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darren hayes




2002年10月1日 火曜日

ケンブリッジにいる。ただいま、午前三時。ケンブリッジでの最後のライヴの会場 か ら戻ってくるバスを降りたばっかりのところで、僕の耳の中ではまだ、会場でのみ ん なの叫び声やなんかいろいろな音が鳴り続けているという感じなんだ。バスの中 で、 僕はDVDで『ロード・オブ・ザ・リング』を観ながら眠りにおちてしまっていた んだけれども、起き たら画面は戦争シーンに突入していて、ついでにバスも、今夜から泊まることにな る ホテルに着いていたというわけなんだ。

ええっと、いったいぜんたい、なんて言ったらいいんだろうか? ライヴでの演奏 な んだけど、日ごとにどんどんどんどん、よくなってきているという感じなんだよ ね。 そりゃあ、当然のこととはいえ、オーストラリアのライヴでは、のどがウィルスに や られちゃってる状態だったから、こわごわ歌ってて、かなりヘンな気持ちだっ た・・ ・。数日の間、いくつかライヴをキャンセルしなくちゃならなかったのはホントに 最 低な気分だったけれども、ありがたいことに、その数日間の休息のおかげで、病気 に 打ち勝つことができて、オーストラリアでの残りのツアー日程を無事終えることが で きた。ホント、オージーのみんなには、おおらかな、かつ熱心な気持ちで僕のライ ヴ に来てくれたことを、心から大大大感謝してるって言わなくっちゃいけな い・・・。 “Bless!”(ホントにどうもありがとう!)この言い方は、ローズ・バーン(彼女 はオーストラリア出身の女優で、“I MISS YOU”のビデオ・クリップに出ているよ・ ・・)の口調のマネなんだけどね・・・。・・・そうそう、“I MISS YOU”のビデオ の収録は、もう終わってるからね。それでもって、すごくいい感じにしあがって る。 イギリスではもうまもなく見られると思うし、アメリカでも、今年の終わりごろま で に、おそらくは次の月のはじめくらいに、お目見えすることになると思う。

ここ、イギリスに来てからは、僕もだいぶ調子を取り戻した感じがしてるんだ・・ ・。ライヴも全日程、ソールド・アウトになっているし・・・もっともっと追加公 演 をやってくれってせがまれてる状態なんだ(うーん、ちょっとそれは、ホントに無 理 な相談だと思うんだよね・・・)。とにかく、もろもろそういう感じなんだけど、 そ れってちょっと信じられないような状況だよね。僕はいまでも、ここイギリスのラ ジ オ局で、僕の音楽がこんなにも好調にオンエアされてるってことが、信じられない ん だよね。グラスゴーでライヴをやったときも、思わず、“僕のこれまでのキャリアに おいて、最高のライヴだ”ってつぶやいたのを人に聞かれちゃったんだけど・・・、 それもニューキャッスルまでの話だったんだよね・・・。ニューキャッスルでのラ イ ヴはホント、僕の人生でベストの出来だと思うし、オーディエンスもまったくもっ て すばらしかった。われながら、あっぱれ!

グラント・マーシャル(ああ、早くきみに会いたくてたまらないよ、ディレクター !)が明日到着する予定なんだけど、彼はライヴを数日間にわたってフィルムにお さ めて、いつの日かリリースできるように準備をはじめることになってるんだ。いま の 時点ではまだ、くわしいことをいろいろと言えるっていうわけじゃないんだけど。 た だシンプルに、ライヴを録画してみて、どうしていくかを決めるっていうことに なっ てるんだ。でも、今回のツアーの完成度には僕、ホントに自信を持っているとだけ は 言っておくよ。だから、映像のほうもきっと、臨場感あふれるものにしあがってい く んじゃないかと思うんだよね。

ええっと、僕からはそんなところかな・・・。
そろそろ寝なくちゃ・・・あと一つライヴをこなしたら、一日オフなんだ(やった ぜ !)・・・。そうそう・・・映画“My Big Fat Greek Wedding”(シカゴに住むギリ シャ移民の娘の結婚騒動を描いたロマンティック・ラブ・コメディ。残念ながら、 日 本公開は今のところ未定)は観ておいたほうがいいよ。すごくいいから。それに、 ジョーイ・ファトーンも出てるしね・・・彼はすばらしくって、それでもって、お か しいヤツなんだ(あとで僕にお礼を言うようにね、ジョーイ・・・!)。

福耳のみんな、じゃあね・・・。



キスキス、ダレン


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