Darren Hayes

2002年11月12日火曜日

外の気温は、摂氏10度。午前７時。東京ではこの時間でもすでに、太陽が明るく照っている。ここ最近ずっとなんだけど、自分が絶え間なく時差ボケに悩まされているような気がするよ。実際のところ、僕がいま滞在しているのは、いったいどこの国なんだろう？ほんの二、三日前は、メキシコにいたばかりじゃなかったんだっけ？それで、その後、ヘルシンキに行ったところなんじゃなかったっけ？

それはともかくとして、日本に降り立つまでのフライトは、ホントーーーーに長かった。朝の５時半なんて時間にメキシコ・シティを出発しなくちゃいけなかったから、その日はもちろん、誰もベッドに入って眠ったりなんてことはしなかったよ。メキシコ・シティから4時間かけてダラスに到着して、それからさらに12時間も飛んで、やっと東京に着いたってわけ・・・それでもって、夜の7時にホテルに着いて、その次の日にはライヴをおこなうというスケジュールだった。そんなあれやこれやのハードスケジュールの苦労も、十分報われて価値のあるものになったと思うのは、それは、これはみんなが口をそろえて認めるところだと思うんだけれども、日本のファンが、世界中でいちばん親切で、そしてもっとも思いやりのある（もっとも礼儀正しい、というべきなのかな）オーディエンスであるからなんだよね。日本のファンは、僕たちが日本で彼らと一緒に時間を過ごしている、ただそのことだけでも、幸せを感じてくれていた。そんな日本のファンの反応が、ここにいたるまでのいろいろなことすべてを埋め合わせてくれるなって思えるんだ。

いま現在の僕は、自分でもホントにおもしろいなと思っちゃうような心理的状況になっている。なんというか、何年もの間、このアルバム「ＳＰＩＮ」をひっさげてツアーしているような気分を感じていたりするんだよね。今回の"Too Close For Comfort" ツアーのライヴはもうあと４回しかなくて、その後にやってくるお休みに、ものすごく期待しているところではあるんだけれど。なんだか、何百万年もの間、眠らないとダメみたいな気持ちになってきているんだ。お願いだから誰か、いま僕が口に出したこの願いを、僕のスケジュールにちゃんと入れておいてくれないかい？

それはまあさておき・・・、誰か一緒に朝ごはんを食べてくれる人を探しに、行ってくるね・・・。

愛をこめて
Ｄ

過去のJOURNAL