揃って参加した最後のアルバムがこの「Seven Separate Fools」だったからに他ならない。
このスリー・ドッグ・ナイトというグループは、AORファンもご存じであろうダニー・ハットン、コリー・ウエルズ、チャック・ネグロンという3人のヴォーカリストがフロントに立ち、ジョー・シェルミー(ベース)、フロイド・スニード(ドラムス)、マイケル・アルサップ(ギター)、さらにジミー・グリーンスプーン(オルガン)の4人が彼らをバック・アップする、計7人組だった。それで“Seven Separate Fools”というタイトルが付けられたのだと思うが、そのアルバムを最後にジョー・シェルミーがグループを脱退。
活動を停止した後、ボビー・キンボールはTOTOに参加し、大きな成功を手にするが、他のメンバーは特に目立った動きはしていない。前述のTDN再編成(1983年)にマイケルとフロイドの2人が参加しているがそれもかれこれ20年近く前のこと。そんな中、元TDNのチャック・ネグロンが1995年にリリースしたソロ作「Am I Still In Your Heart」でフロイド・スニードの名前を見つけることが出来た。そう、やはりTDNファミリーは何年経っても強い絆で
結ばれているのだった。
ちなみに、ボビー・キンボールは地元ルイジアナで、Louisiana's Le Rouxの前身The Levee Bandに参加していたが、このS.S.フールズに参加するためにLAに進出したという