ドイツ・ロマンティック

Deutsche Romantik/ ドイツ・ロマンティック

Martin Stadtfeld/ マルティン・シュタットフェルト

SICC-1417/アルバム/2010.11.24/¥2,400+税


馥郁たる独逸浪漫の香り。シュタットフェルトの会心。

CD購入はこちら


 

DISC 01>

試聴 > 推奨環境はこちら
1.  アルバムの一葉 変ホ長調(ショット夫人ベティのために)
2.  森の入口
3.  待ち伏せる狩人
4.  孤独な花
5.  呪われた場所
6.  こころよい風景
7.  宿にて
8.  予言の鳥
9.  狩の歌
10.  別れ
11.  月の夜(「リーダークライス」作品39より)
12.  歌劇「タンホイザー」序曲
13.  間奏曲イ長調 作品118−2
14.  間奏曲嬰ハ短調 作品117−3
15.  間奏曲ハ長調 作品119−3
16.  バッハのカンタータ「泣き、嘆き、憂い、おののき」BWV12のコンティヌオによる変奏曲 S.180
17.  楽劇「トリスタンとイゾルデ」より「イゾルデの愛の死」

馥郁たる独逸浪漫の香り。シュタットフェルトの会心。 2005年にグレン・グールドばりに「バッハ:ゴールドベルク変奏曲」で華麗にデビューしたドイツのピアニスト、マルティン・シュタットフェルト。
早くもソニー・クラシカルから9枚目のアルバムとなる本作は、シュタットフェルトらしいテーマ性に満ちた1枚となりました。
タイトルは「ドイツ・ロマンティック」。クラシックの王道はやはりドイツ・ロマン派の音楽ということになりますが、ここではそのドイツ・ロマン派の極め付けともいえるワーグナーのオペラのピアノ・アレンジ(リスト編曲)から始まり、シューマンやブラームスといった、「ドイツ・ロマン派」といえば即座にその名が浮かぶ有名作曲家の作品がつづられていきます。また、ワーグナーの珍しいピアノ・ソロ作品もなかなか聴けない佳品です。ピアノのための作品だけではなく、オペラや歌曲のアレンジが多いところも、シュタットフェルトの鋭い主張を感じさせるところと言えましょう。