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映画『モンタレー・ポップ』4Kレストア版、ギターを燃やすジミ再び! (2024.01.22)

 「MONTEREY POP モンタレー・ポップ」ポスター画像

 

「ジミが火をつけたのは、ギターだけじゃなかった。」

ジミ・ヘンドリックスの多くのCDやビデオに付けられた、このコピーは言うまでもなくモンタレー・ポップ・フェスティヴァル最終日の出来事から生まれている。サンフランシスコの南に位置する港町で1967年6月16日から3日間に渡って開催されたモンタレー・ポップ・フェスティヴァルはジミ・ヘンドリックスにとって凱旋公演となった。ローリング・ストーンズのブライアン・ジョーンズの紹介によってステージ現れたジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスは、まだアメリカでの知名度は低いながらもメンバーの高揚感が伝わる気合の入ったステージを繰り広げる。そして、「ワイルド・シング」を演奏していた時の事だ。ステージにおいたギターにライターのオイルをかけ燃やすジミ、まるで生贄の儀式のように。このシンボリックなパフォーマンスはD・A・ペネベイカーによって撮影された映画『モンタレー・ポップ』によりロックファンに広く知られる事になる。ロックが音楽の主流となり文化や芸術に影響を及ぼす時代を迎えた頃の、象徴的な出来事となった。

ジミ・ヘンドリックスのみならず数々の名演を収めたドキュメンタリー映画『MONTEREY POP モンタレー・ポップ』の4Kレストア版が、1月25日(木)東京・シネクイントでの特別先行上映を経て、3月15日よりシネクイント、立川シネマシティほか全国で順次公開されることが決定。

 

予告編映像



https://youtu.be/n3e5wH4QFOY?feature=shared

 

■ 「MONTEREY POP モンタレー・ポップ」渋谷シネクイント特別先行上映

2024年1月25日(木)東京 シネクイント

開場 18:00 / 開映 18:30 / 終了 20:20(予定)

登壇者:立川直樹氏、ジョージ・カックル氏

税込料金:1900円均一

※全席指定席

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発見!未発表ライヴ『ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス:ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル1967』、11月10日世界同時発売! (2023.09.19)

ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス『ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル 1967』ジャケット写真

 

世界規模での名声を獲得する直前のヘンドリックスを記録した、歴史的ライヴ。この新たな音源は、公式リリースはもちろん、ブートレッグとしてもまったく世に出ていないものだ!

『ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス:ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル1967』の、ヴァイナル、CD、デジタルの各フォーマットでの発売が、11月10日に決定した。このアルバムに収められたパフォーマンスは、エクスペリエンスのデビュー・アルバム『アー・ユー・エクスペリエンスト?』の全米リリースのわずか5日前に行なわれたコンサートをライヴ録音したもの。ヘンドリックスと彼のバンドをほとんど知らないオーディエンスの前に立たざるを得なかった時期の、ほぼ最後のコンサートといえるだろう。それ以前の10ヶ月間を通じて彼らは、本拠地としていたイギリスとヨーロッパ諸国を制覇していたのだが、ハリウッド・ボウルに集まった17,000人超のロサンゼルスの音楽ファンは、ヘッドライナーのザ・ママス&ザ・パパスを観に来た人たちであり、ジミ・ヘンドリックスの衝撃的な演奏とショーマンシップに、まさに、度肝を抜かれた。そしてついに、その歴史的なライヴ・セットが、正式な形で世界に向けて公開されることとなったわけである。驚くべきことに、ここに収められた音源は1秒たりとも、これまではいかなる形態でも非公式なものでも、公開されていないものだ。

 

「キリング・フロア」



https://youtu.be/mYphqGDvsxg

 

 シアトル生まれのジミ・ヘンドリックスは、1966年9月、ロンドンに渡り、そこで、イギリス人ミュージシャンであるミッチ・ミッチェルをドラムス、ノエル・レディングをベースのリズム・セクションに迎えエクスペリエンスを結成している。そしてこの新バンドは、わずかな時間で大きな成功を手にしてしまう。シングル3曲がトップ10圏内に入り、連日のライヴ・パフォーマンスはどこでもオーディエンスを圧倒。ポール・マッカートニー、エリック・クラプトン、ジェフ・ベックといった大物たちからも絶賛されたのだ。イギリスでのこういった盛り上がりが、リプリーズ・レコードのチーフだったモ・オースティンの耳に届き、1967年3月には、ヘンドリックスの作品がアメリカでもリリースされることが決まる。そしてその3ヶ月後となる67年6月、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスは、ポール・マッカートニーからの熱心な推薦もあって、モンタレー・ポップ・フェスティバルのステージで、衝撃的なデビューをはたしたのだった。しかし、短時間で手にしたイギリスでの成功がすぐにアメリカでも再現されることはなかった。たとえば、最初の2枚のシングルは不発に終わっている。「ヘイ・ジョー」はチャートインすらしなかったし、「紫のけむり」は65位まで達しただけだった。『アー・ユー・エクスペリエンスト?』の全米リリースは8月下旬に予定されていて、まだしばらく先のこと。アメリカでの成功の手がかりを求めてエクスペリエンスは、サンフランシスコのフィルモアで5回連続のコンサートを行ない、つづけて、モンキーズの全米ツアーにオープニング・アクトとして同行しているのだが、ジミは9回ステージを務めただけでこの仕事を降りている。主役のモンキーズだけを求める若い熱狂的なファンたちの反応に嫌気がさしたからだ。この挫折のあと、なんとかライヴ・スケジュールをやり繰りしていたとき、ザ・ママス&ザ・パパスの中心メンバーで、モンタレー・ポップ・フェスティバルの共同プロデューサーでもあったジョン・フィリップスが、8月18日にハリウッド・ボウルで開催されるコンサートでオープニング・アクトを務めてほしいと、声をかけてきたのだった。

 

 ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスは、「紫のけむり」、「風の中のマリー」、まだ未発表の段階にあった「フォクシー・レディ」、「ファイア」といったオリジナル曲を強烈なパワーで演奏し、さらに、ビートルズの「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」、ハウリン・ウルフの「キリング・フロア」、ボブ・ディランの「ライク・ア・ローリング・ストーン」、トロッグスの「ワイルド・シング」、マディ・ウォーターズの「キャットフィッシュ・ブルース」など、彼らが大好きな曲を独自の解釈で聞かせている。しかし、観客の大半は、何ヶ月か前にザ・ママス&ザ・パパスを観るためのチケットを買った人たちであり、彼らとはまったく方向性が異なるジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスの音には馴染めなかった。長くポール・マッカートニーやエタ・ジェイムスのもとでギタリストとして働いたブライアン・レイも、目の前で展開されるパフォーマンスに衝撃を受けたオーディエンスの一人だった。「その日の観客が楽しみにしていたのは、ザ・ママス&ザ・パパス」。レイはそう振り返る。「ジミ・ヘンドリックスの曲は聴いていなかったし、彼の存在すら知らなかった。しかも、アーティストとしての彼の立ち位置はザ・ママス&ザ・パパスとはまったく異なっていた。伝えようとしていることも、身体が表現することも、すべての面で正反対だった。男がステージ登場してくる。バンドは3人だけで、彼らは全員アフロヘアー。ワイルドで、キラキラとした印象の、シアトリカルな衣装を身にまとっている。ジミが空気を切り裂くような音を弾く。大音量だけど、音楽的にも素晴らしい。そして彼は、フィジカルな表現を打ち出していく。股の下や背中でギターを弾き、口でも弾いてしまう。床に膝をつき、まるでギターと交わるような動きを見せる。頭を一撃された感じだったよ。なんというか、彼は人間の本能のすべてを表現している、そんな印象だった。美しくて、優雅で、セクシュアルで、暴力性と優しさが混在していた。一人の男を中心にしたバンドが、そのすべてを表現していたんだ。でも、オーディエンスの誰もが僕と同じように受け止めていたわけじゃない。僕と妹は「やられた!」って感じだったけれど、大半は、ちょっと拍手しただけ。なんとか理解しようとしていたんだろう」。

 つまり、あまり反応のよくないオーディエンスを前にしたライヴだったわけだが、モンキーズの前座を務めたときの経験で、ジミたちは鍛えられていた。彼らは、すぐ、強力なパフォーマンスに突入していったのだ。

 

 ザ・ママス&ザ・パパスの、唯一の生存メンバー、ミッシェル・フィリップスは、モンタレー・ポップ・フェティバルではじめてエクスペリエンスを観ている。「彼のことはなにも知らなかった」と、フィリップスは語る。「どんな演奏をする人なのか、想像もできなかった。だから、ライヴを観て、ほんとうに驚いたの。あんなもの、目にしたことがなかったから。大切な楽器にひどいことをする人なんて、私たちの周りにはいなかったけれど、彼はギターにライターのオイルをかけて、火をつけたのよ。とにかく衝撃だった。ロックの人たちのシアトリカルなパフォーマンスは経験がなくて、実際に目にしたのも、あのときがはじめてだったの」。しかしそれから数週間後、ハリウッド・ボウルのバックステージで彼と会ったフィリップスは、その魅力的な人柄の虜となってしまった。「大好きになっちゃったの」。ジェフ・スレイトは『ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス:ハリウッド・ボウル 1967』のライナーノーツで、そんな彼女の言葉を紹介している。「彼は紳士的で、可愛くて、とても愉快な人だった」。フォークが原点で、しっかりとした音程で美しいハーモニーを表現することを大切にしてきた彼女にとって、ロックのシアトリカルなパフォーマンスは受け入れがたいものだった。しかし、その考え方も一気に軟化していったのだ。

 ハリウッド・ボウルでのコンサートは、ザ・ママス&ザ・パパスにとって最後のステージとなった。一方、エクスペリエンスはこのあと一気にスターの座へと駆け上っていく。翌年にはもう、ヘッドライナーとしてハリウッド・ボウルのステージに立っているのだ。フィリップスはこう振り返る。「ほんのわずかな時間でジミ・ヘンドリックスは、誰よりも熱い注目を集める存在になっていたの」

 

エクスペリエンス・ヘンドリックスのチーム(ジェイニー・ヘンドリックス、ジョン・マクダーモット、エディ・クレイマー)は、これまで、この特別な意味を持つアルバムのリリースに向けて準備を重ねてきた。長くヘンドリクスのレコーディング・エンジニアを務めたエディ・クレイマーが新たに発見された音源を修復し、グラミー賞受賞3回のクリエイター、バーニー・グランドマンがマスタリング・エンジニアを務めた。アルバム『ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス:ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル1967』は、CDと、オーディオファイル・グレードの音質で、ナンバリングも施された150グラム・ヴァイナル盤でリリースされる。ブックレットに掲載された写真は、エド・カレフ、ヘンリー・ディルツ、アレン・デイヴォウらが当日撮影したもので、いずれも未発表。ライヴ・パフォーマンスだけでなく、バンドのメンバーがザ・ママス&ザ・パパスや、シーン・メイカーだったロドニー・ビンゲンハイマー、マネージャーのチャス・チャンドラーらと語りあう様子も収められている。

 

 

商品情報

ジミが火をつけたのは、ギターだけじゃなかった。

ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス

『ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル 1967』

THE JIMI HENDRIX EXPERIENCE Hollywood Bowl August 18, 1967

ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス『ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル 1967』ジャケット写真

2023年11月10日世界同時発売★英文解説の完全翻訳・歌詞・対訳付★SICP6552★定価:¥2、640(税込)

 

収録曲

1.イントロダクション

2.サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド

3.キリング・フロア

4.風の中のマリー

5.フォクシー・レディ

6.キャットフィッシュ・ブルース

7.ファイア

8.ライク・ア・ローリング・ストーン

9.紫のけむり

10.ワイルド・シング

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メディア情報更新(テレビ東京系列全国9局ネット「開運!なんでも鑑定団」) (2023.06.16)

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海外で11月上旬に刊行された『JIMI』。その内容に興味が募るが、ジミ・ヘンドリックスの日本盤解説翻訳でお馴染みの大友博氏からレビューが到着! (2022.12.01)

JIMI画像

 

 “Jimi would have turned 80 years old”

ここのところ、ネット上や雑誌などでそういった文をよく目にされてきたのではないだろうか。そう、今年2022年11月27日は、ジミ・ヘンドリックス=ジェイムズ・マーシャル・ヘンドリックスの(もちろん、52年前に急逝していなければ、ということではあるが)、80回目の誕生日だった。11月上旬にアメリカのクロニクル・クロウマ社から出版された『JIMI』は、そのいわゆる生誕記念日にタイミングをあわせて編集が進められてきたものだ。著者は、ジミの妹で、エクスペリエンス・ヘンドリックスL.L.C.のCEOを務めるジェイニー・ヘンドリッス(父アルが60年代半ばに再婚した女性アヤコ・フジタの娘)と、プロデューサーとして長くヘンドリックス音源の再編集プロジェクトや映像作品に関わってきたジョン・マクダーモット。A4とB4の中間ぐらいのサイズで、約320頁。ずっしりと重く、表紙は板のように硬いその感触から、関係者たちの熱い想いが伝わってくる、存在感たっぷりの本だ。

 

 底本となっているのは、ジェイニーとジョンがやはり共著の形で2007年に発表していた『An Illustrated Experience』。生誕80周年に向けた新たな序文など、細部に手が加えられ、大量の写真、手書きの歌詞やアイディアの断片、雑誌や新聞の記事、ポスター、チケットなどとともに、あらためて、ジミ・ヘンドリックス27年の生涯を生きいきと描き出している。データ的な資料に偏することなく、また、よくある後日談のようなものは一切排し、丁寧に収集・整理されたヴィジュアル素材とともにジミの物語を紡いでいく執筆・編集姿勢には好感を持った。

 

 ジミ本人、家族、友人、バンド・メンバー、エディ・クレイマーをはじめとする制作関係者らが残した言葉はもちろん、彼のレガシーを如実に物語るものとして大物アーティストたちの証言もたっぷりと紹介されている。そのうちの、マイルス・デイヴィスやボブ・ディラン、デイヴ・グロールやドレイクなど興味深い顔ぶれの発言のエッセンスが、シンプルながらインパクトのあるレイアウトでクローズアップされていて、それがとてもいい効果を生んでいるようだ。

 生誕80年の年にあらためて振り返るジミ・ヘンドリックスの生涯。1960年代後半の、あの激動の時代を駆け抜けるように生き、わずかな時間で幾多の名曲、名演を残し、人知れず苦悩を抱えながら夭逝した男の物語を、僕は、これからも何度か読み返すだろう。そして、そのたびに、新たな発見と出会うことになるはずだ。

 

大友博

 

 

祝生誕80周年、ワン・ダイレクションの元メンバーであるゼインとジミとのコラボ曲「エンジェル」



https://youtu.be/PiN1q6IcxNw

 

?11月18日発売新譜『ライヴ・アット・ザ・LAフォーラム』の詳細はこちら

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11月27日はジミ・ヘンドリックスの誕生日で、生きていたら80歳。 (2022.11.27)

ジミ・ヘンドリックス&ゼイン「エンジェル」ジャケット写真

 

日本における昔ながらのお祝い事で還暦(60歳)の時は赤いちゃんちゃんこだが、傘寿(80歳)の場合は紫色のちゃんちゃんこを身に着けて祝う事になっている。ジミで紫色と言えば「紫のけむり」で、1967年に発売されたこの2枚目のシングルはイギリスで3位を記録するヒットとなりジミの代表曲になった。サイケデリックな60年代に持てはやされた「紫のけむり」を18日に発売になった新譜『ライヴ・アット・LAフォーラム』から、傘寿記念に聴いてみよう。

 

「紫のけむり」



https://youtu.be/WDSlbFjTYBg

 

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生誕80周年を祝して、ワン・ダイレクションの元メンバーであるゼインがジミ・ヘンドリックスとのコラボ曲を発表!ジミとその音楽を敬愛し心から讃えるゼイン。ジミの伝説的な名バラード「エンジェル」のオリジナル・インストゥルメンタルにゼインがヴォーカルで新たな息吹を吹き込み、時空を超えた「エンジェル」の新ヴァージョンを完成させた。

 

ジミ・ヘンドリックス&ゼイン「エンジェル」


https://youtu.be/PiN1q6IcxNw

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メディア情報更新(レコード・コレクターズ2022年12月号) (2022.11.21)

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ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス『ライヴ・アット・ザ・LAフォーラム』、完全な形で本日発売! (2022.11.18)

ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス『ライヴ・アット・ザ・LAフォーラム』ジャケット写真

 

1969 年、LAフォーラムでの超満員の熱狂的な観客を前に、オリジナル・ラインナップ(シンガー/ギタリスト:ジミ・ヘンドリックス、ドラマー:ミッチ・ミッチェル、ベーシスト:ノエル・レディング)が聞かせた素晴らしいパフォーマンスをとらえたもので、この音源が完全な形で発表されるのは、はじめてのこと。またこのアルバムは、ジミ・ヘンドリックスの生誕80周年(11月27日)にタイミングをあわせて発売された。

 

「紫のけむり」、そして「ヴードゥー・チャイルド(スライト・リターン)」とクリームの「サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ」の17分に及ぶ圧倒的なメドレーを含む1969年の伝説的ライヴ・パフォーマンスが遂に公式発売!

 

「紫のけむり」



https://youtu.be/WDSlbFjTYBg

 

「ヴードゥー・チャイルド(スライト・リターン)」〜「サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ」


https://youtu.be/dCrRLNeHyHY

 

?『ライヴ・アット・ザ・LAフォーラム』の詳細はこちら

 

このライヴを観ていたZZトップのビリー・ギボンズがギターマガジンのインタビューに応えた!

?ビリー・ギボンズ回顧録「ジミ・ヘンドリックスの衝撃と友人としての思い出」はこちら

 

 

商品情報

ジミが火をつけたのは、ギターだけじゃなかった。

ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス

『ライヴ・アット・ザ・LAフォーラム』

THE JIMI HENDRIX EXPERIENCE LOS ANGELES FORUM: APRIL 26, 1969

ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス『ライヴ・アット・ザ・LAフォーラム』ジャケット写真

好評発売中★英文解説の完全翻訳・歌詞・対訳付★SICP6490★定価:¥2、640(税込)

 

収録曲

1.イントロダクション

2.タックス・フリー

3.フォクシー・レディ

4.レッド・ハウス

5.スパニッシュ・キャッスル・マジック

6.星条旗

7.紫のけむり

8.今日を生きられない

9.ヴードゥー・チャイルド(スライト・リターン)

10.サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ

11.ヴードゥー・チャイルド(スライト・リターン)

 

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ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス『ライヴ・アット・ザ・LAフォーラム』、完全な形で11月18日に公式発売! (2022.09.08)

ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス『ライヴ・アット・ザ・LAフォーラム』ジャケット写真

 

1969年4月26日、ロサンゼルス・フォーラムでのザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス公演を収めたアルバム『ライヴ・アット・ザ・LAフォーラム』が、生誕80周年を目前に控えた11月18日にリリースされる。

 

「紫のけむり」、「ヴードゥー・チャイルド(スライト・リターン)」とクリームの「サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ」の17分に及ぶ圧倒的なメドレーを含む1969年の伝説的ライヴ・パフォーマンスが遂に公式発売となる!

 

11月18日、ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのアルバム『ライヴ・アット・ザ・LAフォーラム』を、CD、デジタル・プラットフォーム、ヴァイナル2枚組(輸入盤のみ)の3フォーマットでのリリースが決まった。1969 年、超満員の熱狂的な観客を前に、オリジナル・ラインナップ(シンガー/ギタリスト:ジミ・ヘンドリックス、ドラマー:ミッチ・ミッチェル、ベーシスト:ノエル・レディング)が聞かせた素晴らしいパフォーマンスをとらえたもので、この音源が完全な形で発表されるのは、はじめてのことだ。またこのアルバムは、ジミ・ヘンドリックスの生誕80周年(11月27日)にタイミングをあわせてリリースされるものでもある。

 

アルバムからの先行トラック「今日を生きられない」



https://youtu.be/G5w3tbjUU4M

 

1967年から68年にかけて発表された3枚の傑出したアルバム(『アー・ユー・エクスペリエンスト』、『アクシス : ボールド・アズ・ラヴ』、『エレクトリック・レディランド』)の驚異的な成功もあり、ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスは、ロックの世界を代表するライヴ・アクトとしての地位を確かなものとしている。バンドへの関心や興味が急速な勢いで高まっていったわけだが、ちょうどそのころ、アメリカ各地で、スポーツ・イベントのためのアリーナ建設が進められていた。そのなかの一つが、カリフォルニア州イングルウッドのロサンゼルス・フォーラム。設計を担当したのは、著名な建設家チャールズ・ラックマン(ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンの建て替え工事にも関わった)。1967年、ロサンゼルス・キングス(ホッケー・チーム)、ロサンゼルス・レイカーズ(バスケットボール・チーム)の本拠地としてオープンしたLAフォーラムは、多目的施設であり、すぐにコンサート会場としても使われるようになる。アレサ・フランクリンは、もっとも早い時期にLAフォーラムでコンサートを行なったアーティストの一人で、彼女がステージに立ったのは、1968年1月。同年10月には、フェアウェル・ツアー中のクリームがLAフォーラムでコンサートを行なっていて、このときのオープニング・アクトはディープ・パープルだった。そしてザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスがLAフォーラムにやって来たのは、1969年4月26日。オープニング・アクトはシカゴ・トランジット・オーソリティ(このあとすぐ、シカゴと名を改める)と、ヘンドリックスと同じマネージメント事務所に所属していたキャット・マザー&ジ・オール・ナイト・ニューズボーイズ。フロア・シートの料金は6ドル50セント(現在の貨幣価値では51ドル20セント)だった。

 

エクスペリエンスは、その卓越したインプロヴィゼーション能力をお気に入りの「サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ」で示した!

ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスがロサンゼルス・フォーラムで強烈なライヴを聞かせたその日までに、コンサート会場での音響は、ビートルズが野球場を回っていた時期と比べると、劇的に進化していた。ところが、観客のコントロールに関してはまだ問題山積だった。実際ジミは、曲間で、ステージに駆け寄らないようオーディエンスに訴えかけているのだ。警察官の数も半端ではなかったようで、ジミは「紫のけむり」の歌詞を“Scuse me while I kiss the policeman !”と変えて歌ったりしている。また「スパニッシュ・キャッスル・マジック」は“そのあたりにいる私服警官と間抜けども”に捧げられたものだった。彼はそれぞれの曲を、意味のあるイベントにまで高めていたのだ。また彼は、ヒットした曲だけでセットをまとめるようなことはしなかった。LAフォーラムでのアプローチはそういった姿勢の典型的な例で、「フォクシー・レディ」などのよく知られた曲と、『アー・ユー・エクスペリエンスト』収録の「今日を生きられない」や、この時点ではアメリカでは未発表だったオリジナル・ブルース「レッド・ハウス」をブレンドさせたりしている。そのブルースに関して彼はこう語っていた。「なにがアメリカのソウルなのかと、みんな知りたがっている。モータウンと答える人も多いだろう。でも、アメリカのソウルは、こういうものなんじゃないかな」。それだけではなく、彼らは、「タックス・フリー」という、まったく知られていない曲のカヴァーでコンサートをスタートさせているのだ。スウェーデンのデュオ、ハンソン&カールソン(ボ・ハンソンとヤン・カールソン)が1967年に発表したインストゥルメンタル曲で、エクスペリエンスはLAフォーラムの前年、ストックホルムでのコンサートで彼らと知りあっていた。このLAフォーラムでの、ヘンドリックスらしさを強く感じさせるもう一つのハイライトが、独自の解釈によるアメリカ国家「星条旗」。4ヶ月後のウッドストックでロックの正典となるあの曲の、初期のヴァージョンをここで演奏していたのだ。「我々をずっと洗脳してきた曲だ」。アメリカが政治的混乱状態にあったあの時期に、ジミは痛烈なメッセージを投げかけていたのである。LAフォーラムでのパフォーマンスを締めくくるのは、「ヴードゥー・チャイルド(スライト・リターン)」と「サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ」の圧倒的なメドレー。クリームの「サンシャイン〜」はエクスペリエンスが気にいっていた曲で、彼らの卓越したインプロヴィゼーション能力をライヴで示す、完璧な素材ともなっている。

 

このライヴを観ていたZZトップのビリー・ギボンズが序文を寄稿。

ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのLAフォーラム公演は、ウォーリー・ハイダーとビル・ハルヴァーソンによってライヴ録音され、長くヘンドリックス作品のプロデュースとエンジニアリングを手がけてきたエディ・クレイマーが、今、最高の音質でリミックスを完成させた。プロデューサーは、エクスペリエンス・ヘンドリックスL.L.C.のCEOで、ジミの妹でもあるジェイニー・ヘンドリックス、クレイマー、そして、エクスペリエンス・ヘンドリックスの依頼を受けてヘドリックス作品に管理に携わってきたジョン・マクダーモット。ライナーノーツを執筆したのは、LAタイムズの元スタッフ・ライターで評論家としても活躍するランディ・ルイス。序文は、ZZトップの前身バンド、ムーヴィング・サイドウォークスの時代にエクスペリエンスのツアーに参加した経験があり、実際にLAフォーラムのライヴも観ていたビリー・ギボンズが書いている

 

アルバムと同じくジミ・ヘンドリックス生誕80周年の月に発売されるものとして、『JIMI』がある。クロニクル・ブックス傘下のクローマが11月15日に出版する『JIMI』は、ジェイニー・ヘンドリックスとジョン・マクダーモットの共同作業から生まれたもので、ヴィジュアル面も重視しながらジミの生涯と音楽を包括的にまとめた作品となっている。マクダーモットは、『アン・イラストレイテッド・エクスペリンス』などこれまでの著書に加筆。ジェイニーは新たにイントロダクションを執筆。豊富な資料を生かした決定版のバイログラフィーに加え、完全未発表のものも含む貴重な写真類、個人的な記念アイテム、歌詞なども収められている。さらに『JIMI』では、ポール・マッカートニー、ロン・ウッド、ジェフ・ベック、レニー・クラヴィッツ、エリック・クラプトン、ドレイク、デイヴ・グロールといった大物ミュージシャンたちが、ヘンドリックスの功績、時代を超えた影響力の強さについて語る言葉も紹介されている。

 

 

商品情報

ジミが火をつけたのは、ギターだけじゃなかった。

ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス『ライヴ・アット・ザ・LAフォーラム』

THE JIMI HENDRIX EXPERIENCE LOS ANGELES FORUM: APRIL 26, 1969

ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス『ライヴ・アット・ザ・LAフォーラム』ジャケット写真

2022年11月18日世界同時発売★英文解説の完全翻訳・歌詞・対訳付★SICP6490★定価:¥2、640(税込)

1.イントロダクション

2.タックス・フリー

3.フォクシー・レディ

4.レッド・ハウス

5.スパニッシュ・キャッスル・マジック

6.星条旗

7.紫のけむり

8.今日を生きられない

9.ヴードゥー・チャイルド(スライト・リターン)

10.サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ

11.ヴードゥー・チャイルド(スライト・リターン)

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今年も9月18日を迎えた。ジミ・ヘンドリックスが突然帰らぬ人となってから51年・・・今も決して色あせず革新的な存在であり続ける。そんなジミに多面的にアプローチしたムック本が好評発売中だ。  (2021.09.18)



 

■ジミ・ヘンドリックスの特集記事を1冊にまとめた総集版!

ギター・マガジン40年の歴史で行なったジミ・ヘンドリックスの特集記事を1冊にまとめた『Guitar magazine Archives Vol.1 ジミ・ヘンドリックス』。バイオグラフィや機材考察、年表、貴重なジミ本人のインタビューに加え、「ジミ・ヘンドリックスとジャズ」、「ジミ・ヘンドリックスとファンク」など、エレクトリック・ギターの歴史において、最も伝説的・革新的な存在であるジミ・ヘンドリックスをギター専門誌ならではの視点で切り込んだ内容となっている。

 

『Guitar magazine Archives Vol.1 ジミ・ヘンドリックス』の詳細はこちら

 

 

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『ブルース&ソウル・レコーズ2月号』でジミ・ヘンドリックス表紙&特集! (2020.12.25)

本日発売の『ブルース&ソウル・レコーズ No.157』で没後50年の節目に発売された『ライヴ・イン・マウイ』を紹介。ビリー・コックスへのインタヴューを収めた徹底特集です!

 

表紙イメージ

 

特集:ジミ・ヘンドリクス没後50年

22ページ(カラー13ページ/モノクロ9ページ)

*ジミ、マウイに燃ゆ 没後50年に登場した『ライヴ・イン・マウイ』

*ジミの盟友 ビリー・コックス・インタヴュー

*初期セッション・ワーク徹底検証

*起爆剤はジミ?  歪みとうねりが呼び覚ましたソウル&ファンク・ギター

 

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ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス『ライヴ・イン・マウイ』日本盤は本日発売!  (2020.12.16)

Photo by Daniel Teheney
 


日本語字幕付の90分を超える充実したドキュメンタリー映像が魅力!

本日発売のジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス『ライヴ・イン・マウイ』には、ドキュメンタリー映像作品“Music, Money, Madness… Jimi Hendrix in Maui”がBlu-rayで収められている。

このドキュメンタリーは、映画『レインボウ・ブリッジ』撮影のため、ジミ・ヘンドリックス達がマウイ島を訪れた際の顛末を描いたもので、ビリー・コックス、エディ・クレイマーを始めとし、『レインボウ・ブリッジ』の監督を務めたチャック・ワイン、地元の住民、サーファー、映画のアート・ディレクター、ワーナー・ブラザーズ・レコードの重役、ジミの友人、カメラマン、作家、エレクトリック・レディ・スタジオのレコーディング・エンジニア、撮影場所となった女子高の関係者など多数の出演者が登場。彼らのインタビューを中心に映画制作の経緯がまとめられ、ジミ・ヘンドリックスはどう巻き込まれていったのかを紐解く

また映画『イージー・ライダー』からのシーンやアンディ・ウォーホルとイーディ・セジウィックらの映像も盛り込まれており、映画『レインボウ・ブリッジ』が生まれた背景となる60年代の状況や雰囲気が臨場感を持って描かれる。

チャック・ワイン監督はジミを映画に出演させる目的で、マウイ島のハレアカラ休火山の噴火口近くでライヴ撮影を実施。

その場凌ぎに作られたステージで強風が吹く中での演奏ながらジミのギター演奏は完璧なもので、パフォーマンス自体は大成功を収めた。その模様は現存するフィルムから可能な限り再現され、PERFORMANCEのFIRST SHOW並びにSECOND SHOWと銘打たれて、まとめられた。

日本盤に収録の新作ドキュメンタリー映像“Music, Money, Madness… Jimi Hendrix in Maui”は日本語字幕付で2回のPERFORMANCE映像にはうた字幕が付く

尚、Blu-rayに収録された映像の総再生時間は162分に及ぶ。

 

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お断り

当商品はヨーロッパからの輸入パッケージを使用しているためジャケット表面右下に15歳以上の視聴商品であることを示すNの表記が印刷されています。また、商品表面右下のステッカーに<輸入盤国内仕様>とあり、裏面の曲目シートには<輸入パッケージ仕様>と表現が異なっておりますが、正確には<輸入パッケージ仕様>ですので御了承下さい。

 

【商品情報】

ジミが火をつけたのは、ギターだけじゃなかった。

ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス『ライヴ・イン・マウイ』

Jimi Hendrix Experience:Live in Maui



CD+ Blu-ray

2020年12月16日発売★完全生産限定盤★十字型特殊デジパック(輸入パッケージ)★オリジナル・カラーブックレット(32P)★英文解説の完全翻訳・書下ろし解説・歌詞・対訳掲載の日本版ブックレット(48P)★2CD+Blu-ray(3枚組)★SICP-6361〜3★定価:¥6,000+税

 

<収録曲>

Disc 1 ● FIRST SHOW

1. チャック・ワインによるイントロダクション

2. ヘイ・ベイビー(ニュー・ライジング・サン)

3. 嵐の中に

4. フォクシー・レディ

5. ヒア・マイ・トレイン A カミン

6. ヴードゥー・チャイルド(スライト・リターン)

7. ファイア

8. 紫のけむり

9. スパニッシュ・キャッスル・マジック

10. ラヴァー・マン

11. 恋のメッセージ

 

Disc 2 ● SECOND SHOW

1. ドリー・ダガー

2. ヴィラノヴァ・ジャンクション

3. イージー・ライダー

4. レッド・ハウス

5. 自由

6. ジャム・バック・アット・ザ・ハウス

7. 直進

8. ヘイ・ベイビー(ニュー・ライジング・サン)

9. ストーン・フリー

 

Disc 3 ● Blu-ray

新作ドキュメンタリー:“Music, Money, Madness… Jimi Hendrix in Maui”

PERFORMANCE:FIRST SHOW

PERFORMANCE:SECOND SHOW

?収録分数:162分、2層、MPEG-4 AVC、Color、16:9、STEREO/リニアPCM(24bit/48kHz)、5.1ch/DTS-HD Master Audio(24bit/48kHz)、字幕:日本語/英語/フランス語/ドイツ語/スペイン語/オランダ語(日本語字幕のみPERFORMANCEにも収録)

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『ギター・マガジン1月号』でジミ・ヘンドリックス第二特集! (2020.12.11)



 

1970年7月30日、マウイ島のジミ・ヘンドリックスを捉えた音源&映像作品『ライヴ・イン・マウイ』。本特集では同作のプロデュースも務めたエディ・クレイマー、そしてベーシストのビリー・コックスへのインタビュー、また使用機材の考察などを通して、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのマウイでのパフォーマンスに迫る!

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|商品情報|

『ライヴ・イン・マウイ』



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ジミ・ヘンドリックス『ライヴ・イン・マウイ』の日本盤発売日が12月16日で決定!輸入盤は本日発売!  (2020.11.20)



 

12月16日で発売が決定したジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス『ライヴ・イン・マウイ』には、ドキュメンタリー映像作品“Music, Money, Madness… Jimi Hendrix in Maui”がBlu-Rayで収められている。

このドキュメンタリーは、映画『レインボウ・ブリッジ』撮影のため、ジミ・ヘンドリックス達がマウイ島を訪れた際の顛末を描いたもの。何かと問題の多かったマネージャー、マイケル・ジェフリーが制作し不運な運命をたどる映画『レインボウ・ブリッジ』にジミ・ヘンドリックスはどう巻き込まれていったのか、関係者のインタビューを中心にその様子がまとめられた。

『レインボウ・ブリッジ』の監督チャック・ワインは映画にジミを出演させたかったので、マウイ島のハレアカラ休火山の噴火口近くでライヴ撮影を実施。その場凌ぎに作られたステージで強風が吹く中での演奏ながらジミのギター演奏は完璧なもので、パフォーマンス自体は大成功を収めた。

 

 

新ドキュメンタリー『Music, Money, Madness... Jimi Hendrix in Maui』からの抜粋



https://youtu.be/tFrMi6HlhrE

 

『ライヴ・イン・マウイ』には、2回のPERFORMANCEをCD2枚に完全再現。

「フォクシー・レディ」「紫のけむり」「ヴードゥー・チャイルド」といった代表曲から、新たな方向性を示す当時未発表の「ドリー・ダガー」や「自由」などを収録。

そしてBlu-Rayは新作ドキュメンタリー“Music, Money, Madness… Jimi Hendrix in Maui”と2回のPERFORMANCEで計162分に及ぶ。日本語字幕に加えPERFORMANCEにはうた字幕付。

尚、輸入盤(2CD+Blu-ray)は本日発売された。

 

『ライヴ・イン・マウイ』の詳しくはこちら

 

CD+ Blu-Ray

ジミが火をつけたのは、ギターだけじゃなかった。

ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス『ライヴ・イン・マウイ』



Jimi Hendrix Experience:Live in Maui

2020年12月16日発売★完全生産限定盤★十字型特殊デジパック(輸入)★オリジナル・カラーブックレット★英文解説の完全翻訳・書下ろし解説・歌詞・対訳掲載の日本版ブックレット★2CD+Blu-Ray(3枚組)★SICP-6361〜3★定価:¥6,000+税

 

<収録曲>

Disc 1 ● FIRST SHOW

1. チャック・ワインによるイントロダクション

2. ヘイ・ベイビー(ニュー・ライジング・サン)

3. 嵐の中に

4. フォクシー・レディ

5. ヒア・マイ・トレイン A カミン

6. ヴードゥー・チャイルド(スライト・リターン)

7. ファイア

8. 紫のけむり

9. スパニッシュ・キャッスル・マジック

10. ラヴァー・マン

11. 恋のメッセージ

 

Disc 2 ● SECOND SHOW

1. ドリー・ダガー

2. ヴィラノヴァ・ジャンクション

3. イージー・ライダー

4. レッド・ハウス

5. 自由

6. ジャム・バック・アット・ザ・ハウス

7. 直進

8. ヘイ・ベイビー(ニュー・ライジング・サン)

9. ストーン・フリー

 

Disc 3 ● Blu-Ray

新作ドキュメンタリー:“Music, Money, Madness… Jimi Hendrix in Maui”

PERFORMANCE:FIRST SHOW

PERFORMANCE:SECOND SHOW

?収録分数:162分、2層、MPEG-4 AVC、Color、16:9、STEREO/リニアPCM(24bit/48kHz)、5.1ch/DTS-HD Master Audio(24bit/48kHz)、字幕:日本語/英語/フランス語/ドイツ語/スペイン語/オランダ語(日本語字幕のみPERFORMANCEにも収録)

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ジミ・ヘンドリックスの新作『ライヴ・イン・マウイ』から「フォクシー・レディ」の映像公開! (2020.10.05)

11月25日発売予定のジミ・ヘンドリックス『ライヴ・イン・マウイ』には、ドキュメンタリー映像作品“Music, Money, Madness… Jimi Hendrix in Maui”がBlu-Rayで収められており、その中から「フォクシー・レディ」の映像が公開された。

 

このドキュメンタリー作品は、映画『レインボウ・ブリッジ』撮影のため、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスがマウイ島を訪れた際の顛末を描いたもの。何かと問題の多かったマネージャー、マイケル・ジェフリーが制作し不運な運命をたどる映画にジミ・ヘンドリックス達はどう巻き込まれていったのか、その様子がまとめられた。映画『レインボウ・ブリッジ』の監督チャック・ワインは映画にジミを出演させたかったので、マウイ島のハレアカラ休火山の噴火口近くでライヴ撮影を実施。その場凌ぎに作られたステージで強風が吹く中での演奏ながら、お馴染みの歯でギター演奏する見せ場を盛り込みながらジミのギター演奏は完璧なものに。このビデオ・クリップから明らかだが、パフォーマンス自体は大成功を収めた。

 

▼「フォクシー・レディ」の映像はこちら(『ライヴ・イン・マウイ』)



https://youtu.be/zv97c3W6lw8

 

▼ジミ・ヘンドリックス『ライヴ・イン・マウイ』



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没50年、ジミ・ヘンドリックス伝説のパフォーマンス『ライヴ・イン・マウイ』が未公開映像・音源とともに11月25日発売予定! (2020.09.10)



 

新作ドキュメンタリー『Music, Money, Madness... Jimi Hendrix in Maui』、完成!

そのキャリアを通じてよく語られるジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのマウイ来島。このドキュメンタリー映像では、何かと問題の多かったマネージャー、マイケル・ジェフリーが制作し不運な運命をたどる映画『レインボウ・ブリッジ』の撮影にジミ・ヘンドリックス達はどう巻き込まれていったのか、その様子もまとめられた。この新たなドキュメンタリーに加え、7月30日の午後に行なわれた2回のパフォーマンスで現存するすべてのショットを、16ミリのカラー映像、並びにステレオ及び5.1サラウンド・ミックスで収録したBlu-Rayとなる。

パッケージには、7月30日の2回のパフォーマンスを2枚組CD(LPでは3枚組)に収めた『ライヴ・イン・マウイ』も含まれる。この音源についてはジミ・ヘンドリックスのエンジニアを長年務めたエディ・クレイマーが新たにテープの復元とミキシングを、バーニー・グランドマンがマスタリングを手がけた。

この歴史的コンサートで演奏された「ヴードゥー・チャイルド(スライト・リターン)」の配信を本日より開始。

 

▼『Music, Money, Madness... Jimi Hendrix in Maui』のトレーラー 



 https://youtu.be/jUwvRQv77HA

 

▼「ヴードゥー・チャイルド(スライト・リターン)」(1970年7月30日)のパフォーマンス映像


https://youtu.be/qFfnlYbFEiE

 

1970年の半ば、ジミ・ヘンドリックスは、ミッチ・ミッチェル(ドラム)、ビリー・コックス(ベース)とともに『エレクトリック・レディランド』に続くアルバムの制作を開始。全米のフェスティバルやアリーナ会場でのヘッドライナーを務める一方で、マンハッタンのグリニッジ・ヴィレッジにエレクトリック・レディ・スタジオを設立する。最新鋭の録音機材を備えたスタジオにはすでに莫大な費用が投じられていた。マネージャーのマイケル・ジェフリーはワーナー・ブラザーズに掛け合い、スタジオ完成に必要な残りの費用50万ドルの前払金を調達。その同じミーティングでジェフリーはワーナー・ブラザーズのエグゼクティブから、マウイ島で撮影する『レインボウ・ブリッジ』なる映画への資金出資も取り付けた見返りとして約束されたのは、ジミ・ヘンドリックスのスタジオ録音の新曲から成るサウンドトラック・アルバムの権利。

 

あれから50年、その全貌が遂に明らかにされる。

アンディ・ウォーホルの従者であるチャック・ワインが監督を務め、『イージー・ライダー』に着想を得たというこの作品。ジェフリーが描こうとしたのは、悟りを開いた世界とそうでない世界を結ぶ“虹の橋(レインボウ・ブリッジ)”だサーフィン、ヨガ、瞑想、太極拳を織り交ぜたシーンを、脚本なしで、プロの役者も使わずに撮影するという構想だった。が、結果はヒッピー文化がこれでもかと脈略なく寄せ集められたにすぎず、ジェフリーは資金繰りに不安を感じ始めていた。

エクスペリエンスはホノルルのH.I.C.アリーナで1970年8月1日にコンサートが予定されていた。映画の中でヘンドリックスをある程度フィーチャーせねばならないチャック・ワインは、ハレアカラ休火山の裾野で誰でも自由に参加できる“色と音による振動的実験” を行ない、それを撮影する策を講じた。ジミ・へンドリックスのフリー・コンサートの噂はあっというまに広まり、何百人もの興味本位のマウイっ子たちがオリンダのボールドウィン牧場に集まった。

その場凌ぎのステージが建てられ、オーディエンスは星座ごとに場所が割り振られた。パフォーマンス自体は大成功だった。3人の演奏はパワーの極みにあり、息を飲むような大自然をバックに2回のセットが滞りなく展開された。

 

マウイのパフォーマンスを終えたヘンドリックスはニューヨークに戻り、エレクトリック・レディ・スタジオでの仕事をすぐに再開。その後、『レインボウ・ブリッジ』のプロジェクトにはノータッチだった。8月末、ワイト島でのフェスティバルのヘッドライナーを皮切りに、ヨーロッパ・ツアーが始まる。ところが1970年9月18日、突然彼は帰らぬ人となる。

 

1971年に発売されたジミ・ヘンドリックスの死後初となるアルバム『クライ・オブ・ラヴ』は、広く一般と評論家を喜ばせるヒットとなり、高い評価を得た。そこでジェフリーが次にリリースしたのが『レインボウ・ブリッジ』とそのサウンドトラックだ。

しかしヘンドリックスの名前にも関わらず、映画は大ゴケに終わった。むしろ多くの者はコンサート映画を観に行くつもりで映画館に足を運び、大いに困惑したのだ。お目当のヘンドリックスのコンサート・シーンは、でたらめに編集されたわずか17分。ようやく最後のカットに登場し、映画のせめてもの救いになっている。

マウイでのパフォーマンスのオリジナル・レコーディングに技術的な問題があったため、映画に使用できるようにミッチ・ミッチェルは1971年、エレクトリック・レディ・スタジオでドラム・トラックをすべて録音し直し、オーバーダブで重ねている。

 

エディ・クレイマーはその時の様子をこう語る。


「オーバーダブ作業でのミッチの仕事ぶりはすごかった。最初のテイクで録れなかったとしても、間違いなく2度目のテイクで仕留めてみせていた。既に叩いたドラムパートを完璧に再現する彼の能力にはびっくりだったよ。録音の問題は時速80キロ近い風だ。なんてったって火山の真横で撮影してたからね。でもミッチは何が何でも修復してみせるという気概だった。ジミが死んで、僕はしばらくテープが入ったクローゼットを開けられずにいたんだ。ミッチは英国人らしい“やればなんでも出来る” という態度で頑張ってくれた。オーバーダブでドラムを重ねるだけなら誰でも出来るだろう。でもそれが分からないように出来るのはマジックだ。彼はすべての曲を知り尽くしていた。素晴らしいミュージシャンとしての、そしてジミと対等かつ協力的パートナーとしてのミッチの感性のなせる技だよ」


 

死後に発表された『レインボウ・ブリッジ』のサウンドトラックはミッチ・ミッチェル、エディ・クレイマー、ジョン・ジャンセンが制作にあたり、「ドリー・ダガー」や「ヘイ・ベイビー(ニュー・ライジング・サン)」といった代表曲が収められた秀逸の1枚だった。

しかし、マウイのコンサートからの音源が含まれなかったことは、アルバム購入者のさらなる当惑を招いたかもしれない。

 

ジョン・マクダーモット監督、ジェイニー・ヘンドリックス、ジョージ・スコット、ジョン・マクダーモット制作『Music, Money, Madness… Jimi Hendrix In Maui』はこれまで未公開だったオリジナル映像に加え、ビリー・コックス、エディ・クレイマー、ワーナー・ブラザーズのエグゼクティブ、『レインボウ・ブリッジ』のキャスト、そして監督チャック・ワインら、当時の関係者ならびに主要プレイヤーたちとの新たなインタビューを満載。彼らの口から語られるのは、史上稀に見る論争を呼んだインディペンデント映画の“真実” のストーリーだ。

 

そしてジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスの幻の2ステージがCD『ライヴ・イン・マウイ』で完全再現された。

「フォクシー・レディ」「紫のけむり」「ヴードゥー・チャイルド(スライト・リターン)」といったコンサートでのお気に入りから、ヘンドリックスが向かおうとしていた新たな方向性を示す当時未発表の「ドリー・ダガー」や「自由」なども含まれている。尚、CD2枚とBlu-rayで3枚組になる日本盤『ライヴ・イン・マウイ』はジミの生誕日となる11月25日発売予定(輸入2CD+Blu-rayは11月20日、輸入3LP+Blu-rayは12月4日発売予定)。

 

「冒険が大好きだったジミにとってハワイでの滞在は冒険に事欠かなかった。そしてハワイは彼が大好きだった場所よ」とジェイニー・ヘンドリックスは言う。

「『レインボウ・ブリッジ』とこれらのレコーディングの背景を知るほどに、奇妙なことを素晴らしいものに変えてしまうジミの尋常じゃない能力が浮き彫りになる今回の商品化でジミの天才性により迫る作品になったことを、私たちもとても嬉しく思っています」

 


■エクスペリエンス・ヘンドリックス社について

ジミの父、ジェイムズ “アル”ヘンドリックスが1995年に創立したファミリー会社。その創立当初から、社員はすべて会長在任時にアルが厳選した家族のみ。主な業務はジミ・ヘンドリックスの音楽、名前、肖像などの使用権の管理。日々の業務としてエクスペリエンス・ヘンドリックス社はオーセンティック・ヘンドリックス社と共に永遠に色あせることないジミのレガシーを世界規模で管理している。


 

▼CD+ Blu-Ray

ジミが火をつけたのは、ギターだけじゃなかった。

ジミ・ヘンドリックス『ライヴ・イン・マウイ』



2020年11月25日発売予定

★完全生産限定盤

★デジパック(輸入)

★英文解説の完全翻訳・書下ろし解説・歌詞・対訳掲載の日本版ブックレット

★2CD+Blu-Ray(3枚組)

★予価:¥6,000+税

 



 

<収録内容>

■Disc 1 |FIRST SHOW

1. チャック・ワインによるイントロダクション

2. ヘイ・ベイビー(ニュー・ライジング・サン)

3. 嵐の中に

4. フォクシー・レディ

5. ヒア・マイ・トレイン A カミン

6. ヴードゥー・チャイルド(スライト・リターン)

7. ファイア

8. 紫のけむり

9. スパニッシュ・キャッスル・マジック

10. ラヴァー・マン

11. 恋のメッセージ

 

■Disc 2 | SECOND SHOW

1. ドリー・ダガー

2. ヴィラノヴァ・ジャンクション

3. イージー・ライダー

4. レッド・ハウス

5. 自由

6. ジャム・バック・アット・ザ・ハウス

7. 直進

8. ヘイ・ベイビー(ニュー・ライジング・サン)

9. ストーン・フリー

 

■Disc 3 | Blu-Ray

新ドキュメンタリー:“Music, Money, Madness… Jimi Hendrix in Maui”

 

 

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今度は見逃すな!8月20日再放送、NHK『たけしのその時カメラは回っていた』、伝説の音楽シーンの裏側に迫る! (2020.08.17)

 

2020年8月20日(木) 17時5分からNHK総合1で、7月25日に放送され大変好評だった『たけしのその時カメラは回っていた』の再放送が決まりました。再放送される内容は、世界を震わせた伝説のミュージック・シーンの裏側に迫る音楽ファン必見のもの。この番組ではビートたけし&桑子真帆アナウンサーがレギュラー・ゲストのYOUとカズレーザーと共にウッドストック音楽祭の舞台裏で何が起こっていたのかを始めとして、貴重な音楽映像をもとに発掘していきます。

 

・ウッドストック音楽祭の世紀のドタバタ劇で主催者が下した驚きの決断とは? 

・デビッド・ボウイのベルリンの壁コンサートで歴史を変えたある仕掛けとは? 

・超豪華スターが結集したWe are the Worldの奇跡の一夜のレコーディングで現場の空気を一変させたNGとは?

 

?番組の詳細はこちら (“放送予定”より該当回をご確認下さい)



前回見逃した方はどうぞこの機会に!

 

伝説のウッドストック音楽祭から。

 

ウッドストック音楽祭の正式名称、“ウッドストック・ミュージック&アート・フェア”は、1969年8月15日から17日までの3日間、ニューヨーク州ベセルで行われました。『たけしのその時カメラは回っていた』に登場するジミ・ヘンドリックスを以下にご紹介。

 

■1969年8月17日:ジミ・ヘンドリックス

最終日のトリを飾るジミ・ヘンドリックスは、生涯のステージでも特に有名かつ鮮烈な印象を後世に残します。エフェクターによる激しいギター・サウンドによってズタズタに破壊し再構築したアメリカ国歌「星条旗」は、ベトナム戦争を続けるアメリカの状況を音で表現、やがて60年代を象徴する伝説的なパフォーマンスとなります。尚、2020年はジミ・ヘンドリックスの没後50年となります。

 

2019年に開催から50周年を記念し再発売された映像作品『ライヴ・アット・ウッドストック』




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7月25日放送、NHK『たけしのその時カメラは回っていた』、伝説の音楽シーンの裏側に迫る! (2020.07.22)

 

2020年07月25日(土) 19時30分からNHK総合1で放送の『たけしのその時カメラは回っていた』は、世界を震わせた伝説のミュージック・シーンの裏側に迫る音楽ファン必見の内容です。

 

このTV番組は、ビートたけし&桑子真帆アナウンサーが進行役の映像発掘エンターテインメントで、レギュラー・ゲストはYOUとカズレーザー。19時30分から45分間に渡り、下記の内容が放送されます。

・ウッドストック音楽祭の世紀のドタバタ劇で主催者が下した驚きの決断とは? 

・デビッド・ボウイのベルリンの壁コンサートで歴史を変えたある仕掛けとは? 

・超豪華スターが結集したWe are the Worldの奇跡の一夜のレコーディングで現場の空気を一変させたNGとは?

 

番組の詳細はこちら

→ “放送予定”より該当回をご確認下さい。

どうぞお楽しみに!

 

 

伝説のウッドストック音楽祭から。

ウッドストック音楽祭の正式名称、“ウッドストック・ミュージック&アート・フェア”は、1969年8月15日から17日までの3日間、ニューヨーク州ベセルで行われました。出演者の中から代表的なステージとなったアーティストを以下に紹介します。

 

■1969年8月17日:ジミ・ヘンドリックス

最終日のトリを飾るジミ・ヘンドリックスは、生涯のステージでも特に有名かつ鮮烈な印象を後世に残します。エフェクターによる激しいギター・サウンドによってズタズタに破壊し再構築したアメリカ国歌「星条旗」は、ベトナム戦争を続けるアメリカの状況を音で表現、やがて60年代という時代を象徴する伝説的なパフォーマンスとなります。尚、2020年はジミ・ヘンドリックスの没後50年となります。

2019年に開催から50周年を記念し再発売された映像作品『ライヴ・アット・ウッドストック』はこちら



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■1969年8月16日:サンタナ

サンタナは2日目の16日(土)に登場。サンタナは未だデビュー前だったため知名度はありませんでしたが、パーカッションを取り入れた斬新さと新人らしからぬ圧巻の演奏を繰り広げ、観客の度肝を抜きます。この熱気あふれるステージによって、サンフランシスコのラテン・ロックバンドは一躍世界に知られることに。まさにサンタナの原点ともいえるウッドストックでのパフォーマンスを経て発売されたデビュー作『サンタナ』は、最高位2位を記録する大ヒットとなりました。

ウッドストックでのサンタナの名演『Woodstock Saturday August 16,1969』はこちらから



?詳しくはこちら

 

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2019/12/4発売 ジミ・ヘンドリックス 『バンド・オブ・ジプシーズ:コンプリート・フィルモア・イースト』国内盤CD購入者対象特典のご案内 (2019.12.06)

 

2019/12/4発売 ジミ・ヘンドリックス 『バンド・オブ・ジプシーズ:コンプリート・フィルモア・イースト』国内盤CDを対象店にてお買い上げの方に先着でスペシャルグッズ特典をプレゼント中です!特典は先着とさせていただいていますので、なくなり次第終了となりますの、お早めにお買い求めください♪

※対象店舗にて下記対象商品をご購入いただいた方が対象になります。

 

 

|対象商品|

ジミ・ヘンドリックス

『バンド・オブ・ジプシーズ:コンプリート・フィルモア・イースト』

国内盤CD (SICP-6213〜6217)

2019/12/4発売 

 

 

|特典内容|

ジャケット写真絵柄ポストカード



 

 

対象店名はこちら

タワーレコード 札幌ピヴォ店 北海道
タワーレコード 仙台パルコ店 宮城県
ディスクユニオンお茶の水駅前店 東京都
ディスクユニオン新宿ロックCD 東京都
ディスクユニオン 下北沢店 東京都
タワーレコード 新宿店 東京都
タワーレコード 渋谷店 東京都
タワーレコード 秋葉原店 東京都
タワーレコード 池袋店 東京都
タワーレコード 吉祥寺店 東京都
タワーレコード 町田店 東京都
HMV イオンモールむさし村山 東京都
タワーレコード 横浜ビブレ店 神奈川県
タワーレコード 川崎店 神奈川県
タワーレコード 名古屋近鉄パッセ店 愛知県
タワーレコード 名古屋パルコ店 愛知県
ディスクピア日本橋店 大阪府
タワーレコード 梅田大阪マルビル店 大阪府
タワーレコード 難波店 大阪府
タワーレコード 梅田NU茶屋町店 大阪府
タワーレコード 神戸店 兵庫県
タワーレコード 広島店 広島県
タワーレコード 福岡パルコ店 福岡県
SonyMusicShop オンラインショップ
TOWER RECORDS ONLINE オンラインショップ
HMV&BOOKS online オンラインショップ
TSUTAYAオンラインショッピング(予約分のみ) オンラインショップ
Amazon.co.jp オンラインショップ
ネオウィング オンラインショップ
ディスクユニオン オンラインショップ オンラインショップ


 

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ジミ・ヘンドリックス『バンド・オブ・ジプシーズ:コンプリート・フィルモア・イースト』 Amazon.co.jpでの発送遅延について (2019.12.04)

この度、2019年12月4日発売 ジミ・ヘンドリックス『バンド・オブ・ジプシーズ:コンプリート・フィルモア・イースト』において、弊社からAmazon.co.jpへの納品遅延によりAmazon.co.jpにてご予約いただいているお客様への商品のお届けに遅れが生じております。

 

ご予約いただいたお客様にはご迷惑をおかけすることとなり誠に申し訳ございません。深くお詫び申し上げます。

 

ご予約いただいたお客様には出荷準備が整い次第、順次発送予定となります。

 

株式会社 ソニー・ミュージックソリューションズ

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『バンド・オブ・ジプシーズ:コンプリート・フィルモア・イースト』は、未発表曲を満載して11月22日発売! (2019.10.02)



※『バンド・オブ・ジプシーズ:コンプリート・フィルモア・イースト』国内盤の発売日は2019年12月4日予定に変更となりました(2019.11)

 


 

 

バンド・オブ・ジプシーズのフィルモア・イーストにおける全4回の歴史的パフォーマンスをエディ・クレーマーの新ミックスでお届けする待望の全集企画!

 

ジミ・ヘンドリックスの『バンド・オブ・ジプシーズ:コンプリート・フィルモア・イースト』、11月22日世界同時発売!この5枚組CDは伝説的ギタリストによる全4回の歴史的ライヴをオリジナルの演奏順でまとめており、これまでに一度も発売されていないものや新しくリミックスされたものを含め全43曲を収録。

 

▼大晦日のセカンド・パフォーマンスから未発表曲「恋のメッセージ」を公開!

https://www.youtube.com/watch?v=DQJDZyFi7ig

 

 

わずか4年という歳月の間に、ジミ・ヘンドリックスは息を呑むような速さでロック界に誰もがなしえなかった刻印を残してきた。モンタレー・ポップやウッドストックでの劇的で忘れ難い名演と並び称されるフィルモア・イーストでのヘンドリックスの伝説的ライヴは、輝かしいキャリアの中でも限りない可能性に満ちた重要なターニング・ポイントとなっている。

 

2日に渡って行なわれた4回の圧倒的コンサートで、ジミ・ヘンドリックスとビリー・コックス、バディ・マイルスがロックとR&Bとファンクの垣根を打ち破り、何を作り出そうとしていたのか明らかになる。これらの演奏は当初、1970年1月1日の2回のライヴからドラマチックでキーとなる曲「マシン・ガン」など含め全6曲をまとめた『バンド・オブ・ジプシーズ』として、1970年4月に発売。豊かなアレンジ、ロックとソウルの力強いミックスチャーでヘンドリックスの多くのファンを驚かせ、沸き立たせた。

 

1969年6月、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスは人気の絶頂期にあったにもかかわらず解散。ヘンドリックスは8月のウッドストックで演奏するために新たに大規模なバンド、ジプシー・サン&レインボウズを組み、新しいステップを踏み出す。この大所帯のバンドには、1962年にケンタッキー州フォート・キャンベル第101空挺部隊で共に従軍していたときに仲良くなった長年の友人、ビリー・コックスがベースで参加していた。ジプシー・サン&レインボウズは短命だったが、10月にバンド・オブ・ジプシーズが正式に生まれた。メンバーはヘンドリックスとビリー・コックス、そしてエレクトリック・フラッグのドラマーであり、ときとしてリード・ボーカルも担当するバディ・マイルス。ヘンドリックスは彼等とのコラボレーションに刺激を受け、「パワー・オブ・ソウル」や「バーニング・デザイア」、そして画期的で創造性に満ちた「マシン・ガン」のような、進取の手応えある曲が生まれることになる。

 

バンド・オブ・ジプシーズのデビュー・ライヴは1969年大晦日と1970年元旦の2日間にマンハッタンのフィルモア・イーストで行なわれた連続4回のコンサートで、その全てのステージが本格的にレコーディングされた。ヘンドリックスはわずか9ヶ月前にマジソン・スクエア・ガーデンをソールドアウトにしていたが、フィルモア・イーストをライヴ録音の場に選ぶ。

無名だった1965年10月、ヘンドリックスはスタジオ・ミュージシャンとして1枚のアルバムだけに出演するものと思ってある契約にサインする。PPXインダストリーズが作ったそのたった一枚のアーティスト契約は、不幸にして3年もの間彼の活動を拘束したのである。縛られることを望まないヘンドリックスは1968年に法的和解に応じ、次のアルバムの配給権はキャピトル・レコードに委ねられた。1969年秋までにキャピトルとPPXはアルバム引き渡しを激しく要求するようになっており、ヘンドリックスは彼らにライヴ・アルバムを提供することを決めた。

 

自由をこよなく愛するギタリストにとってこんな法的義務は極めてストレスの多いものだったに違いないが、皮肉なもので結果として見事な作品に結実する。ジミは4回公演の初回を今までに発売されたことがない11曲でスタートさせる。「イザベラ」、「イージー・ライダー」、「バーニング・デザイア」のようなエキサイティングな新曲は満員の会場を沸かせた。ヘンドリックスは残る3回のショーでも「ストーン・フリー」、「紫のけむり」、「ファイア」といった人気曲を新解釈で披露したり、「マシン・ガン」ではまったく新しい展開を見せたりして力強い表現で圧倒させた。元旦の2回目のコンサートを見たダウン・ビート誌の評論家、クリス・アルバートソンはライヴ評に「楽器の持つ技術的な可能性を余すところなく利用する特筆すべき才能が、豊かな音楽的想像力と結びついて、ジミを傑出したパフォーマーにしているのだ」と書いた。

 

1970年11月頃にはバンドは過去のものになっていたが、このトリオが生み出したファンクとロックとソウルのブレンドは後のポピュラー・ミュージックに深いインパクトを与えて歴史に残るものとなる。ファンクのパイオニアであるパーラメント/ファンカデリックやカーティス・メイフィールド、アイズレー・ブラザース(ヘンドリックス自身かつて一緒にプレイしていたことがある)、ブーツィー・コリンズからヒップホップのアーティストに至るまで、数えきれないほどのアーティストがジミの驚異的才能を称え、自らのマイルストーンとしているのだ。

 

今回発売となる『バンド・オブ・ジプシーズ:コンプリート・フィルモア・イースト』は、半世紀近くも未発表のままだったライヴ音源が新しくミックスされ、編集なしの演奏順に並べられ、ファンはついにヘンドリックスとコックスとマイルスが行った革新に触れる事が出来る。「アース・ブルース」、「ステッピング・ストーン」のように新たに書き下ろした曲や、「フォクシー・レディ」や「ヴードゥー・チャイルド(スライト・リターン)」、「ワイルド・シング」、「ヘイ・ジョー」、「紫のけむり」のようなエクスペリエンスの人気曲など、魅力溢れる曲の数々に加え、ハワード・テートの「ストップ」や、ジミー・ヒューズの「スティール・アウェイ」、エルモア・ジェイムスの焼きつくような「ブリーディング・ハート」などのエキサイティングな新バージョンでは、彼等ならではの独自性が際立っている。

 

▼『バンド・オブ・ジプシーズ:コンプリート・フィルモア・イースト』のアルバム・トレーラーはこちら!

https://jimihendrix.lnk.to/groovyvid

 

 

豪華なパッケージはフィルモア・イーストの専属写真家のエイメリー・ロスチャイルド、ジャン・ブロム(彼の色彩溢れる肖像写真が1970年の『バンド・オブ・ジプシーズ』のオリジナル・アートワークに使われている)、さらには舞台裏の楽屋にいる3人にも自由に接触できたマーシャル・アンプの代表、マーク・フランクリンのような名カメラマンによる未公開写真が満載。カラー・ブックレットにはベーシスト、ビリー・コックスの追想記と、作家/ジャーナリスト/映画製作者のネルソン・ジョージによるライナーノーツが収められている。『バンド・オブ・ジプシーズ:コンプリート・フィルモア・イースト』は、1995年よりエクスペリエンス・ヘンドリックスのあらゆるプロジェクトを監修している3人、ジェイニー・ヘンドリックスとエディ・クレーマー、ジョン・マクダーモットがプロデュースしている。そしてマスタリングはグラミー賞受賞エンジニアのバーニー・グランドマンが担当した。

 

?試聴とプリオーダーはこちらから!

 

 

ジミの故郷、ワシントン州シアトルのパラマウント・シアターで10月1日より、様々な有名アーティストがジミ・ヘンドリックスの音楽的才能を祝福するイベント、エクスペリエンス・ヘンドリックス・ツアーがスタートする。ツアーは、10月22日にテキサス州サンアントニオでフィナーレを迎える。ブルースの伝説的人物であるバディ・ガイ、インストゥルメンタル・ロック・ギターの第一人者であるジョー・サトリアーニをはじめ、タジ・マハール、ドゥイージル・ザッパ、ジョニー・ラング、エリック・ジョンソン、ビリー・コックスらが参加。コックスはジミ・ヘンドリックスとは間違いなくもっとも長く続いた音楽的つながりを持っており、米軍時代に始まって、ナッシュヴィルを拠点にしたソウル・バンドやバンド・オブ・ジプシーズなどで共演し、今なおジミ・ヘンドリックスの伝説を讃えるトリビュート・コンサート・ツアーでプレイを続けている。

 

Experience Hendrix Tour Fall 2019                  

 

Oct 1    Seattle, WA – Paramount Theatre

Oct 2    Portland, OR – Arlene Schnitzer Concert Hall

Oct 3    Eugene, OR – Hult Center for the Performing Arts

Oct 4    Oakland, CA – Paramount Theater of the Arts

Oct 5    Reno, NV – The Expo At Silver Legacy Resort & Casino

Oct 7    Davis, CA – Jackson Hall At the Robert and Margrit Mondavi Center for the Performing Arts

Oct 8    Santa Rosa, CA – Luther Burbank Center for the Arts

Oct 9    Anaheim, CA – City National Grove of Anaheim

Oct 11  Indio, CA – Fantasy Springs Resort Casino Event Center

Oct 12  Funner, CA – The Events Center at Harrah’s Resort SoCal

Oct 13  Mesa, AZ – Ikeda Theater at the Mesa Arts Center

Oct 15  Denver, CO – Paramount Theatre

Oct 16  Colorado Springs, CO – Pikes Peak Center

Oct 18  Newkirk, OK – First Council Casino Hotel

Oct 19  Tulsa, OK – The Joint at the Hard Rock Hotel & Casino

Oct 20  Houston, TX – Revention Music Center

Oct 21  Austin, TX – Austin City Limits Live at the Moody Theater

Oct 22  San Antonio, TX – Tobin Center for the Performing Arts 

 

 

|商品情報|

ジミが火をつけたのは、ギターだけじゃなかった。

1969年から70年へ。12月31日と1月1日に行われた4回のステージ、全43曲、約5時間となる伝説的な演奏を完全収録!

 

バンド・オブ・ジプシーズ:コンプリート・フィルモア・イースト

ジミ・ヘンドリックス 



 

 



(展開図)

2019年11月22日発売予定

★完全生産限定盤★未発表写真満載のカラー・ブックレット(輸入)★BOX&紙ジャケット(輸入)

★英文の完全翻訳・書下ろし解説・歌詞・対訳掲載の日本版ブックレット

★SICP6213〜7

★¥7,000+税

 

<収録曲>

DISC 1:12/31/69 1st Set
  1. パワー・オブ・ソウル
  2. ラヴァー・マン
  3. ヒア・マイ・トレインAカミン
  4. チェンジズ
  5. イザベラ
  6. マシン・ガン
  7. ストップ
  8. イージー・ライダー
  9. ブリーディング・ハート
  10. アース・ブルース
  11. バーニング・デザイア


 

DISC 2:12/31/69 2nd Set
  1. 蛍の光 %
  2. フー・ノウズ %
  3. ファイア
  4. イージー・ライダー *
  5. マシン・ガン %
  6. ストーン・フリー
  7. チェンジズ *
  8. 恋のメッセージ *
  9. ストップ *
  10. フォクシー・レディ


 

DISC 3:1/1/70 1st Set
  1. フー・ノウズ
  2. マシン・ガン
  3. チェンジズ +
  4. パワー・オブ・ソウル %
  5. ステッピング・ストーン %
  6. フォクシー・レディ +
  7. ストップ %
  8. アース・ブルース +
  9. バーニング・デザイア %


 

DISC 4:1/1/70 2nd Set
  1. ストーン・フリー %
  2. パワー・オブ・ソウル #
  3. チェンジズ #
  4. 恋のメッセージ #
  5. マシン・ガン %
  6. ラヴァー・マン *
  7. スティール・アウェイ *
  8. アース・ブルース %


 

DISC 5:1/1/70 2nd Set
  1. ヴードゥー・チャイルド(スライト・リターン)%
  2. リヴ・トゥゲザー #
  3. ワイルド・シング %
  4. ヘイ・ジョー *
  5. 紫のけむり *


 

*:未発表

+:初CD化(映像作品収録)

#:未編集のオリジナル・ヴァージョン、新リミックス

%:10年振りCD化、新リミックス


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音楽評論家、大鷹俊一のジミ・ヘンドリックス 短期連載コラム(最終回)が到着!  (2018.11.27)

1968年10月16日発売、全米アルバム・チャート1位を獲得したザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスの3枚目のアルバムにして、生前発表されたジミ最後のスタジオ・アルバム『エレクトリック・レディランド』の誕生から半世紀。

 

リマスタリングが施されたオリジナル・アルバム、未発表デモ、アウトテイク、ライヴ音源などを加えた3枚組CDに、長編ドキュメンタリー、ハイレゾ音源を収録したBlu-ray1枚を加えた、計4枚組仕様の『エレクトリック・レディランド 50周年記念盤』は現在発売中。

http://www.sonymusic.co.jp/artist/jimihendrix/info/499023

 

これまでにジミ・ヘンドリックスの日本盤CDライナーノーツを数多く手掛け、著書『定本 ジミ・ヘンドリックス ―その生涯と作品―』(ミュージック・マガジン)を執筆した、音楽評論家、大鷹俊一氏による『エレクトリック・レディランド50周年記念盤』の魅力に迫る、短期連載コラム第4回(最終回):“ジミがかけた新たな魔法”が到着。

 



第4回(最終回)『ジミがかけた新たな魔法』

  『エレクトリック・レディランド 50周年記念盤』の目玉の一つがDISC4のBlu-rayだ。テレビ・シリーズ<クラシック・アルバム>で作られた『アット・ラスト・・・ザ・ビギニング:ザ・メイキング・オブ・エレクトリック・レディランド』は、改めて言うまでもない古典&定番の必見映像(今回は86分のデラックス・ヴァージョン)。オリジナル・マスター・テープを駆使してエディ・クレイマーがサウンド作りを楽しそうに解説する姿に始まり、チャス・チャンドラーやミッチ・ミッチェル、ノエル・レディング等々、鬼籍に入ってしまった人たちの生々しい話など、何度見ても新発見がある。

 



※DISC4 『At Last…The Beginning: The Making of Electric Ladyland』 

 

 そんな本ディスクのハイライトは、3種のハイレゾ音源だ。[非圧縮LPCMステレオ 96kHz/24bit]、[非圧縮 LPCM 5.1サラウンド 96kHz/24bit]、[DTS-HD マスターオーディオ 5.1 サラウンド96kHz/24bit]で、とくにエディ・クレイマーが手がけた5.1chには待望感もあったし、期待値も思いっきり高かったのだが、それをはるかに越えたレベルでの拡大していく音世界に、改めて圧倒された。まさにジミ新体験だ。

 

 前作『アクシス:ボールド・アズ・ラヴ』あたりから顕著なようにスタジオでの実験に激しい意欲と情熱を傾けてきたジミは、ニューヨークの最新スタジオでさらにそののめり込み方が激しくなり、多数のアイデアやプレイが膨大なテープに残されることになったわけだが、そのとき一緒に作業していたジミとエディの脳裏に浮かんでいたのは、こうした音だったという。

 

 エディはブックレットの中で「『エレクトリック・レディランド』を5.1サラウンド・サウンドでミックスするのは、長年の夢だった。ジミと私が1968年にやろうとした冒険的試みにぴったりのサウンドだという気がしていたからだ。(中略)今回の5.1サラウンド・ミックスにジミが手を貸してくれたのは間違いない。心からそう思う。“ジミはこうしたいと思うか?”と常に自問しながら作業を進めた。(中略)<ヴードゥー・チャイルド(スライト・リターン)>の最初のサラウンド・ミックスを完成させたとき、心の底から興奮がわき上がってくるのが手に取るようにわかった。それは文字通り、圧倒的なエクスペリエンス(経験)だった」とコメントしている。

 

 <ヴードゥー・チャイルド(スライト・リターン)>をサラウンドの基準にしていったそうだが、それはまさにジミとエディがスタジオで、当時の機材やテクノロジーでは不可能なサウンドを求めていた光景が現実化した瞬間であったわけだが、それは実際に体験するとよくわかる。宇宙的なスケールで自らの中で鳴っている音を発信したいと願い続けていた50年前のジミの願いは、技術が切り開いたフィールドによって新たな生命を得ているわけだ。

 

 またステレオ音源にしても、非圧縮(uncompressed)と強く謳っているとおり、各楽器の抜け感が非常によく、まさにスタジオでジミたちがプレイした感触が身近に迫ってくる。

 

 オリジナルの『エレクトリック・レディランド』は、ジャケットも本コラムの最初に書いたようにアーティストの意向を無視したものだったが、サウンドもジミとエディによるファイナル・ミックスまでは完璧だったが、マスタリングとプレスの段階で台無しにされたとかつては言っていた。当時の再生環境の中で起こったことで、それはCD化などの段階で解消されていったわけだが、今回のハイレゾによって、また一つレベルが上がり、より深い領域での楽しみが広がった。

 

 スタジオの生々しい音を聴いていると、ホントに新作がいつか聴けそうな気さえしてくるのが不思議な感触だが、それはジミ・ヘンドリックスがかけた新しいマジックなのかもしれない。

                大鷹俊一

 

 

※Cal Bernstein_ (c) Authentic Hendrix, LLC

 

 

大鷹俊一(おおたか としかず)

音楽評論家。北海道、小樽市生まれ。

ニューミュージック・マガジン社に勤務後、フリー。ブリティッシュ・ロック全般、パンク/ニュー・ウェイヴ以降の米英ロックを中心に各種媒体に書き続けている。

主な著作は『レコード・コレクター紳士録』(ミュージック・マガジン)、『定本 ジミ・ヘンドリックス ―その生涯と作品―』(ミュージック・マガジン)、『ブリティッシュ・ロックの名盤100』(リットー・ミュージックなど。また監修本多数。 


 

 

過去の音楽評論家、大鷹俊一のジミ・ヘンドリックス 短期連載コラムはコチラ

短期連載コラム(第1回)http://www.sonymusic.co.jp/artist/jimihendrix/info/500954 

短期連載コラム(第2回)http://www.sonymusic.co.jp/artist/jimihendrix/info/501106 

短期連載コラム(第3回)http://www.sonymusic.co.jp/artist/jimihendrix/info/501300 

 

 

 

|商品情報|

The Jimi Hendrix Experience / ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス

Electric Ladyland - 50th Anniversary Deluxe Edition / エレクトリック・レディランド 50周年記念盤





品番:SICP-5917〜5920

価格:¥11,000+税 

仕様:完全生産限定盤 / 直輸入パッケージ仕様 / 3CD+Blu-ray / 48豪華カラーブックレット

解説:大鷹俊一 英文解説:デヴィッド・フリック、ジョン・マクダーモット、エディ・クレイマー / 翻訳・歌詞・対訳付 

発売日:2018年11月21日(海外:2018年11月9日)

 

収録曲

<CD-Disc1>Electric Ladyland

1. ...And the Gods Made Love   

2. Have You Ever Been (To Electric Ladyland)   

3. Crosstown Traffic   

4. Voodoo Chile   

5. Little Miss Strange   

6. Long Hot Summer Night   

7. Come On (Let the Good Times Roll)   

8. Gypsy Eyes   

9. Burning of the Midnight Lamp   

10.Rainy Day, Dream Away   

11.1983...(A Merman I Should Turn to Be)   

12.Moon, Turn the Tides...Gently Gently Away   

13.Still Raining, Still Dreaming   

14.House Burning Down   

15.All Along the Watchtower   

16.Voodoo Child (Slight Return) 

 

 

<CD-Disc2>At Last...The Beginning: The Making of Electric Ladyland: The Early Takes

1. 1983...(A Merman I Should Turn to Be)  

2. Angel

3. Cherokee Mist

4. Hear My Train a Comin'    

5. Voodoo Chile 

6. Gypsy Eyes    

7. Somewhere    

8. Long Hot Summer Night (Demo 1)   

9. Long Hot Summer Night (Demo 3)   

10.Long Hot Summer Night (Demo 4)   

11.Snowballs at My Window    

12.My Friend

13.At Last...The Beginning

14.Angel Caterina

15.Little Miss Strange    

16.Long Hot Summer Night (Take 1)   

17.Long Hot Summer Night (Take 14)   

18.Rainy Day,Dream Away    

19.Rainy Day Shuffle   

20.1983...(A Merman I Should Turn to Be)   

 

 

<CD-Disc3>Jimi Hendrix Experience: Live At The Hollywood Bowl Sept. 14, 1968 

1. Introduction  

2. Are You Experienced?

3. Voodoo Child (Slight Return)    

4. Red House   

5. Foxey Lady

6. Fire  

7. Hey Joe

8. Sunshine of Your Love

9. I Don't Live Today

10.Little Wing

11.Star Spangled Banner

12.Purple Haze   

 

<Blu-ray> 

・長編ドキュメンタリー 『At Last…The Beginning: The Making of Electric Ladyland』(日本語字幕付)

・アルバム『エレクトリック・レディランド』の●[Uncompressed LPCM Stereo 24b/96k]、●[Uncompressed LPCM 5.1 Surround 24b/96k]、●[DTS-HD Master Audio 5.1 Surround 24b/96k]を収録。

 

 

|関連リンク|

海外アーティストページ: http://www.jimihendrix.com/

 

過去の音楽評論家、大鷹俊一のジミ・ヘンドリックス 短期連載コラム

短期連載コラム(第1回)http://www.sonymusic.co.jp/artist/jimihendrix/info/500954 

短期連載コラム(第2回)http://www.sonymusic.co.jp/artist/jimihendrix/info/501106 

短期連載コラム(第3回)http://www.sonymusic.co.jp/artist/jimihendrix/info/501300

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音楽評論家、大鷹俊一のジミ・ヘンドリックス 短期連載コラム(第3回)が到着!  (2018.11.21)

1968年10月16日発売、全米アルバム・チャート1位を獲得したザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスの3枚目のアルバムにして、生前発表されたジミ最後のスタジオ・アルバム『エレクトリック・レディランド』の誕生から半世紀。

 

リマスタリングが施されたオリジナル・アルバム、未発表デモ、アウトテイク、ライヴ音源などを加えた3枚組CDに長編ドキュメンタリー、ハイレゾ音源を収録したBlu-ray1枚を加えた、計4枚組仕様の『エレクトリック・レディランド 50周年記念盤』の日本盤が本日発売となった。

http://www.sonymusic.co.jp/artist/jimihendrix/info/499023 

 

これまでにジミ・ヘンドリックスの日本盤CDライナーノーツを数多く手掛け、著書『定本 ジミ・ヘンドリックス ―その生涯と作品―』(ミュージック・マガジン)を執筆した、音楽評論家、大鷹俊一氏による『エレクトリック・レディランド50周年記念盤』の魅力に迫る、短期連載コラム第3回:“1968年9月14日”が到着。

 



第3回『1968年9月14日』

ジミ・ヘンドリックスといえばライヴ。

  というわけで『エレクトリック・レディランド50周年記念盤』にもCD-Disc3<ライヴ・アット・ザ・ハリウッド・ボウル>が入っている。1968年9月14日、LAの名物ライヴ会場、ハリウッド・ボウルでのステージだ。以前からブートレグとして音は出回っていたもののオーディスンスが録ったソースで音が遠かったり観客たちの声も大きく入ったりと残念なものだったが、ただ、そんな状態のものでも演奏は強烈なテンション高いプレイだとはマニアには知られていた。それのサウンドボード音源が最近見つかったとして、今回収録となったわけだ。

 



※Jimi Hendrix Experience: Live At The Hollywood Bowl Sept. 14, 1968

 

 同年2月から始めた初めてとなる本格的な北米ツアーを敢行しながら、同時並行でニューヨークに戻ってはレコーディングを続け、さらにどんどんと思いつく新しいアイデアをステージで試したりといった緊張感溢れるスケジュールをこなしていたのが、この頃にはようやくレコーディングも完了。約1カ月後にはサードにして初の2枚組アルバム『エレクトリック・レディランド』が発売と、達成感と充実感がストレートに爆発するライヴとなっている。

 

 聴きどころはなんといってもパフォーマンス1曲目の「アー・ユー・エクスペリエンスト?」から、まだ正式リリース前だった「ヴードゥー・チャイルド(スライト・リターン)」、そしてブルーズ・フィーリングを押し出しまくる「レッド・ハウス」と続く前半の長尺もの三連発で、とくに「ヴードゥー・チャイルド(スライト・リターン)」に入る前のMCでは“とてもファンキーな曲。ただファンクっていうものがどんなものか、まだ探っているところだ”なんて言葉が聞かれて、それと演奏が絡み合うと、大きな意味が広がっていく。演奏そのものも文句無く熱い。

 

 ただし、残念ながら音質はお世辞にも良いとは言えなく、

ドラムはダンゴ状態で、「フォクシー・レディ」は中盤で切れるし、テープを替えた為「ファイア」は途中から始まるといったお粗末ところもあるのだが、それを凌駕して演奏そのものは熱く、素晴らしい。

 

 後半のクリーム最大のヒット曲「サンシャイン・オブ・ユア・ラヴ」の心を込めたカヴァーの後には興奮した観客たちが、ハリウッド・ボウル名物のステージ前のプールに入っていくのも納得だ。とはいえこの当時のステージ周りの電気系統関係の原始的な環境の中では、水がステージ周辺に来たり、水気のある観客が抱きついてきたり、ジミたちが危険を感じるのも当然で、ジミやノエル・レディング、ミッチ・ミッチェルたちが必死に、“落ち着け”“プールから上がれ”“下がれ”といって呼びかけるのが、じつに生々しいドキュメンタリーとなっている。

 

 そんな観客の興奮がジミの炎を大きくしているのも事実で、いつも以上にスピード感がある「今日を生きられない」は聞きものだし、逆に癒すように歌われる「リトル・ウィング」などの流れは、音の悪さを忘れさせてくれるはず。

 

 そしてウッドストックの演奏を誰もが連想する「星条旗」から「紫のけむり」へと展開するエクスペリエンス・ヴァージョンは、やはりプリミティヴな魅力に満ちているし、本来であればギター、ベース、ドラムスだけの最小限の音が描き出すイマジネイション溢れる空間のはずだが、音が悪いせいでさまざまなノイズ成分も一緒に襲いかかってくる。それもまた当時のジミヘン・ライヴの現実でもあり、そこには音の悪さを越える何かがあると総合的に判断がなされたのだろう。

 

 単体のライヴ盤とするには厳しいが、しかしこのボックスにはふさわしく、1968年9月に生きるジミ・ヘンドリックスがここには詰まっている。

 



<Photo Chuck Boyd  (c) Authentic Hendrix, LLC>

 

 

大鷹俊一(おおたか としかず)

音楽評論家。北海道、小樽市生まれ。

ニューミュージック・マガジン社に勤務後、フリー。ブリティッシュ・ロック全般、パンク/ニュー・ウェイヴ以降の米英ロックを中心に各種媒体に書き続けている。

主な著作は『レコード・コレクター紳士録』(ミュージック・マガジン)、『定本 ジミ・ヘンドリックス ―その生涯と作品―』(ミュージック・マガジン)、『ブリティッシュ・ロックの名盤100』(リットー・ミュージックなど。また監修本多数。

 


 

過去の音楽評論家、大鷹俊一のジミ・ヘンドリックス 短期連載コラムはコチラ

短期連載コラム(第1回)http://www.sonymusic.co.jp/artist/jimihendrix/info/500954 

短期連載コラム(第2回)http://www.sonymusic.co.jp/artist/jimihendrix/info/501106 

 

 

 

 

|商品情報|

The Jimi Hendrix Experience / ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス

Electric Ladyland - 50th Anniversary Deluxe Edition / エレクトリック・レディランド 50周年記念盤





品番:SICP-5917〜5920

価格:¥11,000+税 

仕様:完全生産限定盤 / 直輸入パッケージ仕様 / 3CD+Blu-ray / 48豪華カラーブックレット

解説:大鷹俊一 英文解説:デヴィッド・フリック、ジョン・マクダーモット、エディ・クレイマー / 翻訳・歌詞・対訳付 

発売日:2018年11月21日(海外:2018年11月9日)

 

収録曲

<CD-Disc1>Electric Ladyland

1. ...And the Gods Made Love   

2. Have You Ever Been (To Electric Ladyland)   

3. Crosstown Traffic   

4. Voodoo Chile   

5. Little Miss Strange   

6. Long Hot Summer Night   

7. Come On (Let the Good Times Roll)   

8. Gypsy Eyes   

9. Burning of the Midnight Lamp   

10.Rainy Day, Dream Away   

11.1983...(A Merman I Should Turn to Be)   

12.Moon, Turn the Tides...Gently Gently Away   

13.Still Raining, Still Dreaming   

14.House Burning Down   

15.All Along the Watchtower   

16.Voodoo Child (Slight Return) 

 

 

<CD-Disc2>At Last...The Beginning: The Making of Electric Ladyland: The Early Takes

1. 1983...(A Merman I Should Turn to Be)  

2. Angel

3. Cherokee Mist

4. Hear My Train a Comin'    

5. Voodoo Chile 

6. Gypsy Eyes    

7. Somewhere    

8. Long Hot Summer Night (Demo 1)   

9. Long Hot Summer Night (Demo 3)   

10.Long Hot Summer Night (Demo 4)   

11.Snowballs at My Window    

12.My Friend

13.At Last...The Beginning

14.Angel Caterina

15.Little Miss Strange    

16.Long Hot Summer Night (Take 1)   

17.Long Hot Summer Night (Take 14)   

18.Rainy Day,Dream Away    

19.Rainy Day Shuffle   

20.1983...(A Merman I Should Turn to Be)   

 

 

<CD-Disc3>Jimi Hendrix Experience: Live At The Hollywood Bowl Sept. 14, 1968 

1. Introduction  

2. Are You Experienced?

3. Voodoo Child (Slight Return)    

4. Red House   

5. Foxey Lady

6. Fire  

7. Hey Joe

8. Sunshine of Your Love

9. I Don't Live Today

10.Little Wing

11.Star Spangled Banner

12.Purple Haze   

 

<Blu-ray> 

・長編ドキュメンタリー 『At Last…The Beginning: The Making of Electric Ladyland』(日本語字幕付)

・アルバム『エレクトリック・レディランド』の●[Uncompressed LPCM Stereo 24b/96k]、●[Uncompressed LPCM 5.1 Surround 24b/96k]、●[DTS-HD Master Audio 5.1 Surround 24b/96k]を収録。

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音楽評論家、大鷹俊一のジミ・ヘンドリックス 短期連載コラム(第2回)が到着!  (2018.11.15)

これまでにジミ・ヘンドリックスの日本盤CDライナーノーツを数多く手掛け、著書『定本 ジミ・ヘンドリックス ―その生涯と作品―』(ミュージック・マガジン)を執筆した、音楽評論家、大鷹俊一氏による『エレクトリック・レディランド50周年記念盤』の魅力に迫る、短期連載コラム第2回:“未完成の魅力的な曲のスケッチ”が到着。

 



第2回『未完成の魅力的な曲のスケッチ』

ジミ・ヘンドリックスといえば、これまで本当に数多くのスタジオ・レコーディング別テイクやデモ・ヴァージョンが出てきている。それもこれも完全主義で、貪欲にもっとよいヴァージョンを作りたいと演奏を繰り返したり、スタジオでアイデアを求めている間もテープを回しっぱなしにした結果でもあるが、今回の『エレクトリック・レディランド50周年記念盤』でもまたCD-Disc2「アット・ラスト・・・ザ・ビギニング:ザ・メイキング・オブ・エレクリック・レディランド:ジ・アーリー・テイクス」にたっぷりと収められている。



 ※『エレクトリック・レディランド50周年記念盤』CD-DISC2

 

 ディスクは、68年3月ニューヨークのドレイク・ホテルの一室でアコースティック・ギター1本で弾き語るトラックから始まるが、ここではなんと言ってもジミ後期を代表する名バラード「エンジェル」に泣かされる。前の年から「スウィート・エンジェル」のタイトルで何度かレコーディングにトライしているが、なぜか『エレクトリック・レディランド』には収められず、70年に入って再び取り組み、現在では『ファースト・レイズ・オブ・ザ・ニュー・ライジング・サン』に決定版が収められているが、このシンプルなデモはスッピン状態で、特別な魅力があるお宝だ。

 

 その他のナンバーもアコースティック・ギターのおかげでカントリー・ブルーズ・シンガー、ジミの部屋に特別に招かれたような演奏を堪能することができる。

 

 そしてかなりマニアックではあるが、最注目としたいのが、計5つのヴァージョンが入った「長く暑い夏の夜(Long Hot Summer Night)」だ。出て行った恋人への熱い思いと、クールな眼差しが交錯するナンバーで、本盤に入った完成ヴァージョンではジミがベースやバック・コーラスをすべて一人でやり、カラフルなサイケ感溢れるものに仕上げていたのだが、ここでは、まず最終形が想像も付かないようなカントリー・ブルーズ・スタイルの3パターンの弾き語りがしみじみと良い。さらにスタジオ・ヴァージョンが2つ入っているのだが、これがアル・クーパーのピアノとギターだけの演奏で、『エレクトリック・レディランド』レコーディングの主舞台となったスタジオ、レコード・プラントを初めて訪れたときのもの。最新のスタジオの機材の実力、環境を確かめるような演奏を聴いていると、まさに歴史が動く瞬間を目撃したような気分になるし、レコーディングが進み、インストのベースとなったトラックのデモも聴け、この曲が育っていく過程に触れられるのはダイナミックな体験となっている。

 

 他にも「スノーボールズ・アット・マイ・ウィンドウ」や「僕の友達(My Friend)」といった曲たちのアコースティック・ヴァージョンも貴重だし、アルバムのオープナーのサイケデリックなトリップ・ナンバー「恋の神々(And The Gods Made Love)」の別ミックス「アット・ラスト…ザ・ビギニング」は、よりストレートかつ荒々しい過激なアプローチで、非常にスリリングなもの。これらによってスタジオでの試行錯誤も伝わってくる。

 

 またジミ作のナンバーとして高い評価の「1983」も、「エンジェル・カテリーナ」と題された初期ヴァージョンや「1983...(A Merman I Should Turn To Be) 」とタイトルされた最初期のインストのデモ・テイクが収められ、微妙に歌詞が違っていたり、後者ではギターのアプローチへのアイデアを探る様子が聴かれたりと、興味深いことこの上ない。もちろんどちらも13分にも及ぶ発表ヴァージョンのような究極的な完成度とは違った耳で聴かなければならないが、それでも充分楽しめるのはジミならでは。

 

 いつも発掘音源が出てくるたびに、どこにこんなものが、と思わされるが、今回もまた驚かされることになった。

 大鷹俊一

 

大鷹俊一(おおたか としかず)

音楽評論家。北海道、小樽市生まれ。

ニューミュージック・マガジン社に勤務後、フリー。ブリティッシュ・ロック全般、パンク/ニュー・ウェイヴ以降の米英ロックを中心に各種媒体に書き続けている。

主な著作は『レコード・コレクター紳士録』(ミュージック・マガジン)、『定本 ジミ・ヘンドリックス ―その生涯と作品―』(ミュージック・マガジン)、『ブリティッシュ・ロックの名盤100』(リットー・ミュージックなど。また監修本多数。


 

1968年10月16日発売、全米アルバム・チャート1位を獲得したザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスの3枚目のアルバムにして、生前発表されたジミ最後のスタジオ・アルバム『エレクトリック・レディランド』の誕生から半世紀。リマスタリングが施されたオリジナル・アルバム、未発表デモ、アウトテイク、ライヴ音源などを加えた3枚組CDに長編ドキュメンタリー、ハイレゾ音源を収録したBlu-ray1枚を加えた、計4枚組仕様の『エレクトリック・レディランド 50周年記念盤』いよいよ来週、11月21日に日本発売される。 

https://www.sonymusic.co.jp/artist/jimihendrix/info/499023 

 

|商品情報|

The Jimi Hendrix Experience / ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス

Electric Ladyland - 50th Anniversary Deluxe Edition / エレクトリック・レディランド 50周年記念盤





品番:SICP-5917〜5920

価格:¥11,000+税 

仕様:完全生産限定盤 / 直輸入パッケージ仕様 / 3CD+Blu-ray / 48豪華カラーブックレット

解説:大鷹俊一 英文解説:デヴィッド・フリック、ジョン・マクダーモット、エディ・クレイマー / 翻訳・歌詞・対訳付 

発売日:2018年11月21日(海外:2018年11月9日)

 

収録曲

<CD-Disc1>Electric Ladyland

1. ...And the Gods Made Love   

2. Have You Ever Been (To Electric Ladyland)   

3. Crosstown Traffic   

4. Voodoo Chile   

5. Little Miss Strange   

6. Long Hot Summer Night   

7. Come On (Let the Good Times Roll)   

8. Gypsy Eyes   

9. Burning of the Midnight Lamp   

10.Rainy Day, Dream Away   

11.1983...(A Merman I Should Turn to Be)   

12.Moon, Turn the Tides...Gently Gently Away   

13.Still Raining, Still Dreaming   

14.House Burning Down   

15.All Along the Watchtower   

16.Voodoo Child (Slight Return) 

 

<CD-Disc2>At Last...The Beginning: The Making of Electric Ladyland: The Early Takes

1. 1983...(A Merman I Should Turn to Be)  

2. Angel

3. Cherokee Mist

4. Hear My Train a Comin'    

5. Voodoo Chile 

6. Gypsy Eyes    

7. Somewhere    

8. Long Hot Summer Night (Demo 1)   

9. Long Hot Summer Night (Demo 3)   

10.Long Hot Summer Night (Demo 4)   

11.Snowballs at My Window    

12.My Friend

13.At Last...The Beginning

14.Angel Caterina

15.Little Miss Strange    

16.Long Hot Summer Night (Take 1)   

17.Long Hot Summer Night (Take 14)   

18.Rainy Day,Dream Away    

19.Rainy Day Shuffle   

20.1983...(A Merman I Should Turn to Be)   

 

<CD-Disc3>Jimi Hendrix Experience: Live At The Hollywood Bowl Sept. 14, 1968 

1. Introduction  

2. Are You Experienced?

3. Voodoo Child (Slight Return)    

4. Red House   

5. Foxey Lady

6. Fire  

7. Hey Joe

8. Sunshine of Your Love

9. I Don't Live Today

10.Little Wing

11.Star Spangled Banner

12.Purple Haze   

 

 

<Blu-ray> 

・長編ドキュメンタリー 『At Last…The Beginning: The Making of Electric Ladyland』(日本語字幕付)

・アルバム『エレクトリック・レディランド』の●[Uncompressed LPCM Stereo 96kHz/24bit]、●[Uncompressed LPCM 5.1 Surround 96kHz/24bit]、●[DTS-HD Master Audio 5.1 Surround 96kHz/24bit]を収録。

 

 

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海外アーティストページ: http://www.jimihendrix.com/

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文藝別冊 ジミ・ヘンドリックスの伝説 『エレクトリック・レディランド』50周年が発売! (2018.11.13)

いよいよ来週『エレクトリック・レディランド50周年記念盤』を発売するジミ・ヘンドリックス。

河出書房新社より文藝別冊 ジミ・ヘンドリックスの伝説『エレクトリック・レディランド』50周年が11月29日に発売となります。

「エレクトリック・レディランド」50年を機に最大の伝説ジミ・ヘンドリックスの偉大さに迫る決定版です!

 



 

タイトル:文藝別冊 ジミ・ヘンドリックスの伝説 『エレクトリック・レディランド』50周年

発売日:2018年11月29日発売

定価:本体1,300円(税別)

仕様:A5判 224頁

 

詳しくは

http://www.kawade.co.jp/np/geijyutu.html

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音楽評論家、大鷹俊一のジミ・ヘンドリックス 短期連載コラム(第1回)が到着! (2018.11.09)

1968年10月16日発売、全米アルバム・チャート1位を獲得したザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスの3枚目のアルバムにして、生前発表されたジミ最後のスタジオ・アルバム『エレクトリック・レディランド』が誕生から半世紀を迎えた。リマスタリングが施されたオリジナル・アルバム、未発表デモ、アウトテイク、ライヴ音源などを加えた3枚組CDに長編ドキュメンタリー、ハイレゾ音源を収録したBlu-ray1枚を加えた、計4枚組仕様の『Electric Ladyland - 50th Anniversary Deluxe Edition』(輸入盤)が本日発売された。 

https://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?site=S&ima=4756&cd=01DX000085902

 

これまでにジミ・ヘンドリックスの日本盤CDのライナーノーツを数多く手掛け、著書『定本 ジミ・ヘンドリックス ―その生涯と作品―』(ミュージック・マガジン)を執筆した、音楽評論家、大鷹俊一氏による『エレクトリック・レディランド50周年記念盤』の魅力に迫る、短期連載コラム第一回:“エレクトリック・レディランド50周年記念盤とは?”が到着。

 

 



第1回 『エレクトリック・レディランド50周年記念盤』とは?

よく知られていることだが、ジミ・ヘンドリックスが生前作ったオリジナル・アルバムは、わずか3枚。『アー・ユー・エクスペリエンスト?』『アクシス:ボールド・アズ・ラヴ』、そして『エレクトリック・レディランド』で、どれも必聴、重要なアルバムばかりだが、中でも代表作とされるのがサード・アルバムの『エレクトリック・レディランド』だ。

 

 「紫のけむり」「フォクシー・レディ」などのシングル・ヒット、圧倒的なライヴ・パフォーマンス、音楽史を変えるギター・プレイで時代の寵児となったジミが、故国アメリカに凱旋しツアーを続けながら、大好きなレコーディング・スタジオで思う存分アイデアを広げたり仲間と自由なセッションをくり広げ出来上がったとてつもないアルバムだ。

 

 いまだに誰も越えることの出来ない鋭く、感受性豊かなギター・プレイがぎっしりと詰まり、さらに作者のボブ・ディランからリスペクトを受けまくる「見張塔からずっと」のカヴァーもありと多彩なアルバムは、当時は珍しい2枚組にも関わらず全米1位の大ヒット。ロック史を築いたものとして時代、世代を超越して聴かれてきた。

 

 そんなアルバムも、1968年のリリースからもう50年。アニバーサリーを迎えるにあたって、天空からジミが“良くやった!”と叫びそうなアイテムの登場だ。

 3枚組CD+Blu-ray1枚の計4枚組BOX『エレクトリック・レディランド50周年記念盤』は、ニュー・リマスターされたオリジナル盤のDisc1、未発表デモなど貴重なトラック収録のDisc2、アルバム発売の1カ月前にLA,ハリウッド・ボウルで行われたライヴのDisc3、そしてドキュメンタリーやハイレゾ、5.1サラウンドを詰め込んだBlu-rayで構成され、どれも聴きどころ満載だが、まず嬉しいのがパッケージのジャケットだ。

 

 先日も素晴らしい来日公演を行ったポール・マッカートニーの元妻でカメラマンだった故リンダ・マッカートニーが撮ったニューヨーク、セントラルパークの<不思議の国のアリス>像で子供たちと戯れる一枚で、これこそジミが本来ジャケットにしたかったもの。昔はそんな意思は無視され、英国では裸の女性が居並ぶものとなってジミを激しく嘆かせた。そのオリジナル・アイデアが、なんと50年ぶりに復活となったわけだ。実際にジミと交流のあった人たちが口を揃えて、穏やかでジェントルな人だったというジミの実像からすると、どれがジャケットにふさわしいかは明らかだろう。

 

 もちろん何よりも内容が気合いが入っていて素晴らしい。オリジナルのアナログ・テープからリマスタリングされた本体は、これまで以上にヘヴィ&スマート、かつアグレッシヴな音になっているが、とくにギターの伸びのあるトーンの豊かなニュアンスが胸に迫る。レコーディングそのものが当時ニューヨークで最新の機材を備えた新スタジオで録られただけにアナログならではの膨らみがありつつ、ジミの鋭いフレーズが浮かび上がる世界が再現され、音の真髄がさらに身近となっている。

 

 またジャム・セッション的なアプローチが際立つアルバムだけに、デモやアウトテイクを集めたディスクも重要で、聴きごたえがあり、その時の感情や体調がストレートに反映されるライヴも、このハリウッド・ボウルは充実していて文句なし。そして、高音質のBlu-rayによる5.1CHサラウンドは、ジミとスタジオワークを共にしたエンジニアのエディ・クレイマーが、当時、二人が脳裏に浮かべていた音だと絶讃するほどで、確かに新しいフィールドを駆け巡るジミ・ヘンドリックスを体感出来るものとなっている。

 

50年目の再誕生、これは聞き逃せない。

大鷹俊一

 

大鷹俊一(おおたか としかず)

音楽評論家。北海道、小樽市生まれ。

ニューミュージック・マガジン社に勤務後、フリー。ブリティッシュ・ロック全般、パンク/ニュー・ウェイヴ以降の米英ロックを中心に各種媒体に書き続けている。

主な著作は『レコード・コレクター紳士録』(ミュージック・マガジン)、『定本 ジミ・ヘンドリックス ―その生涯と作品―』(ミュージック・マガジン)、『ブリティッシュ・ロックの名盤100』(リットー・ミュージックなど。また監修本多数。


 

 

また、未発表デモ、アウトテイクを収録した『エレクトリック・レディランド50周年記念盤』<CD-Disc2>から「1983...(A Merman I Should Turn to Be)[Demo]」、「Voodoo Chile (Demo)」、「My Friend (Demo)」、「At Last...The Beginning (Demo)」、「Long Hot Summer Night (Take 14)」、「Rainy Day,Dream Away(Demo)」の6曲の音源を収録した『At Last...The Beginning - The Making of Electric Ladyland: The Early Takes Sampler』の配信も本日よりiTunesにてスタート。

 

11月21日には、大鷹氏がライナーノーツを手がけた日本盤『エレクトリック・レディランド50周年記念盤』がいよいよ発売される。

誕生から半世紀を経て、再び世界中のロック・ファンが、この作品をもって圧倒的な体験(エクスペリエンス)をすることになる。

https://www.sonymusic.co.jp/artist/jimihendrix/info/499023 

 

 

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アーティスト:The Jimi Hendrix Experience / ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス

タイトル:Electric Ladyland - 50th Anniversary Deluxe Edition / エレクトリック・レディランド 50周年記念盤





品番:SICP-5917〜5920

価格:¥11,000+税 

仕様:完全生産限定盤 / 直輸入パッケージ仕様 / 3CD+Blu-ray / 48豪華カラーブックレット

解説:大鷹俊一 英文解説:デヴィッド・フリック、ジョン・マクダーモット、エディ・クレイマー / 翻訳・歌詞・対訳付 

発売日:2018年11月21日(海外:2018年11月9日)

 

収録曲

<CD-Disc1>Electric Ladyland

1. ...And the Gods Made Love   

2. Have You Ever Been (To Electric Ladyland)   

3. Crosstown Traffic   

4. Voodoo Chile   

5. Little Miss Strange   

6. Long Hot Summer Night   

7. Come On (Let the Good Times Roll)   

8. Gypsy Eyes   

9. Burning of the Midnight Lamp   

10.Rainy Day, Dream Away   

11.1983...(A Merman I Should Turn to Be)   

12.Moon, Turn the Tides...Gently Gently Away   

13.Still Raining, Still Dreaming   

14.House Burning Down   

15.All Along the Watchtower   

16.Voodoo Child (Slight Return) 

 

 

<CD-Disc2>At Last...The Beginning: The Making of Electric Ladyland: The Early Takes

1. 1983...(A Merman I Should Turn to Be)  

2. Angel

3. Cherokee Mist

4. Hear My Train a Comin'    

5. Voodoo Chile 

6. Gypsy Eyes    

7. Somewhere    

8. Long Hot Summer Night (Demo 1)   

9. Long Hot Summer Night (Demo 3)   

10.Long Hot Summer Night (Demo 4)   

11.Snowballs at My Window    

12.My Friend

13.At Last...The Beginning

14.Angel Caterina

15.Little Miss Strange    

16.Long Hot Summer Night (Take 1)   

17.Long Hot Summer Night (Take 14)   

18.Rainy Day,Dream Away    

19.Rainy Day Shuffle   

20.1983...(A Merman I Should Turn to Be)   

 

 

<CD-Disc3>Jimi Hendrix Experience: Live At The Hollywood Bowl Sept. 14, 1968 

1. Introduction  

2. Are You Experienced?

3. Voodoo Child (Slight Return)    

4. Red House   

5. Foxey Lady

6. Fire  

7. Hey Joe

8. Sunshine of Your Love

9. I Don't Live Today

10.Little Wing

11.Star Spangled Banner

12.Purple Haze   

 

<Blu-ray>

・長編ドキュメンタリー 『At Last…The Beginning: The Making of Electric Ladyland』(日本語字幕付)

・アルバム『エレクトリック・レディランド』の●[Uncompressed LPCM Stereo 24b/96k]、●[Uncompressed LPCM 5.1 Surround 24b/96k]、●[DTS-HD Master Audio 5.1 Surround 24b/96k]を収録。

 

 

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全公演でジミ・ヘンドリックスを追悼する、ポール・マッカートニー。その背景と理由とは? (2018.11.05)



1968年発表ビートルズの『ホワイト・アルバム』とともに、今年ちょうど50周年を迎えるロックの名盤といえばジミ・ヘンドリックスの『エレクトリック・レディランド』。どちらも50周年記念盤が11月にリリースされることが話題となっているが、ビートルズとジミ・ヘンドリックスに不思議な結びつきがあったことはあまり知られていない。ちょうど来日中で、本日は両国国技館で歴史的コンサートを行なうポール・マッカートニー。ポール・マッカートニーが今回の日本公演はもちろん、近年の全公演で「ジミ・ヘンドリックスに捧ぐ」と語って演奏している特別な演目がある。「レット・ミー・ロール・イット」という楽曲の最後に、ジミ・ヘンドリックスの「フォクシー・レディ」をつなげてメドレー演奏し、ギターソロを披露、そして、最後にジミとの出会った時の思い出を語るのだ。27歳で亡くなりながらも、今も伝説として語り継がれるジミ・ヘンドリックスを、同年代の生ける伝説のポールが追悼している理由と背景とは―――。

 

熱心なファンの間では知られてはいるが、ポール・マッカートニーとジミ・ヘンドリックスは、ジャズの帝王=マイルス・デイビスらと共に空前絶後のスーパーバンドを組む寸前だった。ジミが亡くなる1年前の1969年に、アラン・ダグラスをプロデューサーに、ジミとマイルス、そして当時のマイルスのバンドでドラマーを務めていたトニー・ウィリアムスの3人がレコード制作を計画していて、その企画の中で、ポールにベーシストとしてバンドに加わるよう、正式な依頼が出されていたのだ。結局ポールがスコットランドで休暇中であったため、バンド実現には至らなかったものの、その電報はプラハのハード・ロック・カフェによってオークションで落札され、展示されている。

 

ロックの神様によるボタンの掛け違いによっては、二人はバンド・メイトになっていたかもしれない。またもう1つポールとジミの間柄を示すエピソードとして、ジミがギターに火をつけて伝説となったモンタレー・フェスティヴァルの一件が挙げられている、ジミ・ヘンドリックスのDVD『ヒア・マイ・トレインAカミン』の中で、ポールはこのように証言している。

 

『ママス&パパスのジョンに「モンタレーに、ビートルズも参加しないか?」と誘われたんだ。そのとき僕たちは『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』から『マジカル・ミステリー・ツアー』プロジェクトでずっとスタジオに缶詰だった時期だったから、出演できなかった。「でも、凄いヤツがいる」とジミを紹介したら、最初は「ジミって誰?」と戸惑っていたんだけど、「そいつは凄いの?」と聞くから「勿論さ」と答えたよ。そしたらジミの出演が決まったんだ』(ポール・マッカートニー)

 

ポールはジミの大ファンとなり、ポールの後押しでモンタレーへの出演が決まり、あの伝説的パフォーマンスが生まれた。そして、それはジミが最終日大トリを務めた歴史上最も重要な音楽イベントであるウッドストック・フェスティヴァルへとつながっていく。ポールが全公演で欠かさず演奏している「フォクシー・レディ」のジミ・ヘンドリックスのライヴ映像はこちら。ポールが全公演で想いを馳せたジミの姿が、ここにある。

 

https://www.youtube.com/watch?v=_PVjcIO4MT4



 

そして、運命の糸は50年後、この2018年再び絡み合う。2018年11月ビートルズ『ホワイト・アルバム』50周年盤がリリースとなるが、それとほぼ時を同じくしてジミ・ヘンドリックス『エレクトリック・レディランド』50周年記念盤がリリースされる。そして、ここでもポールとのちょっとした関係性がある。『エレクトリック・レディランド』は当初女性の裸を使用したジャケットでリリースされていたが、ジミ自身はこの通称“ヌード・ジャケット”をひどく忌み嫌っていたようで、近年は遺族の意向により全世界共通でUS盤の顔のアップのデザインのものが使われていた。今回の『エレクトリック・レディランド』50周年記念盤では、ようやくジミが元々採用したいと思っていたジャケット・デザインで新装発売されることになった。実はそのジャケット写真を撮影したのは、のちにポールの奥方となったリンダ・イーストマン(リンダ・マッカートニー)だったのである。ジミは当時『エレクトリック・レディランド』のアートワークを指示する直筆の手紙の中で、“表か外側には是非、銅像のところでキッズと写っている僕たちのカラー写真を使ってください”と記していた。50年後、遂にジミ・ヘンドリックスの元々のヴィジョン通りにリンダの写真が『エレクトリック・レディランド』のジャケットを飾ることになった。当写真はNYセントラル・パークにある『不思議の国のアリス』像での撮影されている。

 

英国盤ジャケット写真



 

米国盤ジャケット写真



 

50周年記念盤ジャケット写真



 

27歳で亡くなってしまった天才ギタリストと、76歳になった今もこうして日本中を感動させている天才ソングライター&パフォーマー。もしかしたらバンド・メイトになっていたかもしれない、ロンドンで交錯した同年代の二人は、ロックの神様が定める運命の中で、今も深く絡み合ったままのようである。

 

間もなく、ジミ・ヘンドリックスの生前最後に発売された歴史的なスタジオ・アルバム『エレクトリック・レディランド』の50周年記念盤が発売される。

誕生から半世紀を経て、再び世界中のロック・ファンが、この作品をもって圧倒的な体験(エクスペリエンス)をすることとなる。

 

The Jimi Hendrix Experience - Electric Ladyland 50th Anniversary Deluxe Edition teaser

https://youtu.be/RkOdjMXMc40   

 

『エレクトリック・レディランド』50周年記念盤の日本盤は11月21日発売。11月20日にはライヴ・ドキュメンタリー・フィルム『ジミ・ヘンドリックス』(73年作品)がZepp DiverCity(東京)、Zepp Namba(大阪)にて、一夜限定でライヴハウス上映をすることが決定している。

 

 

●ポール・マッカートニーとジミ・ヘンドリックスの時系列

*1967年1月11日 ロンドンのバッグ・オー・ネイルズというクラヴでポールはジミ・ヘンドリックスを観る(ちなみにこのクラヴはポールと亡くなった奥さんリンダと出会った場所で、リンダはカメラマンとしてジミ・ヘンドリックスを撮影していた)

*1967年6月1日 ビートルズ不滅の名盤『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』UK発売

*1967年6月4日 ロンドンSaville Theatreで行なわれたジミ・ヘンドリックスのショ―で『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』発売後たった3日後に、ジミ・ヘンドリックスがタイトル曲「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド」のカバーを披露

*1967年6月18日 アメリカ合衆国カリフォルニア州モンタレーで開かれた世界初の本格的野外ロックフェス、Monterey Pop Festival出演。ジミはギターを歯で弾き、背中で弾き、転げ回って弾き、更にはギターに火を付け、最終的に叩き壊す、ロック史に残る有名なパフォーマンスを行なった。その後スーパースターへの道のりが始まる。

元々モンタレーはビートルズが出演を依頼されたが、その頃ビートルズは『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』から『マジカル・ミステリー・ツアー』プロジェクトでずっとスタジオに缶詰だった時期。ライヴ活動もしていない時期でもあり出演を断るが、ポールがジミを大推薦した。

ポールは近年のライヴでは必ず「レット・ミー・ロール・イット」を取り上げているが、その際必ず「フォクシー・レディ」へ繋げてギターソロを披露する。そして最後に「シミ・ヘンドリックスに捧げる」とコメントしている。

 

●リンダ・マッカートニーとジミ・ヘンドリックスの時系列

*1960年代中盤から後半にかけ、リンダ・イーストマンはロック・ミュージシャン専門のカメラマンとして活動

*1967年5月15日、リンダがロンドンのクラブ、バッグ・オ・ネイルズにジョージー・フェイムのショーを観に行った際、ポールと出会う

*1967年5月19日、リンダは『サージェント・ペパー』の完成記念パーティに招かれビートルズの写真を撮る。

*1967年7月 NY公演でリンダは初めてジミを撮影。

*1968年夏 『エレクトリック・レディランド』用のフォトセッションが行われる

*1968年10月16日、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス『エレクトリック・レディランド』発売

*1969年3月12日ポールとリンダは結婚、リンダ・マッカートニーとなる。

*1992年リンダ・マッカートニーが60年代に撮影したミュージシャン達の写真をまとめた『シックスティーズ』を出版。その表紙にはリンダ一番のお気に入りのジミの写真が使用された

https://www.lindamccartney.com/sixties/

https://www.lindamccartney.com/lindas-prints-featured-in-va-museums-new-photography-centre/ 

*2018年11月、50年の月日を経て、ついにリンダが撮影した幻の写真がジャケットに使用された『エレクトリック・レディランド50周年記念盤』が発売

 

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アーティスト:The Jimi Hendrix Experience / ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス

タイトル:Electric Ladyland - 50th Anniversary Deluxe Edition / エレクトリック・レディランド 50周年記念盤





品番:SICP-5917〜5920

価格:¥11,000+税 

仕様:完全生産限定盤 / 直輸入パッケージ仕様 / 3CD+Blu-ray / 48豪華カラーブックレット /

解説:大鷹俊一 英文解説:デヴィッド・フリック、ジョン・マクダーモット、エディ・クレイマー / 翻訳・歌詞・対訳付 

発売日:2018年11月21日(海外:2018年11月9日)

 

 

収録曲

【CD-Disc1】 Electric Ladyland

1. ...And the Gods Made Love   

2. Have You Ever Been (To Electric Ladyland)   

3. Crosstown Traffic   

4. Voodoo Chile   

5. Little Miss Strange   

6. Long Hot Summer Night   

7. Come On (Let the Good Times Roll)   

8. Gypsy Eyes   

9. Burning of the Midnight Lamp   

10.Rainy Day, Dream Away   

11.1983...(A Merman I Should Turn to Be)   

12.Moon, Turn the Tides...Gently Gently Away   

13.Still Raining, Still Dreaming   

14.House Burning Down    

15.All Along the Watchtower   

16.Voodoo Child (Slight Return) 

 

 

【CD-Disc2】 At Last...The Beginning: The Making of Electric Ladyland: The Early Takes

1. 1983...(A Merman I Should Turn to Be)  

2. Angel

3. Cherokee Mist

4. Hear My Train a Comin'     

5. Voodoo Chile 

6. Gypsy Eyes    

7. Somewhere    

8. Long Hot Summer Night (Demo 1)   

9. Long Hot Summer Night (Demo 3)   

10.Long Hot Summer Night (Demo 4)   

11.Snowballs at My Window    

12.My Friend

13.At Last...The Beginning

14.Angel Caterina

15.Little Miss Strange    

16.Long Hot Summer Night (Take 1)   

17.Long Hot Summer Night (Take 14)   

18.Rainy Day,Dream Away    

19.Rainy Day Shuffle   

20.1983...(A Merman I Should Turn to Be)   

 

 

【CD-Disc3】 Jimi Hendrix Experience: Live At The Hollywood Bowl Sept. 14, 1968 

1. Introduction  

2. Are You Experienced?

3. Voodoo Child (Slight Return)    

4. Red House   

5. Foxey Lady

6. Fire  

7. Hey Joe

8. Sunshine of Your Love

9. I Don't Live Today

10.Little Wing

11.Star Spangled Banner

12.Purple Haze   

 

|Blu-ray|

・長編ドキュメンタリー 『At Last…The Beginning: The Making of Electric Ladyland』(日本語字幕付)

・アルバム『エレクトリック・レディランド』の●[Uncompressed LPCM Stereo 24b/96k]、●[Uncompressed LPCM 5.1 Surround 24b/96k]、●[DTS-HD Master Audio 5.1 Surround 24b/96k]を収録。

 

 

●ライヴ・ドキュメンタリー・フィルム『ジミ・ヘンドリックス』一夜限りのキネマ最響上映@Zepp東阪



世界的名盤『エレクトリック・レディランド』の発売50周年を記念して、11月20日(火)、東京と大阪のZeppにて、一夜限りのライヴハウス上映!

会場:Zepp DiverCity(東京)、Zepp Namba(大阪)

日時:2018年11月20日(火)OPEN 18:30 START 19:30

詳しくはこちらの特設ページを

http://www.110107.com/s/oto/page/zepp_jimi?ima=5747

 

 

|関連リンク|

海外アーティストページ: http://www.jimihendrix.com/

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『Player』12月号(no.635)の表紙は、ジミ・ヘンドリックス (2018.10.30)

11月2日に発売となる『Player』12月号(no.635)の表紙はジミ・ヘンドリックス!

“ジミヘン解体新書”のタイトルで、ジミ・ヘンドリックス、11/21に日本発売される『エレクトリック・レディランド50周年記念盤』を大特集!!

 



 

詳しくは http://www.player.jp/index.html

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『エレクトリック・レディランド50周年記念盤』、早期予約特典が決定!! (2018.09.20)



ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスの11月14日発売となる『エレクトリック・レディランド50周年記念盤』(日本盤)の早期予約特典が決定。本日より10月3日(水)までにご予約頂いた方に、特典として『エレクトリック・レディランド 缶バッチコレクション(5個セット)』をプレゼント!

 

50周年記念盤のアルバム・ジャケットで使用されている、ニューヨークのセントラル・パークにある“不思議の国のアリス (Alice in Wonderland)”像の前でザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスと子供たちを、リンダ(・マッカートニー)・イーストマンが撮影した写真と同梱される4枚のディスク[『Electric Ladyland』(CD-Disc1)、『At Last...The Beginning: The Making of Electric Ladyland: The Early Takes』(CD-Disc2)、『Jimi Hendrix Experience: Live At The Hollywood Bowl Sept. 14, 1968』(CD-Disc3)  、『At Last…The Beginning: The Making of Electric Ladyland』(Blu-ray)]の計5つのジャケット絵柄を使用した、缶バッチコレクションとなる。

 

 

『エレクトリック・レディランド 缶バッチコレクション(5個セット)』



 

 

現在、ソニー・ミュージックショップでも御予約受付中

https://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?site=S&ima=4747&cd=SICP000005917

 

1968年発売、全米アルバムチャート1位を獲得した、ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスの最高傑作『エレクトリック・レディランド』が50周年を迎え、3枚組CD+Blu-rayを収容した4枚組仕様の『エレクトリック・レディランド50周年記念盤』として11月に日本発売される。CD-Disc1には、バーニー・グランドマンがオリジナルのアナログ・テープからリマスタリングを施した『エレクトリック・レディランド』を収録。CD-Disc2には、未発表デモ、および別テイクを20曲収録。CD-Disc3には、1968年9月14日のハリウッド・ボウルでの未発表ライヴを12曲収録。Blu-rayには、長編ドキュメンタリー『At Last...The Beginning: The Making of Electric Ladyland』(日本語字幕付)と、オリジナル・アルバムの[非圧縮LPCMステレオ 24ビット/96k]、[非圧縮 LPCM 5.1サラウンド 24ビット/96k]、[DTS-HD マスターオーディオ 5.1 サラウンド24ビット/96k]が収録される。上記4枚のディスクに、ジミの手書きの歌詞、アルバムジャケットの別案、当時の所属レーベルへの同作に関する指示や、エディ・クレイマー本人が撮影したレコーディング・セッションの未発表写真、音楽評論家のデヴィッド・フリック、プロデューサーのジョン・マクダーモットの英文ライナーなどが収録されたフル・カラーの48Pブックレットが付属する。(https://www.sonymusic.co.jp/artist/jimihendrix/info/499023

 

 

 

|早期予約特典決定に関して|

本日より10月3日(水)までにご予約頂いた方には、早期予約特典として、『エレクトリック・レディランド 缶バッチコレクション(5個セット)』をプレゼント致します。特典は、商品ご購入時に一緒にお渡し致します。

※一部CDショップ/オンラインショップを除きます。詳しくはお近くのCDショップまたはオンラインショップにお尋ねください。

 

≪早期予約特典 対象期間≫

2018年10月3日(水)までに、CDショップもしくはオンラインショップでご予約頂いた方が対象となります。

※先着順のため、特典予定数に達し次第となりますので予めご了承ください。

 

≪早期予約特典≫

『エレクトリック・レディランド 缶バッチコレクション(5個セット)』

※「エレクトリック・レディランド 50周年記念盤』」に収録される4種のアルバムジャケット絵柄と本商品のジャケット絵柄缶バッチです

 

 

|商品情報|

アーティスト:The Jimi Hendrix Experience / ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス

タイトル:Electric Ladyland - 50th Anniversary Deluxe Edition / エレクトリック・レディランド 50周年記念盤





品番:SICP-5917〜20

価格: \11,000+税 

発売日:2018年11月14日(海外発売日2018年11月9日)

仕様:完全生産限定盤 / 3CD+1Blu-ray(日本語字幕付) / 直輸入パッケージ仕様 / 歌詞・対訳・解説付

 

 

収録曲

[CD-Disc1] Electric Ladyland

1. ...And the Gods Made Love   

2. Have You Ever Been (To Electric Ladyland)   

3. Crosstown Traffic   

4. Voodoo Chile   

5. Little Miss Strange   

6. Long Hot Summer Night   

7. Come On (Let the Good Times Roll)   

8. Gypsy Eyes   

9. Burning of the Midnight Lamp   

10.Rainy Day, Dream Away   

11.1983...(A Merman I Should Turn to Be)   

12.Moon, Turn the Tides...Gently Gently Away   

13.Still Raining, Still Dreaming   

14.House Burning Down   

15.All Along the Watchtower   

16.Voodoo Child (Slight Return) 

 

 

[CD-Disc2] At Last...The Beginning: The Making of Electric Ladyland: The Early Takes

1. 1983...(A Merman I Should Turn to Be)  

2. Angel

3. Cherokee Mist

4. Hear My Train a Comin'    

5. Voodoo Chile 

6. Gypsy Eyes    

7. Somewhere    

8. Long Hot Summer Night (Demo 1)   

9. Long Hot Summer Night (Demo 3)   

10.Long Hot Summer Night (Demo 4)   

11.Snowballs at My Window    

12.My Friend

13.At Last...The Beginning

14.Angel Caterina

15.Little Miss Strange    

16.Long Hot Summer Night (Take 1)   

17.Long Hot Summer Night (Take 14)   

18.Rainy Day,Dream Away    

19.Rainy Day Shuffle   

20.1983...(A Merman I Should Turn to Be)  

 

 

[CD-Disc3] Jimi Hendrix Experience: Live At The Hollywood Bowl Sept. 14, 1968 

1. Introduction  

2. Are You Experienced?

3. Voodoo Child (Slight Return)    

4. Red House   

5. Foxey Lady

6. Fire  

7. Hey Joe

8. Sunshine of Your Love

9. I Don't Live Today

10.Little Wing

11.Star Spangled Banner

12.Purple Haze   

 

[Blu-ray]

・長編ドキュメンタリー 『At Last...The Beginning: The Making of Electric Ladyland』(日本語字幕付)

・アルバム『エレクトリック・レディランド』の[Uncompressed LPCM Stereo 24b/96k]

・アルバム『エレクトリック・レディランド』の[Uncompressed LPCM 5.1 Surround 24b/96k]

・アルバム『エレクトリック・レディランド』の[DTS-HD Master Audio 5.1 Surround 24b/96k]

を収録

 

 

|関連リンク|

海外アーティストページ: http://www.jimihendrix.com/

 

 

1968年には、もう一つの名作があった。

ジャニス・ジョプリン『チープ・スリル(50周年記念エディション)』

詳しくは→https://www.sonymusic.co.jp/artist/JanisJoplin/info/499168

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圧倒的なエクスペリエンスを再び―。ジミ・ヘンドリックス、『エレクトリック・レディランド』 50周年記念盤を11月に発売!! (2018.09.14)



 

不世出のギタリストであり、音楽家でもある、ジミ・ヘンドリックス。1968年に発表されたザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスの歴史的名盤『エレクトリック・レディランド』が50周年を迎え、3枚組CDにBlu-ray1枚を加えた計4枚組仕様の『エレクトリック・レディランド50周年記念盤』として、11月21日に日本発売される事が決定。

 



 

CD-Disc1、『Electric Ladyland』は、当時LP2枚組で発売されていたオリジナル・アルバム『エレクトリック・レディランド』をバーニー・グランドマンがオリジナルのアナログ・テープからリマスタリングを施し収録。

 

ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスの3作目のアルバム『エレクトリック・レディランド』のオリジナル盤は、1968年10月16日に発売、生前にリリースされたスタジオ・アルバムとしては最後の作品となり、全米アルバム・チャートの1位を獲得。ジミ・ヘンドリックスがプロデュースと監督を務めたこの作品は、今でも米国外で最も売上の多いジミ・ヘンドリックスのアルバムであり、ファースト・アルバム『アー・ユー・エクスペリエンスト?』を凌いでいる。

 

同作には当時、トラフィックのスティーヴ・ウィンウッド、クリス・ウッド、デイヴ・メイスン、ジェファーソン・エアプレインのジャック・キャサディ(「Voodoo Chile」のベースを担当)、そしてジミ・ヘンドリックスが後に自ら組んだバンド・オブ・ジプシーズのメンバー、バディ・マイルス(「Rainy Day, Dream Away」と「Still Raining, Still Dreaming」のドラムスを担当)など豪華ゲストプレイヤーが参加を果たしている。またシングルとして全米シングル・チャートのトップ20入りを果たした、ボブ・ディランの「見張塔からずっと(All Along the Watchtower)」のカヴァーなど、大半の曲でヘンドリックス自らベースも担当している。録音された解釈として、史上最高とみなされているこのカヴァー・ヴァージョンに関して、1995年にボブ・ディランは「他の人たちが見つけようと思いもしないようなものを、ジミはこの曲に見いだしたんだ。彼は空間の使い方によって、さらにいいものを作ったんじゃないかと思う」と明言している。ディランは1974年の時点で自身の曲を演奏するのにヘンドリックスのテンプレートを用い始めており、究極の形でリスペクトの念を表明していた。

 

CD-Disc2、『At Last...The Beginning: The Making of Electric Ladyland: The Early Takes』には、未発表デモ音源やスタジオでのアウトテイクを20曲収録。ヘンドリックスがティアック社製のオープンリール式テープ・マシンで1968年初めに録音した曲のアイデアのデモ、ニューヨークのサウンド・センターやレコード・プラントでの初期のセッション、「Angel Caterina」と「Little Miss Strange」の未発表ヴァージョンには、バディ・マイルスとスティーヴン・スティルスがゲスト参加。「Long Hot Summer Night」にはヘンドリックスとミッチ・ミッチェルがフィーチャーされており、アル・クーパーもピアノで参加。また、「At Last...The Beginning」は、のちに「...And The Gods Made Love」となった曲の初期のヴァージョンである。また1968年3月、マンハッタンのドレイク・ホテルに滞在中に録音されたジミのデモには、「Voodoo Chile」や「Gypsy Eyes」といった名曲の形成期の演奏や、クオリティが高かったにもかかわらずアルバムに収録されることのなかった「Angel」や「My Friend」などの楽曲の魅力的なスケッチが収録されている。

 

CD-Disc3、『Jimi Hendrix Experience: Live At The Hollywood Bowl Sept. 14, 1968』は、エクスペリエンス・ヘンドリックス傘下、ダガー・レコーズの公式ブートレッグ・シリーズの一環であり、アルバム『エレクトリック・レディランド』リリースの約1か月前に行われた、1968年9月14日のハリウッド・ボウルでの未発表ライヴ。最近発見された2トラックのサウンドボードからの録音音源12曲が収録されている。

 

同梱されるBlu-rayには、高い評価を博した長編ドキュメンタリー『At Last...The Beginning: The Making of Electric Ladyland』(日本語字幕付)と、オリジナル・アルバム『Electric Ladyland』の[非圧縮LPCMステレオ 24ビット/96k](Uncompressed LPCM Stereo 24b/96k)、[非圧縮 LPCM 5.1サラウンド 24ビット/96k](Uncompressed LPCM 5.1 Surround 24b/96k)、[DTS-HD マスターオーディオ 5.1 サラウンド24ビット/96k](DTS-HD Master Audio 5.1 Surround 24b/96k)が収録される。

 

ドキュメンタリーには、ヘンドリックスが生前制作した全作品のエンジニアを務め、死後の作品もほぼ全作単独または共同でプロデュースを手がけたエディ・クレイマーが『エレクトリック・レディランド』のオリジナル・アルバムのレコーディングに際し、ジミたちが用いた技術のプロセスを説明するのにオリジナルのマルチトラック・テープの一部を再生しながら説明し、エクスペリエンスのノエル・レディング、ミッチ・ミッチェル、バディ・マイルス、ジャック・キャサディ、スティーヴ・ウィンウッド、デイヴ・メイスンらが当時を振り返っている。

 

「『エレクトリック・レディランド』を5.1サラウンド・サウンドでミキシングすることをずっと夢見てきました」とエディ・クレイマーは語っている。「ジミと私が1968年にやろうとしていた冒険心あふれるタイプの音には理想的な媒体のようにかねてから思ってきました。<Voodoo Child (Slight Return)>の最初のサラウンド・ミックスを完成させたときは、目に見える直感的な興奮を覚えました。掛け言葉になりますが、圧倒的なエクスペリエンス(経験)でしたよ。私たちはこの曲をサラウンド・テスト用に考えていました。音を聞いた瞬間、ジミと自分があの“とらえどころのない”音を見いだそうとしている自分たちの試みに笑いながら、ステレオ・アルバムをミキシングしていたときのことがフラッシュバックしましたよ」。『エレクトリック・レディランド50周年記念盤』に同梱されるブルーレイにはこれらの5.1サラウンド・サウンド・ミックスが収録される。ヘンドリックスの作品群にあるスタジオ・アルバムとしてはまったく初めてのこととなる。

 

The Jimi Hendrix Experience - Electric Ladyland 50th Anniversary Deluxe Edition teaser 



 

Electric Ladyland 50th Anniversary Deluxe Edition with Eddie Kramer



 

ニューヨークのセントラル・パークにある『不思議の国のアリス (Alice in Wonderland)』像の前にバンド・メンバーと子供たちがいるという新しいジャケット写真は、リンダ(・マッカートニー)・イーストマンが撮影したもの。ジミ自身がアルバムのジャケット・イメージとして選んだ画像である。この写真はリプリーズ・レコーズから発売された米国盤のジャケットの内側に追いやられ、白黒で印刷されていた。トラック・レコーズからリリースされた英国盤にはまったく使用されず、代わりに裸の女性が見開きに19人並ぶ写真が使用された。ヘンドリックスがこの写真をひどく忌み嫌ったのは有名な話である。このたびリンダ・イーストマンの写真が史上初めてフル・カラーで、ジミ・ヘンドリックスの元々のヴィジョン通りに『エレクトリック・レディランド』のジャケットを飾ることになる。

 



 

上記4枚のディスクとジミの手書きの歌詞、アルバム・ジャケットの別案、当時の所属レーベルへの同作に関する指示や、エディ・クレイマー本人が撮影したレコーディング・セッションの未発表写真、音楽評論家のデヴィッド・フリック、プロデューサーのジョン・マクダーモットの英文ライナーなどが収録されたフル・カラーの48Pブックレットが『エレクトリック・レディランド50周年記念盤』に付属する。

 

また、輸入盤として同内容のLP6枚+Blu-ray 1枚のセットも11月9日に発売される。

 



 

【商品情報】

The Jimi Hendrix Experience / ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス

Electric Ladyland - 50th Anniversary Deluxe Edition / エレクトリック・レディランド 50周年記念盤



2018年11月21日発売(海外発売日2018年11月9日) SICP-5917〜20 \11,000+税 

全生産限定盤 / 3CD+1Blu-ray(日本語字幕付) / 直輸入パッケージ仕様 / 歌詞・対訳・解説付

 

収録曲

【CD-Disc1】 Electric Ladyland

1. ...And the Gods Made Love   

2. Have You Ever Been (To Electric Ladyland)   

3. Crosstown Traffic   

4. Voodoo Chile    

5. Little Miss Strange   

6. Long Hot Summer Night   

7. Come On (Let the Good Times Roll)   

8. Gypsy Eyes   

9. Burning of the Midnight Lamp   

10.Rainy Day, Dream Away   

11.1983...(A Merman I Should Turn to Be)   

12.Moon, Turn the Tides...Gently Gently Away   

13.Still Raining, Still Dreaming   

14.House Burning Down   

15.All Along the Watchtower   

16.Voodoo Child (Slight Return) 

 

【CD-Disc2】 At Last...The Beginning: The Making of Electric Ladyland: The Early Takes

1. 1983...(A Merman I Should Turn to Be)  

2. Angel

3. Cherokee Mist

4. Hear My Train a Comin'    

5. Voodoo Chile 

6. Gypsy Eyes    

7. Somewhere    

8. Long Hot Summer Night (Demo 1)   

9. Long Hot Summer Night (Demo 3)   

10.Long Hot Summer Night (Demo 4)   

11.Snowballs at My Window    

12.My Friend

13.At Last...The Beginning

14.Angel Caterina

15.Little Miss Strange    

16.Long Hot Summer Night (Take 1)   

17.Long Hot Summer Night (Take 14)   

18.Rainy Day,Dream Away    

19.Rainy Day Shuffle   

20.1983...(A Merman I Should Turn to Be)   

 

【CD-Disc3】 Jimi Hendrix Experience: Live At The Hollywood Bowl Sept. 14, 1968 

1. Introduction  

2. Are You Experienced?

3. Voodoo Child (Slight Return)    

4. Red House   

5. Foxey Lady

6. Fire  

7. Hey Joe

8. Sunshine of Your Love

9. I Don't Live Today

10.Little Wing

11.Star Spangled Banner

12.Purple Haze   

 

【Blu-ray】 

・長編ドキュメンタリー 『At Last…The Beginning: The Making of Electric Ladyland』

・アルバム『エレクトリック・レディランド』の[Uncompressed LPCM Stereo 24b/96k]

・アルバム『エレクトリック・レディランド』の[Uncompressed LPCM 5.1 Surround 24b/96k]

・アルバム『エレクトリック・レディランド』の[DTS-HD Master Audio 5.1 Surround 24b/96k]

を収録

 

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ジミ・ヘンドリックスの傑作ライヴ・フィルムが東京と大阪のZeppにて、一夜限定で世界初のライヴハウス上映決定! (2018.09.07)



11月20日(火)、名盤『エレクトリック・レディランド』発売50周年を記念して、ライヴ・ドキュメンタリー・フィルム『ジミ・ヘンドリックス』を東京と大阪のZeppにて、一夜限定で世界初のライヴハウス上映が決定!来日が叶わなかったジミ・ヘンドリックスの神パフォーマンスを追体験できる貴重な上映となる事必至。

 

 

ライヴ・ドキュメンタリー・フィルム『ジミ・ヘンドリックス』一夜限りのキネマ最響上映@Zepp東阪



 

原題|Jimi Hendrix

日時|2018年11月20日(火) Tuesday.20th.Nov.2018.    

会場|Zepp DiverCity(TOKYO)、Zepp Namba(OSAKA)

開場|6:30pm 開映|7:30pm

券種|プレミアム・エリア・シート(全席指定席)|一般自由席|スタンディング・エリア(立見)

【1973年/カラー・モノクロ/102分/16:9/日本語字幕/BD/2ch】

 

公式ホームページ|http://www.110107.com/zepp-de-zekk

企画・主催|(株)Zeppホールネットワーク、(株)ソニー・ミュージックダイレクト

提供:ワーナー・ブラザース映画 

©1973Warner Bros. All Rights Reserved.

 

※チケットなどの詳細はコチラ

公式ホームページ|http://www.110107.com/s/oto/page/zepp_jimi?ima=1447

 

 

映画 トレイラー

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伝説的レコーディング・エンジニア/プロデューサー=エディ・クレイマー、ジミ・ヘンドリックスの新作『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』の制作秘話を語る! (2018.03.14)



 

本日、日本発売となった未発表スタジオ音源からなる新作『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』のプロデュース、エンジニア、ミックスを手がけ、生前のジミ・ヘンドリックスの作品全てに関わってきたエディ・クレイマーが、ジミ・ヘンドリックスの制作秘話を語った。

 

今から約50年前の1969年5月7日、NYのスタジオ“レコード・プラント”にて、ジミ・ヘンドリックスと共に“100万ドルのギタリスト”ジョニー・ウィンターが今作に収録されている「シングス・アイ・ユースト・トゥ・ドゥ」のレコーディングを行った時のこと、「NYのシーン・クラブでジョニー(・ウィンター)がジャムっていた時、ジミが入ってきて、2人のジャムが始まった。意気投合して、ジミが『これスタジオでやろうぜ!』、ということになってあの曲(「Things I Used to Do」)が録音されました。想像してみて下さい!8th Avenueを真夜中に歩いていて、シーン・クラブから出てくるジミ・ヘンドリックスに出くわす場面を。羽根のついた帽子をかぶり、あのコスチューム、あのアクセサリー、ストラトを持ち、20人ばかりを従えて道を伸し歩き、堂々とレコード・プラントへ入っていく様子を。車を止めてしまう勢いでした!いや、実際に車が止まったのですが・・・。スタジオがセットアップされ、2度ばかりリハーサルをやり、あっという間にマスターが仕上がりました!」と、当時を振り返った。

また、ギタープレイにばかり注目が集まりがちなジミ・ヘンドリックスの歌詞に関しても、「レコード・プラントで目撃したことをお話しましょう。彼は、歌詞をいろんなものにメモして持ち込むのです。たとえば『ジプシー・アイズ』の時。彼はポケットからバッグからいろんな紙切れを取り出しました。ホテルのメモ帳、封筒、紙マッチの表側、とにかく書けるもの何にでもアイデアを書きつけて持ってきました。そのバラバラの紙切れをじっと見ながらそれを組合せ、最終的にリーガルパッドの黄色い紙の上に歌詞を書きつけます。そして、それをスタジオに持ち込んで歌うのです。時には完全に仕上がった歌詞を持ってくることもありますが、ホテルで手に入れたあれこれの紙切れに書きつけてくることの方が多かったですね。」とエピソードを語った。

 

新作『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』より、ジョン・ヴォンドラセックが監督した「ラヴァー・マン」のミュージック・ビデオも公開となっている。

 

「ラヴァー・マン」ミュージック・ビデオ


 

1968年1月〜1970年2月の間にスタジオ録音された収録曲13曲のうち、未発表曲は10曲。楽曲の多くは、ジミ・ヘンドリックス(g/vo)、ビリー・コックス(b)、バディ・マイルス(ds)による、のちにバンド・オブ・ジプシーズとして知られるようになるトリオによってレコーディングされたが、ジョニー・ウィンター以外にも、ノエル・レディング(b)、ミッチ・ミッチェル(ds)のザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのオリジナル・メンバーや、スティーヴン・スティルス、ロニー・ヤングブラッドらゲスト陣も当時のセッションにゲスト参加をしている。

また、日本オリジナル帯、歌詞・対訳・解説を収容した、新作『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』の輸入盤国内仕様アナログLPも3月28日に発売される。

 

【商品情報】
『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』

 

<日本盤CD>
仕様:初回デジパック仕様 / 解説・歌詞・対訳付 / ジョン・マクダーモットによる英文ライナー付
品番:SICP-5667
価格:\2,400+税
発売日:2018年3月14日発売



 

<輸入盤国内仕様アナログLP>
仕様:完全生産限定盤 / 日本オリジナル帯 / 解説・歌詞・対訳付 / ジョン・マクダーモットによる英文ライナー付 / 180gx2LP / Gatefold Sleeve仕様
品番:SIJP-63〜64
価格:\5,500+税
発売日:2018年3月28日発売



 

収録曲(CD、輸入盤国内仕様アナログLP共に)
1. Mannish Boy(*)
2. Lover Man(*)
3. Hear My Train A Comin’(*)
4. Stepping Stone(*)
5. $20 Fine(*)(+)
6. Power Of Soul(^)
7. Jungle(*)
8. Things I Used To Do(#)
9. Georgia Blues(++)
10. Sweet Angel(*)
11. Woodstock(*)(+)
12. Send My Love To Linda(*)
13. Cherokee Mist(*)

(*)Previously unreleased 
(^)Previously unavailable extended version
(+)Featuring Stephen Stills 
(#)Featuring Johnny Winter
(++)Featuring Lonnie Youngblood

 

 

【関連リンク】

アーティストページ
http://www.jimihendrix.com/
アーティストページ
http://www.110107.com/jimihen

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メディア情報更新(YOUNG GUITAR ( 2018年4月号)) (2018.03.07)

メディア情報を更新しました。

詳細はこちら

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『ギター・マガジン』 最新号(4月号)の表紙は、ジミ・ヘンドリックス!! (2018.03.07)



 

いよいよ、3月14日に未発表スタジオ音源からなるアルバム『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』を国内発売すジミ・ヘンドリックスが、
『ギター・マガジン』 2018年4月号の表紙を飾ります! 表紙イラストは何と坂本慎太郎氏の描き下ろし。
新作『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』の徹底研究、生前最後の本人インタビューの掲載など、ジミ・ヘンドリックスの大特集となります!!

 

詳しくは:https://www.rittor-music.co.jp/magazine/guitar/

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〔商品に関するお知らせ〕 3月28日発売、輸入盤国内仕様アナログLP『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』(SIJP63~4) (2018.02.28)

3月28日発売予定の輸入盤国内仕様アナログLP『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』(SIJP63~4)ですが、一部、新聞、雑誌の広告にて、「ナンバリング付」と掲載しておりましたが、今回使用するヨーロッパ盤には、ナンバリングが付かない事になりました。ご了承下さい。

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ジミ・ヘンドリックス、未発表スタジオ音源からなる新作『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』より、「ラヴァー・マン」の音源を公開!!! (2018.02.23)

3月14日に日本発売される、未発表スタジオ音源からなる新作『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』より、「マニッシュ・ボーイ」、「ヒア・マイ・トレインAカミン」に続く最新シングルとして「ラヴァー・マン」の音源が公開となった。

「ラヴァー・マン」


 

また、同曲の7インチ・シングル盤も本日発売され、サイドAには、1969年12月15日、NYのレコード・プラントにて、バンド・オブ・ジプシーズのビリー・コックス(b)、バディ・マイルス(ds)と共に録音した
「ラヴァー・マン」を収録。サイドBには、1967年11月10日、オランダ、バッセムのVitus Studiosにて録音された、ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスによる「フォクシー・レディ」の未発表ライヴ・ヴァージョンを収録。

「"Lover Man" b/w "Foxy Lady" (7inch Vinyl Single)」Sony Music Shopリンク
https://www.sonymusicshop.jp/m/item/itemShw.php?site=S&ima=5015&cd=00AE000082399

『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』と名付けられ、3月14日に日本発売される新作は、『ヴァリーズ・オブ・ネプチューン』(2010年)、『ピープル、ヘル&エンジェルス』(2013年)に続く、未発表スタジオ音源からなるアルバムの第3弾。1968年1月〜1970年2月の間にスタジオ録音された収録曲13曲のうち、未発表曲は10曲。楽曲の多くは、“バンド・オブ・ジプシーズ”によってレコーディングされたが、ミッチ・ミッチェル(Ds)、ノエル・レディング(B)のザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのオリジナル・メンバーや、スティーヴン・スティルス、ジョニー・ウィンター、ロニー・ヤングブラッドらゲスト陣も当時の録音に参加。プロデュースは、1996年以降にリリースされているジミ・ヘンドリックスのオーディオ/ヴィジュアル商品の全てを手掛けているジェイニー・ヘンドリックス、ジョン・マクダーモット、エディ・クレイマーが手がけている。

また、日本オリジナル帯、歌詞・対訳・解説を収容した、新作『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』の輸入盤国内仕様アナログLPも3月28日に発売される。


【商品情報】
アーティスト名:ジミ・ヘンドリックス

タイトル:『"Lover Man"  b/w "Foxy Lady" (7inch Vinyl Single)』


仕様:完全生産限定盤 / 輸入盤
品番:1907582399-7
収録曲
A1. Lover Man
B1. Foxy Lady


タイトル:『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』


<日本盤CD>
仕様:初回デジパック仕様 / 解説・歌詞・対訳付 / ジョン・マクダーモットによる英文ライナー付
品番:SICP-5667
価格:\2,400+税
発売日:2018年3月14日発売

<輸入盤国内仕様アナログLP>


仕様:完全生産限定盤 / 日本オリジナル帯 / 解説・歌詞・対訳付 / ジョン・マクダーモットによる英文ライナー付
/ 180gx2LP / ナンバリング付 / Gatefold Sleeve仕様
品番:SIJP-63〜64
価格:\5,500+税
発売日:2018年3月28日発売

収録曲(CD、輸入盤国内仕様アナログLP共に)
1. Mannish Boy(*)/ マニッシュ・ボーイ
2. Lover Man(*)/ ラヴァー・マン
3. Hear My Train A Comin’(*)/ ヒア・マイ・トレインAカミン
4. Stepping Stone(*)/ ステッピング・ストーン
5. $20 Fine(*)(+) / 20ドル・ファイン
6. Power Of Soul(^)/ パワー・オブ・ソウル
7. Jungle(*) / ジャングル
8. Things I Used to Do(#)/ シングス・アイ・ユースト・トゥ・ドゥー
9. Georgia Blues(++) / ジョージア・ブルース
10. Sweet Angel(*)/ スウィート・エンジェル
11. Woodstock(*)(+) / ウッドストック
12. Send My Love To Linda(*)/ センド・マイ・ラヴ・トゥ・リンダ
13. Cherokee Mist(*)/ チェロキー・ミスト

(*)Previously unreleased 
(^)Previously unavailable extended version
(+)Featuring Stephen Stills 
(#)Featuring Johnny Winter
(++)Featuring Lonnie Youngblood

【関連リンク】
「ラヴァー・マン」音源リンク


 

アーティストページ

http://www.jimihendrix.com/

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新作『ボース・ザイズ・オブ・ザ・スカイ』、タワーレコードオリジナル限定特典決定!! (2018.02.16)

3月14日(水)発売 ジミ・ヘンドリックス『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』(国内盤)をお買い上げの方に先着購入特典が決定致しました!
※特典は先着とさせていただきます。なくなり次第終了となりますの、お早めにお買い求めください。
※下記日程より、下記対象商品をご購入いただいた方が対象となります。対象店舗外でお買求めいただきましても特典はつきませんので、ご注意ください。

 

【対象商品】
3月14日(水)発売 ジミ・ヘンドリックス 『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』
CD 通常盤(SICP-5667)

 

【対象店舗】
タワーレコード全店(オンライン含む/一部店舗除く)

 

【特典内容】
ジミ・ヘンドリックス オリジナルギターピック




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ジミ・ヘンドリックス、未発表スタジオ音源からなる3月発売の新作『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』より、「マニッシュ・ボーイ」を公開!! (2018.01.17)

ジミ・ヘンドリックスが、未発表スタジオ音源からなる、3月14日発売の新作『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』より、マディ・ウォーターズの名曲をアップテンポに改作した「マニッシュ・ボーイ」を公開。




1969年4月22日、ニューヨークのレコード・プラントにて行われた「マニッシュ・ボーイ」のセッションは、ジミ・ヘンドリックス、べーシストのビリー・コックス、ドラマーのバディ・マイルスからなる、のちの“バンド・オブ・ジプシーズ”としての記念すべき初録音でもあった。

『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』と名付けられた3月に発売される新作は、『ヴァリーズ・オブ・ネプチューン』(2010年)、『ピープル、ヘル&エンジェルス』(2013年)に続く、未発表スタジオ音源からなるアルバムの第3弾。1968年1月〜70年2月の間にスタジオ録音された収録曲13曲のうち、未発表曲は10曲。楽曲の多くは、“バンド・オブ・ジプシーズ”によってレコーディングされたが、ミッチ・ミッチェル(Ds)、ノエル・レディング(B)のジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのオリジナル・メンバーや、スティーヴン・スティルス、ジョニー・ウィンター、ロニー・ヤングブラッドらゲスト陣も当時のレコーディングに参加。プロデュースは、1996年以降にリリースされているジミ・ヘンドリックスのオーディオ/ヴィジュアル商品の全てを手掛けているジェイニー・ヘンドリックス、ジョン・マクダーモット、エディ・クレイマーが手がけている。

現在iTunes Storeではアルバム『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』予約注文を受付中、予約すると先行トラック「マニッシュ・ボーイ」がダウンロードできるようになっている。
iTunesリンク

https://itunes.apple.com/jp/album/id1318808449?at=10lpgB&ct=886446874814_al&app=itunes

日本盤CDのリリースにあわせ、新作『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』の輸入盤国内仕様アナログLPも同時発売予定となる。

トレイラー映像はこちら


【商品情報】
タイトル:ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ
アーティスト名:ジミ・ヘンドリックス




<日本盤CD>
仕様:初回デジパック仕様 / 解説・歌詞・対訳付 / ジョン・マクダーモットによる英文ライナー付
品番:SICP-5667
価格:\2,400+税
発売日:2018年3月14日発売

<輸入盤国内仕様アナログLP>
仕様:完全生産限定盤 / 日本オリジナル帯 / 解説・歌詞・対訳付 / ジョン・マクダーモットによる英文ライナー付
/ 180g 2LP / ナンバリング付 / Gatefold Sleeve仕様
品番:SIJP-63〜64
価格:\5,500+税
発売日:2018年3月14日発売

収録曲(CD、輸入盤国内仕様アナログLP共に)
1. Mannish Boy(*)/ マニッシュ・ボーイ
2. Lover Man(*)/ ラヴァー・マン
3. Hear My Train A Comin’(*)/ ヒア・マイ・トレインAカミン
4. Stepping Stone(*)/ ステッピング・ストーン
5. $20 Fine(*)(+) / 20ドル・ファイン
6. Power Of Soul(^)/ パワー・オブ・ソウル
7. Jungle(*) / ジャングル
8. Things I Used to Do(#)/ シングス・アイ・ユースト・トゥ・ドゥー
9. Georgia Blues(++) / ジョージア・ブルース
10. Sweet Angel(*)/ スウィート・エンジェル
11. Woodstock(*)(+) / ウッドストック
12. Send My Love To Linda(*)/ センド・マイ・ラヴ・トゥ・リンダ
13. Cherokee Mist(*)/ チェロキー・ミスト

(*)Previously unreleased 
(^)Previously unavailable extended version
(+)Featuring Stephen Stills 
(#)Featuring Johnny Winter
(++)Featuring Lonnie Youngblood

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ジミ・ヘンドリックス、未発表スタジオ録音からなる 新作『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』を来年3月に発売!! (2017.12.07)

『ヴァリーズ・オブ・ネプチューン』(2010年/全米アルバム・チャート4位)、『ピープル、ヘル&エンジェルス』(2013年/全米アルバム・チャート2位)に続く、未発表スタジオ録音から成るアルバムの第3弾として、2018年3月9日に『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』と名付けられたジミ・ヘンドリックスの新作が海外発売となる。

 

本日より、iTunes Storeではアルバム『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』予約注文の受付が開始。


 

1968年1月〜70年2月の間にスタジオ録音された収録曲13曲のうち、未発表曲は10曲。CD、デジタル、180g2枚組のアナログ盤のフォーマットで発売される。1996年以降にリリースされているジミ・ヘンドリックスのオーディオ/ヴィジュアル商品の全てを手掛けているジェイニー・ヘンドリックス、ジョン・マクダーモット、エディ・クレイマーがプロデュースを手がけた。

アルバム中の楽曲の多くは、ギター、ヴォーカルのジミ・ヘンドリックス、ベースのビリー・コックス、ドラムスのバディ・マイルスによる、のちにバンド・オブ・ジプシーズとして知られるようになるトリオによってレコーディングされたが、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのオリジナル・メンバー、ミッチ・ミッチェル(Ds)とノエル・レディング(B)、67年のモンタレー・ポップ・フェスティヴァルで仲良くなったスティーヴン・スティルス、ジョニー・ウィンター、ジミ・ヘンドリックスが有名になる前に在籍していたカーティス・ナイト&ザ・スクワイアーズ時代からの往年のバンドメイト、ロニー・ヤングブラッド(Vo/Sax)など、そうそうたるゲスト・ミュージシャンが参加を果たしている。

エクスペリエンス・ヘンドリックスLLCの社長兼CEOジェイニー・ヘンドリックスはこうコメントする。「ジミのレガシーを守り、また世界中に広がるジミ・ファンのファミリーに質の高いリリースを届け続けるという責任は高まっています。私たちの現在進行形のコミットメント、それこそが『ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ』に反映されているものなのです。より深い意味で言えば、それは約束を守り続けること。ジミと私は一度お互い約束したことがありました。兄は私の面倒を見てくれると言い、私は兄の面倒を見るからねと言ったのです。兄の音楽と、私たちが兄の作品を守ることにより、兄と私はお互いに敬意を表し合うのです。私たちは今ジミのクリエイティヴな作品を管理するようになり30年目に突入しました。兄が私たちに残してくれたものの完全性を保ち続けようという私たちの決意は、時間とともに強くなる一方です」。

最後にプロデュ―スを手がけたエディ・クレイマーは「ジミの本当の家はスタジオだったんだよ。そここそが音楽と魔法の生まれた場所。彼はレコーディングのすべてが大好きなのさ。当時も今も、そのプロセスの一部を担うことが私にとって他とは違う喜びと名誉だよ」と語った。

 

【商品情報】
原題:BOTH SIDES OF THE SKY
邦題:ボース・サイズ・オブ・ザ・スカイ
アーティスト名:ジミ・ヘンドリックス
発売日:2018年3月9日(海外発売)

 



 

収録曲
1. Mannish Boy(*)
2. Lover Man(*)
3. Hear My Train A Comin’(*)
4. Stepping Stone(*)
5. $20 Fine(*)(+)
6. Power Of Soul(^)
7. Jungle(*)
8. Things I Used to Do(#)
9. Georgia Blues(++)
10. Sweet Angel(*)
11. Woodstock(*)(+)
12. Send My Love To Linda(*)
13. Cherokee Mist(*)

(*)Previously unreleased
(^)Previously unavailable extended version
(+)Featuring Stephen Stills
(#)Featuring Johnny Winter
(++)Featuring Lonnie Youngblood


【関連リンク】
オフィシャル・サイト:
http://www.jimihendrix.com/
http://www.legacyrecordings.com/

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ジミ・ヘンドリックス、バンド・オブ・ジプシーズの歴史的デビュー・コンサートを初の完全収録、この秋発売! (2016.08.10)

ジミ・ヘンドリックスがバンド・オブ・ジプシーズのデビュー公演を完全に記録した『マシン・ガン ザ・フィルモア・イースト・ファースト・ショー1969年12月31日』を10月5日に日本発売する。ジミ・ヘンドリックス、バディ・マイルス(ds)、ビリー・コックス(b)の3名からなるこのバンドはニューヨーク・シティのフィルモア・イーストで1969年の大晦日に2回、1970年の元日に2回と、計4回の歴史的なコンサートを行った。今作は1969年12月31日の初回公演を当時の曲順のまま初めて完全な形で収録したもの。

 

プロデュースを手がけたのは、1995年以来、エクスペリエンス・ヘンドリックスLLC(ヘンドリックス財団)によるジミ・ヘンドリックスのオーディオおよびオーディオ・ビジュアル製品リリースのすべてを監修してきた、ジェイニー・ヘンドリックス、エディ・クレイマー、ジョン・マクダーモット。エディ・クレイマーはジミ・ヘンドリックスの生前を通じて、彼が最も重要視したレコーディング・エンジニアであり、今作がオリジナルの1インチの8トラックマスター・テープから新たにミキシングが施されたときの主要エンジニアも務めている。またアルバムはグラミー賞受賞歴のあるバーニー・グランドマンがマスタリングを手がけた。

 

本日8月10日(水)より、iTunes Storeではアルバム『マシン・ガン:ザ・フィルモア・イースト・ファースト・ショー 1969年12月31日』の予約注文が可能となっている。

https://itunes.apple.com/jp/album/id1141176400?app=itunes&ls=1

 




 

『マシン・ガン ザ・フィルモア・イースト・ファースト・ショー 1969年12月31日』

この公演のセット・リストは、ほぼすべてがそれまでオーディエンスの前で演奏されたことがないものだった。「既にリリースされた曲をやるわけにはいかないと決めたんだ」とビリー・コックスは説明する。「何か違うものを聴かせたくてね。だから楽しくクリエイティヴな心構えでプロジェクトに取り組んで、最終的にはバンド・オブ・ジプシーズのレパートリーを発展させたんだ」。

 

プロモーターのビル・グラハムはコンサートを『ジミ・ヘンドリックス:ア・バンド・オブ・ジプシーズ』として宣伝したものの、ヘンドリックスが何を披露するのかを予測していた者はほとんどいなかった。コックスは「俺たちもオーディエンスに何を期待すべきなのか分からなかったし、オーディエンスも俺たちに何を期待すべきなのか分からなかった。でも最初の1音を鳴らした瞬間から、彼らは畏敬の念に打たれたんだ。ジミ・ヘンドリックス、エレクトリック・フラッグやウィルソン・ピケットと共演したドラマーがいたからね。そして俺は新顔だったんだ」。

 

ソールド・アウトとなったフィルモアのオーディエンスの期待が最高潮に達する中、ヘンドリックスは75分にわたる生気に満ちたオープニング・パフォーマンスを通じて自身のトリオを導いた。演奏された11曲はいまだにエクスペリエンスのアルバムを飾っていない。「パープル・ヘイズ」や「見張塔からずっと(All Along The Watchtower)」といった代表曲の代わりに、「パワー・オブ・ソウル」や「ヒア・マイ・トレインAカミン」の自信に満ちた演奏が行われた。

 

ジミはバディ・マイルスにステージの中央を気前よく譲り、「チェンジズ」と、ハワード・テイトのR&Bのヒット曲「ストップ」の熱い演奏を見せつけさせた。「バディのために『チェンジズ』や他に何曲かリハーサルをやったんだ」とコックスは説明する。「演奏した曲はすべてリハーサルしたものだった。ショーの中でのバディの出番部分とは考えていなかったんだ。みんな全力投球するためにそこにいたからね。俺たちはみんな彼をサポートするためにそこにいた。ジミが書いた曲であろうとなかろうと演奏を続けたんだ」。本作のライナー・ノーツを執筆したローリング・ストーン誌の元編集長デヴィッド・フリックは、「ストップ」を「テンプテーションズをサイケデリックでパワフルなトリオにしたような感じ」に似ていると説明している。エルモア・ジェームズの「ブリーディング・ハート」のヘンドリックスによる痛烈なヴァージョンはこのセット唯一のカヴァー曲であり、新しいバンドがブルースに力を入れていることを明確に示している。

 

フィルモアのオーディエンスが怒号のような賛同の歓声を上げる中、バンド・オブ・ジプシーズはジミの新しい音楽を忠誠心あるフォロワーたちの前で立証することができたという自信とともにステージを去った。「ギグが終わった後ジミはかなりほっとしていた」とコックスは振り返る。「俺たちはコンサートがうまくいったという実感があった。付け加えるとすれば、エクスペリエンスとの以前のギグでは、あいつはファズフェイス(トーン・コントロール・ペダル)とワウペダルを使っていた。その後ウッドストックではファズフェイス、ワウペダル、ユニヴァイブを使っていたけど、フィルモア・イーストではファズフェイス、ワウペダル、ユニヴァイブ、それからオクタヴィアも使ったんだ。信じられないほど素晴らしかったよ。実際、「マシン・ガン」ではその全部が効いているのが聞こえるんだ。素晴らしかったよ。オーディエンスの中には口をあんぐりさせている人たちもいたんだ」。

 

「マシン・ガン」はヘンドリックスの最高傑作にして最も影響力の大きな楽曲の1つである。ヘンドリックスはデルタ・ブルースをその先駆者たちが想像もできなかったようなところへと攻め込みさせ、その類稀な楽器演奏のスキルと、人間の同じ人間に対する残忍さの情熱的な表現を融合させた。「マシン・ガン」はジミ・ヘンドリックスの作品群の中でも名曲として生きながらえている。フリックはジミ・ヘンドリックスとその仲間たちが初めてコンサートで演奏したこのヴァージョンについてこう記している。「…46年後の今、ここに新たな発見がある。苦しみ、激情、確固たる生命力に満ちた見事な試みが、この初登板には完全に形成されている」。

 

ジミ・ヘンドリックスは4年間という類稀な軌跡を通じ、息をのむような速さで、ポピュラー・ミュージックに消せない印を残した。モントレー・ポップ・(フェスティヴァル)やウッドストックといった偉業と同様に語られ伝説となった、フィルモア・イースト公演は、彼の無限の可能性を誇示する輝かしいキャリアにおける重大なターニング・ポイントを描いている。 

(海外プレスリリースより)

 



ジミ・ヘンドリックス、ビリー・コックス、バディ・マイルスがロック、R&B、ファンクの境界線に与えた革命的な衝撃は、大晦日と元日の2夜にわたって行われた4回のコンサートで辿ることができる。これらのパフォーマンスは最初、1970年1月1日に行われた2回のコンサートから6曲を収録し、ドラマティックな「マシン・ガン」をアルバムの中心に据えるライヴ盤『バンド・オブ・ジプシーズ』として発売。1970年4月にリリースされた『バンド・オブ・ジプシーズ』は、延長されたアレンジやロックとソウルの鮮やかなミックスにより、このギタリストの多岐にわたるフォロワーたちに挑み、彼らを驚かせた。それでもこのアルバムは圧倒的な商業的成功を収めたが、残念ながら1970年9月にロンドンでジミ・ヘンドリックスが死去したことにより、彼が個人的にリリースを承認した最後のアルバムとなった。

 
【商品情報】

英題:MACHINE GUN JIMI HENDRIX THE FILLMORE EAST FIRST SHOW 12/31/1969

邦題:マシン・ガン:ザ・フィルモア・イースト・ファースト・ショー 1969年12月31日

品番:SICP-4986

価格:\2,400+税

仕様:初回限定デジパック仕様 / 歌詞・対訳・解説付

発売日:2016年10月5日

 


1) Power Of Soul

2) Lover Man

3) Hear My Train A Comin’

4) Changes

5) Izabella

6) Machine Gun

7) Stop

8) Ezy Ryder

9) Bleeding Heart

10) Earth Blues

11) Burning Desire

 

【関連リンク】

・海外オフィシャル・サイト JimiHendrix.com

 

【ミニ・バイオグラフィ】 1942年11月27日にアメリカで生まれ、1970年9月18日に不慮の死を遂げた不世出のギタリスト/コンポーザー。1966年にロンドンでノエル・レディング(b)、ミッチ・ミッチェル(ds)とともにザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスを結成、アルバム『アー・ユー・エクスペリエスト』で衝撃的なデビューを飾る。伝統的なブルースをベースにしながらも、革新的なサウンドメイクでロックを超えた独特の音楽を創出、現在でもその影響力は絶大。

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ジミ・ヘンドリックス、死の2か月前の壮絶なパフォーマンスの全貌が明らかに!
1970年7月4日、アメリカ国内における自身最大のオーディエンスを前に行なった
歴史的パフォーマンスの記録。
 (2015.08.03)



© Sam Feinsilver _ Authentic Hendrix, LLC(S)

1942年11月27日に生まれ、1970年9月18日に非業の死をとげたジミ・ヘンドリックス。短いその活動期間に残した膨大な音源は、ヘンドリックス財団が設立されて以降、整理された形でリリースされるようになったが、それでもまだ未発表の音源がかなり眠っていると言われている。

今回登場するザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス名義のライヴ・アルバム『フリーダム〜アトランタ・ポップ・フェスティヴァル』も、これまで正式には発表されてこなかったもの。1970年7月4日に行われた「アトランタ・ポップ・フェスティヴァル」における公演の模様を、2枚のCDにフル尺で収録した決定盤である。これまで一部がVHSやCDで出たことはあるが、完全版は今回が初めての登場となる。

 

1970年7月3日から5日にかけてジョージア州アトランタの広大な畑で開催されたアトランタ・ポップ・フェスティヴァル(第1回目は1968年、1970年は第2回目となるもの)はオールマン・ブラザーズ・バンド、カクタス、マウンテン、プロコル・ハルム、ジェスロ・タルなどが出演して40万人の観客を魅了した。

ジミ・ヘンドリックスは中日の7月4日に出演。バンド・オブ・ジプシーズでも一緒だったビリー・コックス(b)と、盟友ミッチ・ミッチェル(ds)を従えて深夜に登場。前のアクトが押しに押して登場が早朝と言う最悪の事態になった前年の「ウッドストック・フェスティヴァル」の時とは打って変わって、最高のシチュエーションでの登場となった。

この日はアメリカ独立記念日。アンコールで演奏されたアメリカ国歌「Star Spangled Banner/星条旗」は、アメリカ合衆国政府に何かを訴えかけるような壮絶な演奏になったという。

全部で17曲が演奏されたが、アンコール最後の「Hey Baby」を除く全16曲が2枚のCDに収録されている。死の2か月前の壮絶なパフォーマンスの全貌がついに明らかになる!

 

また、このあとにはこの「アトランタ・ポップ・フェスティヴァル」のパフォーマンスを中心にした新しいドキュメンタリー映画『ジミ・ヘンドリックス:エレクトリック・チャーチ』のDVD/Blu-rayリリースも控えているほか、これまで限定リリースのみであったオリジナル・アルバムのレギュラー盤化(日本盤のみBlu-specCD2仕様)も「アトランタ」発売に合わせてリリースされるなど、

今秋ジミ・ヘンドリックス周辺がふたたび騒がしくなることは間違いないだろう。

 




<海外のプレス・リリース翻訳> 2015年8月3日、ニューヨーク発:

 

アトランタから南へ約160km、バイロンという町の郊外にある野原の隣に、ジョージア歴史協会(Georgia Historical Society)が建てた1つの記念碑があり、第2回アトランタ・インターナショナル・ポップ・フェスティヴァルの会場だったことを示している。

「1970年7月3日〜5日、30以上もの音楽アーティストがパフォーマンスを行った。中でもロック界のアイコン、ジミ・ヘンドリックスは、アメリカにおける自身のキャリア史上最大のオーディエンスを前に演奏した」とある。

オーディエンスの数は圧倒的なほどに膨大だった(推定30万人〜40万人)にも関わらず、このフェスティヴァルと、特にジミ・ヘンドリックスのパフォーマンスは、今までしかるべき歴史的な重要性や衝撃性を与えられていなかった。

 

音楽界のレジェンドの彼がアトランタ・ポップで行ったパフォーマンスや、それにまつわる状況を捉えた新しいドキュメンタリー映画『ジミ・ヘンドリックス:エレクトリック・チャーチ』は、エクスペリエンス・ヘンドリックスL.L.C.とソニー・ミュージックのカタログ部門であるレガシー・レコーディングズより10月30日にDVDとBlu-rayにて発売される(国内盤は11月上旬予定)。同作には放送バージョンには含まれなかったボーナス・コンテンツが収録される。この映画は、当時「南部のウッドストック」ともてはやされ、今ではアメリカ最後の偉大なロック・フェスティヴァルと認識されているこの大規模なフェスティヴァルの記録である。ロック・ミュージックにおいて急成長しつつあったフェスティヴァルという文化が、ジョージア州バイロンという小さな農村に大挙して襲撃し、ジミ・ヘンドリックスの忘れることのできないパフォーマンスが生まれたいきさつを描いている。

 

この映画は、アトランタのプロモーター、アレックス・クーリーが、ミュージック・フェスティヴァルの決定版を作ろうと奮闘する様子を細かく伝えている。クーリーはボブ・シーガー、B.B.キング、オールマン・ブラザーズといった才能あふれるアーティストたちの出演を確保したものの、3日間にわたったフェスティヴァルをメジャーで文化的なイベントに押し上げるには、ジミ・ヘンドリックスの存在が不可欠だった。『エレクトリック・チャーチ』はジミ・ヘンドリックスのバンド「エクスペリエンス」の仲間だったビリー・コックスや故ミッチ・ミッチェルの他、ポール・マッカートニー、スティーヴ・ウィンウッド、リッチ・ロビンソン(ブラック・クロウズ)、カーク・ハメット(メタリカ)、デレク・トラックス&スーザン・テデスキ(テデスキ・トラックス・バンド)、フェスティヴァルの主催者アレックス・クーリーらのインタビューが収録されている。映像にはカラーの16mmフィルムに捉えたてた、ジミ・ヘンドリックスの独立記念日の、息を呑むような演奏の様子も含まれている。彼が不慮の死を遂げるほんの10週間前の映像である。

 

傑出したパフォーマンスの数々には、「ヘイ・ジョー」、「ヴードゥ・チャイルド(スライト・リターン)」、「紫のけむり (Purple Haze)」の他、「ルーム・フル・オブ・ミラーズ」、「フリーダム」、「ストレート・アヘッド」といった、ジミ・ヘンドリックスがその年の夏制作中だったアルバムに収録されるはずだったものの、未だにどのエクスペリエンス名義のアルバムにも収録されていない楽曲の自信に満ちた説得力のあるバージョンなどがある。打ち上げられる花火をバックに演奏した『星条旗 (The Star Spangled Banner)』はまた別のハイライトであり、クーリーによると「人々を陶酔させた」という。

海外で8月28日に発売される2CD『フリーダム:ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス・アトランタ・ポップ・フェスティヴァル』(国内盤は9月16日発売予定)には、ドキュメンタリーでは見られない6曲のパフォーマンスが収録されている。

 

1970年代初めには、ジミ・ヘンドリックスは紛れもなく、この世代有数のエキサイティングなロック・ミュージシャンのひとりとして、その高度に様式化されたブルース・ギターへのアプローチで世界を魅了していた。『エレクトリック・チャーチ』の中では、ポール・マッカートニーが彼への崇拝の念を率直に認め、こう付け加えている。

「僕たちはみんなギターを弾いていた。僕たちはみんな少しは(ギターを)分かっていた。でも彼は僕たちより多くのことを知っているように見えたんだ」。

 

ジミ・ヘンドリックスは1967年にカリフォルニアで行われたモントレー・ポップ・フェスティヴァルでの猛烈なパフォーマンスや、1968年の第1回マイアミ・ポップ・フェスティヴァルのヘッドライナーを務めたこと、また1969年のウッドストックでの魅力的なライヴで反体制文化のサウンドトラックを提供したことにより、ロック・フェスティヴァルというコンセプトを有名にした。

第2回アトランタ・インターナショナル・ポップ・フェスティヴァルでの彼のパフォーマンスは音楽的な意味だけでなく、社会政治的なダイナミクスにおいても大きな影響を与えた。主催者たちはディープ・サウス(訳注:米国南部の保守的な地域)において非常に顕著だった文化的分裂と戦うことに乗り気になっていた。田舎のオーディエンスが“長髪の”バンドを受け付けず、黒人と白人のアーティストが同じ出演者リストに違和感なく載ることなどあり得ないと想定されていた中、アトランタ・ポップはそのような思い込みへの挑戦を試みたのだ。音楽とメッセージで普遍的な愛を語るジミ・ヘンドリックスは、その抵抗を象徴するのに理想的なアーティストとなった。そしてそのような立場にふさわしく、同フェスティヴァルで最初にブッキングされたアーティストとなったのだ。

 

ジョージア州のうだるような暑さの中、セキュリティとして雇われた威嚇的なバイク乗りたちの間を縫って、若者が大半を占める何十万人もの音楽ファンがフェスティヴァルの会場を襲撃し、最終的にはフェンスをなぎ倒してしまったため、主催者たちはこのイベントの無料化宣言を余儀なくされた。これほどの観衆を想定していなかった警察権力は、観衆のコントロール、ドラッグの使用、ヌードになることに関して無干渉のスタンスをとった。驚くほど厳しい確率にも関わらず、このイベントは概ね平和に終わった。7月4日の夜、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスがステージに上がった時点では、オーディエンスは30万人以上に膨れ上がっていた。

 

高額なチケット代や大企業のスポンサーといったしがらみのない、大規模でアナーキー的な音楽フェスティヴァルは、アメリカではほどなく絶滅しようとしていた。アトランタ・ポップ・フェスティヴァルはこの廃れる運命にあるものの最後の生き残りだったのだ。グレン・フィリップス(ハンプトン・グリース・バンド)はこう語っている。

「思い返せば、これは明らかにひとつの時代の終わりのようなものだったね。ひとつの時代の素晴らしい終わり。とても強烈なひとときだったよ」。

 

『エレクトリック・チャーチ』に収録されているアトランタのフェスティヴァルでの映像を撮影したのは、のちに『ザ・バディ・ホリー・ストーリー』や『キャント・バイ・ミー・ラヴ』といったハリウッド映画を監督したことで知られることになるスティーヴ・ラッシュ。ラッシュは自身が撮影チームとともに録画していた映像を『ウッドストック』の流れを汲むドキュメンタリーに使用するつもりでいた。その契約が取り付けられなかったため、フィルムは事実上そのすべてが現像されないままラッシュの自宅の納屋に放置されたままだった。フルカラーのフィルムのストックは保存状態が驚くほどよく、並外れた試聴作品を生み出すことになる。

このフェスティヴァルの構成やステージ・クルーを担当したビル・マンキンは、『フリーダム』にライナーノーツを寄せ、自身の目撃談を語っている。彼はこう説明する。

「旋風の中心にいたのは、ギターを弾く達人のミュージシャンだった。それは境界線も限界もなく、光の速さで星を目指しながら、全力で激しく生きた命の化身だったのだ」。

 

 

【作品情報】:


タイトル:フリーダム〜アトランタ・ポップ・フェスティヴァル/ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス

発売日:2015年9月16日発売予定

品番:SICP4530〜1(CD2枚組)

価格:3.600円+税

 

※同時発売でジミ・ヘンドリックスのオリジナル・アルバム6タイトルを発売いたします。すべてBlu-specCD2永久仕様/ジュエルケース/定価2,200円+税

1)「Are You Experienced/アー・ユー・エクスペリエンスト」(SICP-30821)

2)「Axis:Bold As Love/アクシス ボールド・アズ・ラヴ」(SICP-30822)

3)「Electric Ladyland/エレクトリック・レディランド」(SICP-30823)

4)「Band Of Gypsys/バンド・オブ・ジプシーズ」(SICP-30824)

5)「First Rays Of The New Rising Sun/ファースト・レイズ・オブ・ザ・ニュー・ライジング・サン」(SICP-30825)

6)「Valleys Of Neptune/ヴァリーズ・オブ・ネプチューン」(SICP-30826)

 

 

【ショートバイオグラフィー】

ジミ・ヘンドリックス……1942年11月27日にアメリカで生まれ、1970年9月18日に不慮の死を遂げた不世出のギタリスト/コンポーザー。1966年にロンドンでノエル・レディング(b)、ミッチ・ミッチェル(ds)とともにザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスを結成、アルバム『アー・ユー・エクスペリエスト』で衝撃的なデビューを飾る。伝統的なブルースをベースにしながらも、革新的なサウンドメイクでロックを超えた独特の音楽を創出して現在でもその影響力は全く衰えていない。

ライヴ・アルバムも数多いが、オリジナル・アルバムは以下の通り。

1)「Are You Experienced/アー・ユー・エクスペリエンスト」(1967年)

2)「Axis:Bold As Love/アクシス ボールド・アズ・ラヴ」(1967年)

3)「Electric Ladyland/エレクトリック・レディランド」(1968年)

4)「Band Of Gypsys/バンド・オブ・ジプシーズ」(1970年)

※以下はジミ・ヘンドリックスの死後にヘンドリックス財団によってオフィシャル・リリースされたもの

5)「First Rays Of The New Rising Sun/ファースト・レイズ・オブ・ザ・ニュー・ライジング・サン」(1997年)

6)「Valleys Of Neptune/ヴァリーズ・オブ・ネプチューン」(2010年)

 

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ポール・マッカートニーが全来日公演で、ジミ・ヘンドリックスを追悼する理由と背景 (2013.11.21)

photo by Ken DavidoffAuthentic Hendrix LLC


11年振りのジャパン・ツアーで日本中を沸かせ、いよいよ本日11月21日に東京ドームでツアー最終日を迎える、ポール・マッカートニー。そんな彼が全公演で、「ジミ・ヘンドリックスに捧ぐ」と言って演奏している、特別な演目がある。ポールは、自身の「レット・ミー・ロール・イット」という楽曲の最後に、ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスの「フォクシー・レディ」をつなげてメドレー演奏しているのだ。27歳で亡くなりながらも今も伝説として語り継がれるジミヘンを、同年代の生ける伝説のポールが追悼している理由と背景とは―。

 

ファンの間では有名な話だが、ポールとジミは、ジャズの帝王=マイルス・デイビスらと共に空前絶後のスーパーバンドを組む寸前だった。ジミが亡くなる1年前の1969年に、アラン・ダグラスをプロデューサーに、ジミとマイルス、そして当時のマイルスのバンドでドラマーを務めていたトニー・ウィリアムスの三人がレコード制作を計画していて、その企画の中で、ポールにベーシストとしてバンドに加わるよう、正式な依頼が出されていたのだ。結局ポールがスコットランドで休暇中であったため、バンド実現には至らなかったものの、その電報はプラハのハード・ロック・カフェによって落札され、展示されている。

 

ロックの神様によるボタンの掛け違いによっては、二人はバンド・メイトになっていたかもしれない。それ程に深いポールとジミの間柄を示す他の事象として、ジミがギターに火をつけて伝説となったモントレー・フェスティヴァルの一件が挙げられている、11月20日に発売されたジミの最新DVD『ヒア・マイ・トレインAカミン』の中で、ポールはこのように証言している。

 

『ママス&パパスのジョンに「モントレーに、ビートルズも参加しないか?」と誘われたんだ。そのとき僕たちは『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラヴ・バンド』から『マジカル・ミステリー・ツアー』プロジェクトでずっとスタジオに缶詰だった時期だったから、出演できなかった。「でも、凄いヤツがいる」とジミを紹介したら、最初は「ジミって誰?」と戸惑っていたんだけど、「そいつは凄いの?」と聞くから「勿論さ」と答えたよ。そしたらジミの出演が決まったんだ。』 ポール・マッカートニー

 

ポールはジミの大ファンであり、ポールの後押しでモントレーへの出演が決まり、あの伝説的パフォーマンスが生まれた。そしてそれが、ジミが最終日大トリを務めた歴史上最も重要な音楽イベントであるウッドストック・フェスティヴァルへとつながっていく。DVD『ヒア・マイ・トレインAカミン』ではポールを始めとしてスティーヴ・ウィンウッド、エディー・クレイマー、リンダ・キースといった重要人物がジミについて語っている他、多数の未発表ライブ映像を収められた本編120分、ボーナス映像70分の映像商品である。

 

また、モントルーとウッドストックという二つの歴史的事象をつなぐ重要な架け橋であるマイアミ・ポップ・フェスティヴァルでのライヴCD『マイアミ・ポップ・フェスティヴァル/ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス』が、11月6日に全世界同時で発売された。このCDに収録されている、ポールが日本公演で欠かさず演奏している「フォクシー・レディ」のライヴ映像がYouTubeに公開されている(DVD『ヒア・マイ・トレインAカミン』にも収録)。ポールが全来日公演で想いを馳せた姿が、これである。
 

 27歳で亡くなってしまった天才と、71歳になった今もこうして日本中を感動させているバンド・メイトになっていたかもしれないその盟友。ロンドンで交錯した同年代の二人は、ロックの神様が定める運命の中で今も深く絡み合ったままのようだ。

 
【商品情報】

DVD ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス『ヒア・マイ・トレインAカミン』

2013年11月20日発売 SIBP-235 税込¥4,935




CD ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス『マイアミ・ポップ・フェスティヴァル』

2013年11月6日発売 SICP-3909 税込¥2,520

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ジミ・ヘンドリックス、死後40年余を経て、奇跡の新作『ピープル、ヘル&エンジェルス』登場 (2012.11.27)

ジミが火をつけたのは、ギターだけではなかった――12の未発表スタジオ録音から成るジミ・ヘンドリックスの新作『ピープル、ヘル&エンジェルズ(People, Hell & Angels)』。オリジナル・エクスペリエンスとは別に躍動していた伝説のギタリストの姿をはっきりと映し出す特別なアルバムだ。1968年以降、ジミ・ヘンドリックスは何かに急かされるように、旧友や新編成を従えて新たな素材の開発に意欲的に取り組んでいた。エクスペリエンスをロック界最大の興行収益を叩き出すアーティストとして確立するとともに、彼らのアルバムを2枚同時に全米売上チャートのトップ10内へと押し上げた巨大な聴衆の目の届かないところで、ジミは密やかに自身の音楽的声明作りに勤しんでいた。

12の録音はそれぞれ独自のサウンドとスタイルを有しており、さまざまな要素が組み入れられている――管、鍵盤、パーカッション、セカンドギターなど、いずれもジミが自身の新たな音楽に加えたいと思っていたものだ。史上屈指の輝きを見せるギターワークを収めた本作『ピープル、ヘル&エンジェルズ』は、ソングライター、ミュージシャン、プロデューサーとしてのジミ・ヘンドリックスの成長ぶりを感動的なほど色鮮やかに見せてくれる。

ジェイニーL.ヘンドリックス氏(エクスペリエンス・ヘンドリックス社CEO、ジミの実妹)は下記のようにコメントしている。

「弟の生誕70周年の年に、『ピープル、ヘル&エンジェルス』のリリースを発表できて大変嬉しく思います。本作品のあまりある素晴らしさは、誰もが分かっていることを改めて強調するでしょう。今までもこれからも、音楽の力でジミに比類する者はいないのです。また、彼はこれから先、幾世代にもわたって皆に愛され、インスピレーションを与え続けるでしょう…つまり、彼は永遠の存在なのです。」

また、アダム・ブロック氏(米ソニー・ミュージックグループ、レガシー・レコーディングスの会長)は下記のように語る。

「『ピープル、ヘル&エンジェルス』によって、私たちはジミ・ヘンドリックスという天才をより深く知ることができるでしょう。彼は、斬新なリズムや楽器の組み合わせを用いた無限の可能性に満ちた新たなサウンドで、音楽の新たな地平に明かりを点したのです。」

【商品情報】
JIMI HENDRIX | ジミ・ヘンドリックス
“People, Hell & Angels” | 『ピープル、ヘル&エンジェルス』
世界発売:2013年3月予定

【トラックリスト】
1. Earth Blues アース・ブルース
2. Somewhere サムホエア
3. Hear My Train A Comin’ ヒア・マイ・トレインAカミン
4. Bleeding Heart ブリーディング・ハート
5. Baby Let Me Move You ベイビー・レット・ミー・ムーヴ・ユー
6. Isabella イザベラ
7. Easy Blues イージー・ブルース
8. Crash Landing クラッシュ・ランディング
9. Inside Out インサイド・アウト
10. Hey Gypsy Boy ヘイ・ジプシー・ボーイ
11. Mojo Man モジョ・マン
12. Villanova Junction ヴィラノヴァ・ジャンクション

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ジミ・ヘンドリックス:レコード・コレクターズ表紙・特集! (2010.12.14)



12月15日発売レコード・コレクターズにてジミ・ヘンドリックスが表紙・特集!読み応え満載!

【特集】 ジミ・ヘンドリクス〜貴重音源発掘の40年

ジミ・ヘンドリクスのアルバムは膨大な数リリースされています。しかし彼が1966年に英国で正式デビューしてから70年に亡くなるまでは、たったの4年間。米国での下積み時代を入れても10年に満たない活動歴しかありません。それなのに、最初の“発掘盤”がリリースされた71年から現在まで、40年にわたって、スタジオ・セッションやライヴの音源が次から次へと発掘≠ウれてきました。その40年目にして初めて、親族経営の「公式」レーベルから出るボックスに下積み時代の貴重音源が整理された形で収録されたのは、2010年のリイシュー界の重大ニュースです。何故ジミだけが、これほど価値のある音源を大量に残すことができたのか? その答えを求めて我々は、彼の当時の活動とその衝撃の大きさ、そして40年の発掘史を再検証してみることにしました。

■ ジミが辿った模索と再生の旅(湯浅学)
■ 既に天賦の才能を存分に発揮していたR&B/ソウル期(小出斉)
■ デビュー以前からの活動も含むボックスと各種編集盤のアップ・グレード版がリリース(鳥井賀句)
■ ロンドンで切磋琢磨して作り上げられたジミの音楽(山崎智之)
■ 貴重音源発掘ヒストリー 1971〜2010(大鷹俊一)
■ 歴史的発掘アルバム20セレクション(大鷹俊一)
■ グラフィック・ステーション〜英トラックのオリジナル・アルバム/各国盤/発掘アナログ盤


【特集】 ブルース・スプリングスティーン/闇に吠える街
■ 最新ボックスのDVDと共にボスも登場したトロント国際映画祭リポート(五十嵐正)
■ 『闇に吠える街』3CD+3DVDボックス驚愕の内容(五十嵐正)


【特集】 Tネック時代のアイズレー・ブラザーズ
■ ロック感覚の導入など独自のミクスチャー術が発揮されたスリリングなファンク・サウンド(出田圭)
■ ジミヘン直系ギターでバンドの“売り”となったアーニー・アイズレー(小出斉)
■ Isleys T-Neck Years(小出斉、林剛、平野孝則)

【特集】 コリン・ブランストーン(2)
■ グラフィック・ステーション〜コリン・ブランストーンのレア・アイテム
■ シングル/レア・トラック/ゲスト参加作(若月眞人)


□ ザ・フー『ライヴ・アット・リーズ』
初登場となるライヴ音源を加えさらにスケール・アップした“アルティメット・コレクション”(犬伏功)
□ マイルス・デイヴィス『ビッチズ・ブルー』
ジャズの歴史を変えた傑作中の傑作が、貴重な未発表テイク、ライヴ音源/映像を加え再登場(大村幸則)
□ デイヴィッド・フォスター
インタヴュー〜音楽界の現状は厳しいけど、人は常に音楽を聴きたいと思うものだから方法は見つけられるよ(湯川れい子)
□ エルヴィス・プレスリー
オリジナルからサンプリングした音源をリミックス&再構成して作られた2010年のニュー・アルバム(鈴木喜久雄)
□ オリヴィア・ニュートン・ジョン
インタヴュー〜CDが売れなくなっても時代を代表する名曲は廃れないと思うわ(岡田敏一)
□ SACD〜SHM仕様〜
順調にタイトル数を増やし、海外でも話題沸騰のナチュラルな超高音質ディスク(寺田正典)
□ 頭脳警察
解散ライヴから最新スタジオ・ライヴまで収めた結成40周年記念ボックス『無冠の帝王』(志田歩)
□ 『ローオン歌謡列伝』
関西の芸人たちによる浪曲、歌謡曲などを発売した伝説のレーベルの音源が初復刻(安田謙一)

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「The Dig ジミ・ヘンドリックス」(表紙!まるごと一冊ジミヘン本 11月発売) (2010.11.18)



16ページにわたる「新ボックス徹底解剖」、実働たった4年間ながら恐ろしく濃密な「録音/ライヴ/取材スケジュール・カレンダー」、そしての「生前最後のインタヴュー」とまさかの「『ミュージック・ライフ』に掲載された発掘インタヴュー」などなど
http://www.shinko-music.co.jp/main/ProductDetail.do?pid=1634667

●『ウェスト・コースト・シアトル・ボーイ〜ジミ・ヘンドリックス・アンソロジー』
West Coast Seattle Boy: The Jimi Hendrix Anthology
発売日:12月8日発売
@4CD + 1DVD – box set ¥12,600 (限定5000セット)  
A1CD – 通常盤 ¥2520 B1DVD – 通常盤 ¥4935 

●今年3月からの一連のカタログのリニューアル・リリースの続編、同時発売
@『BBC Sessions』 2CD+1DVD A『Blues』 CD+DVD B『Live At Woodstock』 2CD

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「“ロック・ギター・トリビュート”天国のギタリスト、ジミ・ヘンドリックス」(表紙! 100Pにも及ぶ特集 11月発売) (2010.11.17)



僅か27歳という短い人生ながら、大きな遺産を残したジミ・ヘンドリックス…今年で没後40周年を迎えた天才ギタリストを大フィーチュア。
http://www.shinko-music.co.jp/main/ProductDetail-1634594.html

●『ウェスト・コースト・シアトル・ボーイ〜ジミ・ヘンドリックス・アンソロジー』
West Coast Seattle Boy: The Jimi Hendrix Anthology
発売日:12月8日発売
@4CD + 1DVD – box set ¥12,600 (限定5000セット)  
A1CD – 通常盤 ¥2520
B1DVD – 通常盤 ¥4935

●今年3月からの一連のカタログのリニューアル・リリースの続編、同時発売
@『BBC Sessions』2CD+1DVD 
A『Blues』 CD+DVD
B『Live At Woodstock』 2CD

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ジミ・ヘンドリックス表紙・特集続々! (2010.11.16)

ジミ・ヘンドリックス40周忌、そして究極のアンソロジー企画『ウェスト・コースト・シアトル・ボーイ〜ジミ・ヘンドリックス・アンソロジー』に合わせて、表紙や特集など雑誌の露出が続々でてきます!

●SNOOZER(10/18 4c4p)

http://www.littlemore.co.jp/magazines/snoozer/issues/20101015261.html 

●ロッキング・オン(11/1 4c6p)

[ROCK GREATS] vol.49 JIMI HENDRIX

バック・ミュージシャンからエクスペリエンス時代のデモ音源まで、未発表音源を集めたボックス・セット『ウェスト・コースト・シアトル・ボーイ』を機に伝説のギタリストの実像に迫る

http://ro69.jp/magazine/detail/42302

●ヤングギター(11/10 4c5p)

「早世の天才が残した“宝”」噂の超強力未発表音源集に迫る

http://www.shinko-music.co.jp/main/ProductDetail.do?pid=2088371012

●毎日新聞社・ムック 「ロック・ギタリストの軌跡」(10月発売)

75有余人の名ギタリスト列伝とともに、彼らが遺した名盤、伝説のディスクをジャケ写とともに大特集します。ジミ・ヘンドリックス、ジェフ・ベックなどを貴重な写真とともに読む『列伝』。

http://books.mainichi.co.jp/2010/10/-392--aa49.html

●『ウェスト・コースト・シアトル・ボーイ〜ジミ・ヘンドリックス・アンソロジー』
West Coast Seattle Boy: The Jimi Hendrix Anthology
発売日:12月8日発売
@4CD + 1DVD – box set ¥12,600 (限定5000セット)  
A1CD – 通常盤 ¥2520 B1DVD – 通常盤 ¥4935 

●今年3月からの一連のカタログのリニューアル・リリースの続編、同時発売
@『BBC Sessions』 2CD+1DVD A『Blues』 CD+DVD B『Live At Woodstock』 2CD

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日本人が選ぶ史上最も偉大なギタリスト第1位にジミが! (2010.11.15)

「ギター・マガジンが選ぶ! 史上最も偉大なギタリスト100人」でジミ・ヘンドリックスが堂々1位!
ローリング・ストーン誌がやった史上最高のギタリスト(The Greatest Guitarist of All Time)の日本版ともいえるので、「日本人が選ぶ史上最高のギタリスト」と言ってもかまわないでしょう!日米両方ともジミ・ヘンドリックスが史上最高のギタリスト1位ってことに



ギター・マガジン創刊30周年記念特大号 11月13日発売号

1980年12月号に創刊されたギター・マガジンはめでたく30周年を迎えました。国内外問わずさまざまなギタリストたちが誌面を彩ってきましたが、果たして“史上最も偉大なギタリスト” とは誰なのか? モダン・ブルースの父=Tボーン・ウォーカー? ジャズ・ギターの元祖とされるチャーリー・クリスチャン? ロックンロールのフォーマットを作ったチャック・ベリー? それまでのすべてをぶっ壊したジミ・ヘンドリックス? これらの偉大なる革命児たちがいなければ、ギターは現在のような発展を遂げていなかったことでしょう。ギター・マガジン30周年記念号の特別企画として、プロ・ギタリスト、音楽ライターを中心に壮大なアンケートを実施。350人を越えるギター・フリークの投票結果をもとに“史上最も偉大なギタリスト100人”を選定しました。皆さんはこのランキングについてどう思いますか?

『ウェスト・コースト・シアトル・ボーイ〜ジミ・ヘンドリックス・アンソロジー』の徹底解説も掲載!

http://www.rittor-music.co.jp/hp/gm/

噂の究極のボックスセット『ウェスト・コースト・シアトル・ボーイ〜ジミ・ヘンドリックス・アンソロジー』ですが、日本盤の発売日が変更になりました。12月8日発売で決定です。他のカタログも全て12月8日発売に!
●『ウェスト・コースト・シアトル・ボーイ〜ジミ・ヘンドリックス・アンソロジー』
West Coast Seattle Boy: The Jimi Hendrix Anthology
発売日:12月8日発売
@4CD + 1DVD – box set ¥12,600 (限定5000セット)  
A1CD – 通常盤 ¥2520 B1DVD – 通常盤 ¥4935 

●今年3月からの一連のカタログのリニューアル・リリースの続編、同時発売
@『BBC Sessions』 2CD+1DVD A『Blues』 CD+DVD B『Live At Woodstock』 2CD

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『ウェスト・コースト・シアトル・ボーイ〜ジミ・ヘンドリックス・アンソロジー』収録曲目A
 (2010.09.18)

前ページから続く

<DISC3>……ディスク3はヘンドリックスにとってピークであり中枢的時代である1968年〜1969年を振り返っている。この時期、アーティストはステージとスタジオの両方で新しい方向性を探求していた。

1. 「Hear My Freedomヒア・マイ・フリーダム」(1968年)未発表音源
2. 「Room Full Of Mirrorsルーム・フル・オブ・ミラーズ」(1969年)未発表音源
3. 「Shame, Shame, Shameシェイム・シェイム・シェイム」(1969年)未発表音源
4. 「Messengerメッセンジャー」(1968年)未発表音源
5. 「Hound Dog Bluesハウンド・ドッグ・ブルース」(1969年)未発表音源
6. 「Untitled Basic Trackアンタイトルド・ベーシック・トラック」(1968年)未発表音源
7. 「Star Spangled Banner星条旗」(1969年)未発表オリジナルミックス
8. 「Purple Haze紫のけむり」(1969年)未発表オリジナルミックス
9. 「Young/Hendrixヤング/ヘンドリックス」(1969年)未発表別バージョン
10. 「Mastermindマスターマインド」(1969年)未発表音源
11. 「Message To Loveメッセージ・トゥ・ラヴ」(1969年)未発表別バージョン
12. 「Fireファイア」(1969年)未発表音源
13. 「Foxey Ladyフォクシー・レディ」(1969年)未発表音源

<DISC4>……ニューヨークのフィルモア・イーストにおける1969年12月31日、大晦日のヘンドリックスの煽動的なパフォーマンスで幕を開け、1970年のグリニッジ・ビレッジのアパートでの未発表の弾き語りで終わる『West Coast Seattle Boy-The Jimi Hendrix Anthology』のディスク4は、絶好調のアーティストが将来に取り組んでいる姿を情熱的に描き出している。

1. 「Stone Freeストーン・フリー」(1969年)未発表音源
2. 「Burning Desireバーニング・デザイア」(1970年)未発表音源
3. 「Lonely Avenueロンリー・アヴェニュー」(1969年)未発表音源
4. 「Everlasting Firstエヴァーラスティング・ファースト」(1970年)未発表別バージョン(フィーチャリング・アーサー・リー)
5. 「Freedomフリーダム」(1970年)未発表音源
6. 「Peter Gunn/Catastropheピーター・ガン/カタストロフ」(1970年)未発表別バージョン
7. 「In From The Storm嵐の中に」(1970年)未発表別バージョン
8. 「All God’s Childrenオール・ゴッズ・チルドレン」(1970年)未発表音源
9. 「Red Houseレッド・ハウス」(1970年)未発表音源
10. 「Play That Riff(Thank You)プレイ・ザット・リフ」(1970年)未発表音源
11. 「Boleroボレロ」(1970年)未発表別バージョン
12. 「Hey Baby(New Rising Sun)ヘイ・ベイビー(ニュー・ライジング・サン)」未発表別バージョン
13. 「Suddenly November Morningサドンリー・ノヴェンバー・モーニング」(1970年)未発表音源

<DVD「Voodoo Child」>…ボブ・スミートン監督によるドキュメンタリー。ジミ本人の言葉で語られる彼の伝記をフィーチャーしている。伝説的なファンク・ベーシストのブーツィー・コリンズがジミの言葉と物語を甦らせている。珍しい、今までに見たことのない映像や写真──今は亡きギタリストの個人的素描や父親への葉書、歌の草案、スケッチ、歌詞といったヘンドリックス家所蔵のアーカイブとともに──などすべてがこの90分の特別映像にフィーチャーされている。

●11/17同時発売のカタログ・リイシュー(一部ボーナス映像付き)
@Jimi Hendrix Experience: BBC SessionsBBCセッションズ…2CD+1DVD SICP2907〜9
AJimi Hendrix: Bluesブルース…1CD+1DVD SICP2910〜1
BLive At Woodstockライヴ・アット・ウッドストック…2CD SICP2912〜3
同時発売として今年3月からの一連のカタログのリニューアル・リリースの続編としてデラックス・パッケージでの新装版が3アイテム登場。@AにはボーナスDVD付き! すべて完全生産限定盤!

 

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『ウェスト・コースト・シアトル・ボーイ〜ジミ・ヘンドリックス・アンソロジー』収録曲目@
 (2010.09.18)

前ページからの続き

『ウェスト・コースト・シアトル・ボーイ〜ジミ・ヘンドリックス・アンソロジー』収録曲目です

<完全生産限定盤収録曲>

<DISC1>……ジミ・ヘンドリックスのカタログに新しく加わった重要かつ歴史的なコレクション『West Coast Seattle Boy-The Jimi Hendrix Anthology』は、初めてヘンドリックスの初期の商業的レコーディング作品の多くをまとめたものになっている。このDISC1に収められたエクスペリエンス以前のきわめてコレクター好みのR&Bシングルの数々は、きらびやかなサイドマンとしての演奏を通して頭角を現しつつあったロック・ギター・ヒーローの珍しい姿を目の当たりにさせてくれる。

1. アイズレー・ブラザース「Testify」(1964年)
2. ドン・コヴェイ&ザ・グッドタイマース「Mercy, Mercy」
3. ドン・コヴェイ&ザ・グッドタイマース「Can’t Stay Away」(1964年)
4. ローザ・リー・ブルックス「My Diary」(1965年、作曲はアーサー・リー)
5. ローザ・リー・ブルックス「Utee」(1965年)
6. リトル・リチャード「I Don’t Know What You Got But It’s Got Me」(1965年)
7. リトル・リチャード「Dancing All Around The World」(1965年)
8. フランク・ハワード&ザ・コマンダーズ「I’m So Glad」(1966年,作曲はビリー・コックス)
9. アイズレー・ブラザース「Move Over And Let Me Dance」(1965年)
10. アイズレー・ブラザース「Have You Ever Been Disappointed」(1965年)
11. レイ・シャープ「Help Me(Get The Feeling)(パート1)」(1966年)
12. ジ・アイスメン「(My Girl)She’s A Fox」(1966年)
13. ジミー・ノーマン「That Little Old Groovemaker」(1966年)
14. ビリー・ラモント「Sweet Thang」(1968年)
15. キング・カーティス「Instant Groove」(1969年)

<DISC2>……ディスク2は、1967〜68年のヘンドリックスのジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスとの画期的セッションに焦点を当てている。

1. 「Fireファイア」(1967年)未発表の別バージョン
2. 「Are You Experiencedアー・ユー・エクスペリエンスト?」(1967年)未発表音源
3. 「May This Be Loveメイ・ディス・ビー・ラヴ」(1967年)未発表の別バージョン
4. 「Can You See Meキャン・ユー・シー・ミー」(1967年)未発表の別バージョン
5. 「Love Or Confusionラヴ・オア・コンフュージョン」(1967年)未発表の別バージョン
6. 「The Wind Cries Mary風の中のメアリー」(1967年)編集盤『ステージ』収録音源
7. 「Little Oneリトル・ワン」(1967年)未発表音源
8. 「Mr. Bad Luckミスター・バッド・ラック」(1967年)未発表の別バージョン
9. 「Cat Talking To Meキャット・トーキング・トゥ・ミー」(1967年)未発表の別バージョン
10. 「Castle Made Of Sand砂のお城」(1967年)未発表音源
11. 「Tears Of Rage怒りの涙」(1968年)未発表音源
12. 「Hear My Train A Comin’ヒア・マイ・トレインAカミン」(1968年)未発表音源
13. 「1983(A Merman I Shall Turn To Be)」(1968年)未発表音源
14. 「Long Hot Summer Nightロング・ホット・サマー・ナイト」(1968年)未発表音源
15. 「My Friend僕の友達」(1968年)未発表音源
16. 「Angel天使」(1968年)未発表音源
17. 「Calling All The Devil’s Childrenコーリング・オール・ザ・デヴィルズ・チルドレン」(1968年)未発表音源
18. 「New Rising Sunニュー・ライジング・サン(ヘイ・ベイビー)」(1968年)未発表別バージョン

<DISC3>以降は次のページへ

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9/18ジミ・ヘンドリックス40周忌。そしてアンソロジー・プロジェクト詳細判明! (2010.09.18)

1970年9月18日から40年。。。本日9/18はジミ・ヘンドリックスの40周忌。40周忌に実に凄い決定版的なプロダクツがリリースとなります。以下プレスリリースです。
ジミ・ヘンドリックスの新作? しかも5枚組? ……これはすべて事実である!

――衝撃の死から40年。春にリリースされた未発表アルバム『ヴァリーズ・オブ・ネプチューン』に続く新発見。ロック・ギターの変革者ジミ・ヘンドリックスの、ほぼ全曲未発表のレア音源59曲+ドキュメンタリー映像からなる5枚組ボックス・セット『ウェスト・コースト・シアトル・ボーイ〜ジミ・ヘンドリックス・アンソロジー』がついにその姿を現す!

 ソニー・ミュージック/レガシー・レコーディングスとエクスペリエンス・ヘンドリックスLLCは、4時間以上にも及ぶジミ・ヘンドリックスの激レア音源や未発表曲、そして新ドキュメンタリー映像をフィーチャーした5枚組デラックス・ボックス・セット『West Coast Seattle Boy-The Jimi Hendrix Anthology(邦題:ウェスト・コースト・シアトル・ボーイ〜ジミ・ヘンドリックス・アンソロジー)』を11月16日(日本盤はソニー・ミュージック・ジャパン・インターナショナルから11月17日/完全生産限定盤)に発売する。
 その決して長いとは言えないものの、濃密に駆け抜けたジミ・ヘンドリックスの全キャリアを網羅する決定版コレクションは、5枚組(CD4枚とDVD1枚)ボックス・セット。CDは4枚で全59曲、4時間に及ぶ激レア曲、未発表曲で構成され、R&Bサイドマンから世界最高の衝撃的ギタリストへと転身したジミ・ヘンドリックスの変貌を追いかけている。「Voodoo Child」と題されたDVDは、かつてビートルズの「アンソロジー」という名ドキュメンタリーをものした名監督ボブ・スミートンによるもので、さまざまな人の証言をもとに、ジミの知られざる素顔を明らかにする映像となっている。ナレーションはファンクの帝王ブーツィ・コリンズが担当。未発表ライヴ映像や未発表ホームビデオ、未発表インタビューなどのお宝映像も数多く収録される予定だ。
 さまざまな角度から、この不世出の天才を再確認する必携のボックス・セットと言える決定的作品であることは間違いない。


●『ウェスト・コースト・シアトル・ボーイ〜ジミ・ヘンドリックス・アンソロジー』
West Coast Seattle Boy-The Jimi Hendrix Anthology
-日本盤:11月17日発売予定 
-完全生産限定盤(5000セット)/CD4枚+DVD1枚、SICP-2914〜2918 税込¥12,600(4CD+1DVD…5枚組)……輸入仕様スパゲティ・ボックス/英文ブックレット(未発表写真、ライナーノーツ他)/オリジナル・ライナー完全翻訳日本語ブックレット/歌詞対訳も収録予定
※4CDからセレクトされた1CD通常盤も同時発売!(SICP2919 税込¥2,520)

続く
曲目は次ページをご参照ください

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ミュージックビデオ専門チャンネル/VMCで「JIMI HENDRIX」の30分ミュージックビデオ特集が決定! (2010.08.25)

ARTIST’S INT’L / JIMI HENDRIX
放送予定日時…9/20(月・祝)20:00-20:30、リピート 9/28(火)13:00-

VMC

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アンソロジー企画と同時発売。BBCセッションズなどがデラックス・パッケージで新装リリース! (2010.08.15)

アンソロジー企画と同時発売!今年3月からの一連のカタログのリニューアル・リリースの続編も発表になりました。
こちらはデラックス・パッケージでの新装版。@AにはボーナスDVD付となります

@『Jimi Hendrix Experience: BBC Sessions』
A『Jimi Hendrix: Blues』
B『Live At Woodstock』
C『Merry Christmas & A Happy New Year』(Christmas EP)

●『Jimi Hendrix: Blues』
1994年に発表された、11曲のブルース・セッション(1966年から1970年までの)を収録。新たにリリースされるNEW DELUXE LEGACY EDITIONは6面デジパック、36PブックレットにボーナスDVD付。約30分のマーティン・スコセッシのThe Bluesシリーズよりジミのパートを約30分に編集したもの。(Directed and Produced by Alex Gibney, Janie Hendrix and John McDermott)
インタビューと「The Blues」のオリジナルのTV放映では未発表のライヴ・パフォーマンスも収録!

●『Jimi Hendrix Experience: BBC Sessions』
UKのBBCラジオとBBCテレビでのパフォーマンス(1967年から1969年までの)を2CDに収録。6面デジパック、未発表30分のドキュメンタリーを収録したボーナスDVDを収録。1969年1月"Happening For Lulu"での Sunshine Of Your Love”(Creamの曲)のパフォーマンス映像やJimi Hendrix ExperienceのバンドメンバーMitch Mitchell、Noel ReddingやBBCのstaff producerのJeff Griffin、Bernie Andrewsのインタビューからその伝説的なセッションを紐解く内容に。 2CDにはボブ・ディランの“Can You Please Crawl Out Your Window?”やMuddy Waters“Hoochie Coochie Man”(英国ブルースの父アレクシス・コーナーとの競演)、ビートルズ“Day Tripper”そしてスティーヴィー・ワンダーとの競演2曲も収録。
これまでに収録されてなかった未発表の"Burning Of The Midnight Lamp" (1967年8月24日"Top Of The Pops"出演時)も収録!

●『Live At Woodstock』
ジミの最も有名なパフォーマンスであるLive At Woodstockも2CDでの再発(デジパック&ジュエル)

●『Merry Christmas & Happy New Year』
Jimi Hendrixのクリスマス・シングル。1969年の“Little Drummer Boy”“Silent Night”“Auld Lang Syne”のメドレーなど収録したEP盤

こちらも10月下旬発売予定(Cは輸入盤のみとなります)

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ジミ・ヘンドリックス:『アンソロジー』プロジェクト・スタート! (2010.08.15)

1970年に亡くなったジミ・ヘンドリックス。9月18日で没後40周忌を迎えます。
先日オフィシャル・サイトでその一部が発表になりました。40周忌に合わせてジミ・ヘンドリックスの凄いプロジェクトがリリースされることになりました!

まだ詳細は追ってということのようですが、ジミ・ヘンドリックスがソニー移籍時点から噂になっていた、ビートルズのアンソロジーのジミヘン版ともいえる、アンソロジー・プロジェクトが遂に日の目を見る日が来るようです!!そのタイトルも明らかになりました。
『West Coast Seattle Boy: The Jimi Hendrix Anthology』

現段階で発表になっているのは、R&Bのサイドマンだった時代から国際的名声を勝ち取るまでの彼の音楽人生を音源と映像に収めたもので、4CDにJimi Hendrix Experienceの未発表音源、デモ、別テイクなど貴重な音源が散りばめられ、DVDには新たなドキュメンタリー映像を収録。こちらの監督はビートルズの「アンソロジー」を制作しグラミーも獲得したBob Smeaton (Beatles Anthology, Festival Express, Beatles: The Studio Recordings)。このDVDが凄そうです。これまでもさまざまなジミの映画やTVドキュメンタリーがあったかと思いますが、それらとは一線を画す、決定版的な内容になる模様。全世界的にTVでオンエアーも計画されており、ビートルズのアンソロジー的な手法になるのではないかと予想されます。ジミ・ヘンドリックスの全世界的な再評価、彼の音楽を未来へ繋げていくことを目指すプロジェクトで、2010年3月から始まったジミ・ヘンドリックス・プロジェクトの最大の話題を呼ぶものとなりそうです。
現在のところ2010年10月下旬発売予定。詳細は追ってお知らせいたします。

プレスリリースには以下のようなことも述べられている

今年3月未発表アルバムであり新作『Valleys of Neptune』をリリース。ビルボート・アルバム・チャートで初登場4位を記録(the Billboard 200 best-selling albums chart)。他同時発売したカタログもAre You Experienced (#44), Electric Ladyland (#60), First Rays of the New Rising Sun (#63), and Axis: Bold As Love (#67)と記録。オリジナル・リリースから40年以上の年月を超え再びチャートインとなった。

ジミの音楽は40年前と同じように、今もなお生き続けている。ジミの音楽の力とジミのメッセージの力は時を超え、未来への架け橋となるだろう。これから出てくる新しい作品群は、世界中のオーディエンスへジミのメッセージを再び届けることになるだろう。これまで見たこともない映像や聞いたこともないヴァージョンなどジミの歌の数々は今のMUSIC LOVER達へ驚きとともに歓迎されるはずだ。

「ジミの音楽の魂と精神は永遠である。そして、その永遠の生命力、永遠の美しさは時を超え届けられるだろう」

史上最高のギタリスト!ジミ・ヘンドリックス、2010年ソニー移籍、3月に第一弾として新作『Valley Of Neptune』発売&名盤カタログがリニューアル・リリースし再評価ムーヴメントが高まってきた中、ジミ・ヘンドリックス史上最大のプロジェクト「アンソロジー・プロジェクト」、全ての音楽ファンへ捧ぐ20世紀最高峰の音楽遺産といえると思います!


JIMI HENDRIX OFFICIAL

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Experience Hendrix Tour大好評のうち3月の1st LEGが終了! (2010.03.31)

そうそうたる面々がジミ・ヘンドリックスの楽曲をプレイするツアー2010 Experience Hendrix Tourが3月4日からスタートし3月28日まで全米各地20公演行いました。各地SOLD OUT続出!現在の気鋭のギタリスト、アーティストたちがジミの名曲をプレイするということで素晴らしいツアーになった模様です。

一番のメインはジョー・サトリアーニ。自身のブログでは「ジミの曲をプレイできて天国にいるようだ」と語るほど。
ジミを尊敬し、愛情込めて演奏した方々ばかりで、それが聞いてる方々へも伝わったのでしょう!
参加したアーティストは

Joe Satriani, Jonny Lang, Eric Johnson, Kenny Wayne Shepherd, Brad Whitford (of Aerosmith), Doyle Bramhall II, Ernie Isley, Living Colour, Chris Layton(Double Trouble), Billy Coxなど

ツアーの詳細は下記ご参照

http://www.experiencehendrixtour.com/

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雑誌掲載情報! (2010.03.31)

ジミ・ヘンドリックスの発売にともない数多くの雑誌で取り上げられております。

Snoozer 2/18 8ページ特集
ロッキング・オン 3/1 10ページ特集
大人のロック 3/1 8ページ特集
レコード・コレクターズ 3/15 表紙+25ページ特集
プレイヤー 5/2 表紙+6ページ特集
ストレンジデイズ 3/20 表紙(w/J.Beck) +22ページ特集

他続々掲載中
CD Journal
MEN’S NON NO
ADLIB
mono magazine
BLUES&SOUL RECORDS
Rolling Stone

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『ヴァリーズ・オブ・ネプチューン』オリコンチャート情報 (2010.03.31)

ジミ・ヘンドリックスの新作『ヴァリーズ・オブ・ネプチューン』のチャート情報です。
3月10日発売後、最初のチャートインはオリコン3/15付International Rankingでレディ・ガガに次ぐ2位を記録(洋邦総合チャートALBUM TOP100でも17位)!
その他のカタログも洋楽チャートでは20位以内に4タイトル・ランク・インし、週間アーティスト・トータル・セールスでは洋楽アーティスト・トップの12位
(洋楽アーティストでは18位のレディ・ガガ押さえて1位)となりました。

<ORICON 3/15付>
●『ヴァリーズ・オブ・ネプチューン』洋楽チャート2位(総合でも17位)
●『エレクトリック・レディ・ランド』洋楽チャート11位(総合42位)、
  『アー・ユー・エクスペリエンスト』洋楽12位(総合48位)、
  『アクシス:ボールド・アズ・ラヴ』洋楽13位(総合52位)、
  『ファースト・レイズ・オブ・ザ〜』洋楽17位(総合73位)、
   と40数年前の作品が現在のオリコン・アルバム・チャートの
   TOP100以内に4枚チャート・イン!
●輸入盤チャートでは『ヴァリーズ・オブ・ネプチューン』1位!
ということで
●週間アーティスト・トータル・セールスでは洋楽ではトップ、総合12位
(洋楽アーティストでは18位のレディ・ガガ押さえてだんとつ1位)

『ヴァリーズ・オブ・ネプチューン』はその後2週目は3月22日付けで洋楽6位。
3週目は3月29日付で洋楽8位とTOP10をキープしてます

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JFN「OH! HAPPY MORNING」にて「Valleys Of Neptune」が【おすトラ!】に決定!! (2010.02.23)

JFN『OH! HAPPY MORNING』のスタッフが厳選し、1週間に渡っておススメ&OAしていく【おすトラ!】

Jimi HendrixのニューAL「Valleys Of Neptune」の中からタイトル曲♪Valleys Of Neptune♪が【おすトラ!】に選ばれました!

3/8(月)~3/12(金)まで、番組内で1日1度OAされます!お近くの放送局でOAをチェック!!


詳しくは番組HPをチェック!

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ジミが火をつけたのは、ギターだけじゃなかった。 (2009.12.29)

ギターは単なる道具に過ぎなかった・・・
ジミの表現したものには今なお革新性が息づき、ロックとは何かを提示し続けている。

●ジミ・ヘンドリックス・カタログ獲得!

2010年1月1日より全タイトルの権利がソニーミュージックへ移行
ソニー・ミュージックエンタテインメント(米)とエクスペリエンス・ヘンドリックス社が提携し、
ジミ・ヘンドリックス・カタログのライセンス権に関する独占契約を締結しました。
それに伴い、2010年、ジミヘン作品の再発プロジェクトを開始します。
未発表スタジオ音源をまとめた新譜のほか、
生前に残した名盤にDVDを付けたデラックス・エディションなどを3月10日に発売する予定で、
これらのカタログは配信も予定されています。

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