軌跡&ライブレポ
新しき日本語ロックキャンペーン2007 世界ロック選抜の“軌跡”
※ライブレポートはスペースの都合で一部抜粋にて掲載しております。ご了承下さい。
第10回 世界ロック選抜 <青森・福島大会>
活動再開してくれてどうもありがとう サンボマスター vs ホフディラン
6月9日(土)青森 QUARTER 6月11日(月)郡山 HIP SHOT JAPAN

大好きなサンボマスターと大好きなホフディランが一緒にやる!それは私にとって、アイドル界でいえばキャンディーズとピンクレディーが一緒にコンサートをやるくらいすごいことです(例えが古くて申し訳ない)。矢も楯もたまらずチケットを入手し札幌から列車に揺られて6時間、タクシーの運ちゃんに「こんな田舎町にそんなに時間かけてまで見に来るもんがあんのかい」と言われながら青森クォーターにたどり着きました。扉を開けるとベイビーが「欲望」をていねいにていねいに歌っている姿があり、ああ、来た甲斐があった、と胸が熱くなりました。そしていよいよサンボマスターの番!!復活間もないためか静かにかみしめるように歌っていたホフディランとは対照的に、ぶっきらぼうに投げつけるように歌う山口さんの歌声。全力投球で歌い演奏する姿にやっぱり胸が熱くなりました。音の大きさのためか歌声もギターも割れて聞こえてめちゃくちゃ、だけど気持ちがまっすぐ届いてくる歌い方。いつもCDで聴いている歌なのに、今山口さんが感じたことを歌詞にして客席に向けて訴えているような、そんな錯覚すら覚えました。激しい歌ばかりでなく、客席に向かって語りかける言葉もとてもよかった。私たちの厳しくつまらない日常に関わってくれようとする気持ちを強く感じました。ベイビーは「かわいくスマイルしててね」と歌うけど、山口さんなら「笑いたくなかったら笑わなくてもいい、だけどあなたに笑ってほしくて僕は歌ってるんだよ!!」と歌うんじゃないかなあ。そんなことを考えながら、翌日また6時間かけて私の厳しく愛すべき日常生活へと戻ったのでした。

<ハンドルネーム:ちゅうさん>

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