティスト達が毎週金曜日になると大集結する超話題のクラブ。もちろん一般人も入れるが、観客にはトム・ペティー、REMのマイケル・スタイプといったあたりから、ホールのコートニー・ラヴまで「ロスにいる時にはちょっと覗く」業界人でも賑わう場所)でのライヴ等、デビュー前から既に話題に。
音楽性もさることながら容姿も目をひくエヴァン・アンド・ジャロンは、1999年新年号の“Vanity Fair”誌にてブルース・ウェバーの撮り下ろしでフィーチャーされたのを皮切りに、US“VOGUE”誌や“Interview”誌他での露出が早くも決定。

更に、9月第二週には全米人気お茶の間番組「ロージー・ショウ」に早くも登場。このプログラムは毎日放送されて毎日違ったゲストが登場するため、通常はパフォーマンスのみで終わるところが、番組ホストのロージーにいきなりゲスト扱いされてしまった彼ら。「ロージーが本気で押すと凄いことになる」というのは有名な話(最近で言うとメイシー・グレイの全米ブレイクに彼女が一役買っている)だが、既にロージーは“コテコテに”押し始めているらしい。要注目だ。

さらに10月から始まる「ドーソンズ・クリーク 新シリーズ」のサントラにも「クライジー・フォー・ディス・ガール」が収録されており、同サントラ盤(全米プラチナ売り上げる怪物サントラ)からのファースト・シングルもこの曲で決定。10月からの全米ラジオ攻勢も凄いことになりそうだ!!!