Darren Hayes

2002年3月12日　火曜日

ユーロスターに乗っている。この列車のこと、僕はずっと「チャンネル」、つまり「海底トンネル号」って呼んでた。いつ名前が変わったのかな？「チャンネル」って呼ばれてたことがそもそもあったのかな？それとも、僕がただそう思い込んでただけってことなのかな？それはともかく、ユーロスターは海の底を通ってパリとロンドンを結ぶ超特急で、空港でのチェックインのわずらわしさの手間がはぶける・・・とかなんとかいうのがキャッチフレーズだ。実際には、旅から旅の毎日の変化のなさをまぎらわしてくれる感じってところかな。ユーロスターに乗っていると、何だかアガサ・クリスティ原作の映画作品の中にいるみたいな気分になるんだ。
仲間の写真も何枚かアップしてみたよ。レコード会社にいる友達のジョアン、それからトロイにシャロン、スージーをごらんあれ。ええっと・・・それから、かの有名な塔と一緒に写ってるのが僕だよ。
アラニス・モリセットのニューアルバム“Under Rug Swept”をずっと聴いている。“so unsexy'”ってタイトルの曲が、すごく好きなんだ。彼女の書く詞は実に独特ですばらしいよね。残酷なほど率直だから、聴いている方の心をなごませるものがあるんだと思う。彼女が、このとてつもないアルバムの全曲を自分で書いてプロデュースしたっていうことに、ホントに感動している。それに、ギターだって弾いてるしね！！僕も何とかしてコードをいくつか覚えようと思って、今回のプロモーション・ツアーにギターを持ってきてるんだ。最後までずっと持っていくかはわからないんだけれども、でも、デニムを着てギターを持ってると、確かにかっこよく見えるんだよね。ハハハ。
パリでは信じられないようなすばらしい時間を過ごすことができたんだ。僕はシャンゼリゼ通りにあるVIPというクラブで、アコースティックで3曲演奏した。とてもリラックスしていて、非常に幸せな気分だった。実際問題、それまでの数週間がめちゃくちゃ忙しくてヘトヘトになっていたから、パリで一日休めて、この街の美しさを味わえたのはすばらしい経験だったよ。パリはホントに「愛の街」だよね。今回初めてエッフェル塔にも昇ったんだ。何年も前からフランスにはよく来てるっていうのにね。観光客みたいな気分を味わえて楽しかった。それから、アレック・K＜ケシシアン、ビデオ監督＞が何年も前に教えてくれたDiptyqueという香水のお店に行った。その店には、何世紀も前の製法に従って調合した、信じられないような香水があるんだよ・・・例えば、アレキサンダー大王がつけたのと同じ製法のものとか。ドイツに行ったときに僕は具合が悪くなっちゃったんだけど、そのときトロイとシャロンがすごくよく世話してくれたので、その店でちょっとしたお礼の品を買ったってわけだ。
オランダ・ミュージック・アワードではカイリー・ミノーグに会った。最優秀国際ヒット曲のプレゼンターとして、彼女に賞を渡したんだよ。彼女は、めちゃくちゃかわいい。いま僕が言ったこと、よくわかった？めちゃくちゃかわいいんだってば！！！
ええっと・・・僕の方からはそんなところかな。そろそろ、駅に着いちゃいそうだし。また、書くからね・・・。
追伸　3月6日　スウェーデンにて・・・。昨日のロンドンの「ペプシ・チャート・ショウ」の会場の外で待っていてくれたファン全員にめちゃくちゃ感謝してる。みんなホントに大好きだよ。垂れ幕も、カードも、花束も、そして、僕のことを思ってくれるみんなの気持ちも、全部全部愛してる。ホントにホントだよ！
愛をこめて
D

過去のJOURNAL

最新のJOURNAL