darren
darren hayes




2002年7月21日 日曜日

というわけで、僕は中国に行くことになった。北京で来週おこなわれるミュージッ ク ・アワードで演奏するようにと、MTVから頼まれたからなんだ。中国に行くのは は じめてだ。ええっと、なんだっけ、・・・長城・・・、そうそう、万里の長城をぜ ひ、見なくっちゃね。すごく、かっこいいだろうと思うんだよね。

中国行きが終わったら、ツアーのリハーサルのために、オーストラリアに飛ぶ。家 族 や友達と一緒に、大好きなあの国で時間を過ごせることが、いまからホントに楽し み でならないんだ。

ロバート(彼と一緒に“Crush”を書いたんだよ)と、それからアンドリュー(音楽 ディレクター)と一緒に、ショーで演奏する曲のための新しいアレンジをやってい て、大変な一週間を過ごしたところ。近所に住んでる人たちは、僕が騒音を立て るっ ていって、ちょっと怒ってるんだ。だいたい、僕は家になんかいることがないんだ し、・・・それにさあ・・・、僕は音楽を書いて生計を立ててるっていうわけなん だ から、今週、必要なだけの騒音をまきちらせたならば、理論的には、『永久』にツ アーに出てしまえるんだからってことを、僕は彼らに言ってやらなきゃならなかっ た んだ。そしたら、僕とのかかわりあいなんていっさいなくなるってもんだろうか らっ て!! 歳をとっていて、インテリっぽいタイプの人たちっていうのは、ポップ・ ミュージックなんてものには理解がないもんなんだって、知ってたかい?

このまえ、『マイノリティ・レポート』(フィリップ・K・ディック原作、ス ティー ブン・スピルバーグ監督作品。トム・クルーズ主演、メリル・ストリープ共演。日 本 公開は12月7日の予定)を見たんだけれども、うれしいことに、スピルバーグに再 び、OK! よろしい! って、大きなサインを送ってあげたい気分になったよ。 念 のため書いておくと・・・、『A.I.』も、好きなことは好きだったんだよ。最 近 になってから、DVDを買って見たんだけれども、なんだか、スピルバーグ作品っ て いうよりは、スタンリー・キュービック・テイストって感じがしたもんで。まあ、 そ れって必ずしもそんなに悪いことっていうわけじゃあないんだけどさ。

そろそろ、行かなきゃ。しなくちゃいけないことが、たくさんあるんだ。アメリカ で 次にリリースするシングルの曲も選ばなくちゃいけないし・・・何曲か、リミック ス もやらなくちゃいけないし・・・新曲のビデオのための計画も立てなくちゃいけな い し・・・それから、ツアーのこと、いろいろ。ああ、ホントに現実に、ツアーがは じ まるんだね。待ちきれないよ。

元気でね・・・。 オーストラリアに着いたら、また手紙書くからね・・・。


キス、D


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