M1 20th Century Lover's Orchestra | |
桃野 | 冒頭を飾るのは、ストレートな愛を歌った20世紀恋人楽団。下心も含めて自然な愛を歌った曲です。好きな子の裸を妄想しては、勝手にドキドキするのです。 |
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松下 | もしかしてこれってmonobrightのロックバラードじゃない?って僕は思ってます。「ときめくのさ」って大人になると(というか今どき、(笑)
あんまり言わないね。だからくすぐったいような、なつかしいような、いくつになっても青春しましょうよ。ってなる曲ですよ。 僕には(笑)。 |
出口 | 現代版Sgt.Peppers lonely hearts Club Bandを意識して、60年代から続くUKロックの持つ独特の8ビート感を詰め込んでみました。 「僕と眠ろう僕と踊ろう」。事を起こせない妄想少年の恋はあなたの中にもきっとあるはず。 |
瀧谷 | 一本のギターから始まり、イントロで4つの音が合わさった時に爆発的な疾走感を生み出す。monobrightの起爆剤の一つとなるロックなナンバー |
M2 歌舞いた魚ディスコ | |
桃野 | なかなか進まないケンカってありますよね?じれったいわ〜っていうね。そんな歌。っていう歌だって事を最近気付きました(笑)。全く責任感の無い歌詞を結構作りますよ僕(笑)。 |
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松下 | 「ゆうべは僕らわかりあって/そこでとどまって」ってかなり引き続きロマンチックだとおもうんですけども、曲調はソリッドなダンス風です。後半、ディスコっぽい音が入ってるんですが、皆さんお気付き? |
出口 | ディスコと言いながら、90年グランジやプログレ的要素を含んだ曲。つまりは踊らにゃやってらんねぇよ感満載なディスコ桃野曰く「このメンバーで一番再現してみたかった曲」。 |
瀧谷 | monobright特有のキメがクドイくらいふんだんに盛り込まれてある一曲。中毒性が高いダンスミュージック。 |
M3 学校 | |
桃野 | 学校行ってた頃の、恐いモノが無くて何でも出来る様な気になってたのを歌にしました。無限の可能性を秘めた高校生を見るたび、 嬉しいと同時に淋しくも感じたり。そんな1曲です。 |
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松下 | こうゆうギターソロは理屈で弾いてはいけません!と自分に常々言い聞かせております。数々のギターヒーローがそうであったように 「心と顔」で弾きましたよ。伝われ。ミディアムで重たいビートの曲ってとってもグルーヴがむずかしいね、とドラム龍谷と話しながら録りました。ラストは4人で学校くさいコーラスになってます(笑) |
出口 | 問答無用のロックチューン。松下先生大暴れの巻。これは実際演奏してもらうとわかりますが、ロックバンドの理想形が一つこの曲に あると思います。最後の大サビはメンバー全員でVoブースに入り、1つのマイクに向かって大合唱大会でした。 |
瀧谷 | 印象的なギターのリフ、4つ打ち、遊び要素満載のロックテイストな一曲。特にギターソロは聴く者の耳を奪う。 |
M4 未完成ライオット | |
桃野 | 自分に、そして音楽シーンに喝を入れる為の歌。僕らの楽曲では最大の怒りを表現した曲です。 煮えたぎる怒り、冷たい怒り、様々な怒りがこの曲に詰まってます。 |
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松下 | 完成ってなんじゃい。うまいのか、それ?っていう僕らなりのメッセージ。静かに怒るって恐いよね。 僕はそのへんの「影」の部分をギターで表現。うずまく4人の怒りを感じてください。 |
出口 | 未完成による未完成の為のライオット。僕は何だろう。僕は何者だろう。そんなのは自分の中の世界でしかなくて。 それを突き破るも自分なんです。周りの色は僕を侵食するけど、その逆だってありえるはず。だったらやってやろうじゃないか。 未完成の僕の未完成のライオット。 |
瀧谷 | 初心を忘れてしまった現状に喝を入れるべく、攻撃的な演奏に自分自身の怒りも込めた歌詞をのせ、激しくもキャッチーなメロディー が見事に絡み合た一曲。 |
M5 魔法のライター | |
桃野 | 気付いた時には手遅れっていう恋の歌が多めの僕ですが(笑)これもそんな1曲。失くしたのはホントにライターだけかい?ないろんな意味を込めた曲です。 |
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松下 | monobrightのフォーキーな面がざっくり出てますね。夏の公園などでのどかに聞くと、とても合いそう。大切な物がなくなると辛いけど、大切な物からもらったものはずっと心に置いておけると思ってます。 実はAメロのギターのテーマは「うまく弾きすぎない」でした。少し小馬鹿にした感じでまぬけに弾いた方がこののんびりした感じがうまく出たような気がしてます。 |
出口 | 大陸的なメロ、ギターリフ、確実なリズムセクション。これもバンドでコピーしやすいんじゃないかと思います。 君にもらった大事なものを無くしてしまう僕だけど、忘れないものはちゃんと持っているんだよ。そんな曲。 |
瀧谷 | 桃野陽介独特のメロディーと、それをしっかりと支える演奏が絡まりほのぼのとした情景が浮かんでくるミドルテンポな一曲。 |
M6 バタフライングリップス | |
桃野 | 官能的な歌を作りたくて作りました。性と海とのコラボレーション。名づけてバタフライングリップス。 ハマる人にはハマる中毒性の高い曲じゃないかな〜と僕は思ってます。ええ。 |
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松下 | 僕が言うのもなんですが、変な曲(笑)。桃野いわく歌詞は下ネタらしいですが皆さんうまく察しましたか?後奏は一度覚えるとやみつになるのでお気をつけ下さい。 |
出口 | アルバム随一の変態性に富んだ楽曲。生命の起源はすべて海からやってきていて、僕と君の事も全て元を正せば海につながってしまう壮大で強引な理論も成立してしまう妄想。ライヴでは、それぞれのパートでフレーズを毎回変えたりしています。 |
瀧谷 | ギターとギターの音と音の絡み合いが不思議な空間を作り上げ、それをベースとドラムで現実世界へと誘う。 変態的シチュエーションスリラーな曲。へへへ。 |
M7 デイドリームネイション | |
桃野 | デモの段階で偶然の産物化している、1人歩きしまくってる1曲。この曲はライブでやる時も翻弄されるし、すごく不思議な曲。 この曲を作った時に前のバンドを辞めて、monobrightを始めようと決心するきっかけの1曲でもあり、魔法がかかってるのではないかと思ってます。 |
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松下 | カラッとしてる様な、フワフワしてる様な不思議な曲。間奏はシューゲイザー風に挑むmonobrightがかいま見れます。がんばってます(笑)。「恋とは愛」?さぁみんなで考えよう。 |
出口 | 全ての妄想の原点はここにあるかも知れません。monobrightが今のメンバーで初めて合わせた曲がこの曲。この瞬間確信に変わったんです。あ、みんな変態じゃん。て(笑)。 |
瀧谷 | monobright特有のキメがクドイくらいふんだんに盛り込まれてある一曲。中毒性が高いダンスミュージック。 |
M8 まぼろし | |
桃野 | 個人的に大切にし過ぎた為、バンドアレンジを嫌がってた曲なんですが、結果かなり大満足なバンドアレンジになりました! これも手遅れな恋の歌ですね。2人が思い合える一番な時間に連れて行って欲しいという、無理なお願いをする所が僕らしくもあり、大切な曲です。 |
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松下 | ライヴでもけっこうやってる大切な曲。男が泣くときはずばり引きずります。 僕にはめずらしくじっとしたていねいなアルペジオを弾いてみました。歌のじゃましたらこの曲はだめですもん。 |
出口 | まぼろしの先はまぼろしで君もまぼろしなんじゃないかと思うけどそれは過去がそうさせるだけなんです。 フォークソングの様でいて、そこにはとどまらずに世界を表現できたと思います。未だに聞くだけでグッときてしまいます。 |
瀧谷 | 桃野陽介の優しい歌声が響く。別れの悲しさ切なさが染み入る曲。君はいつか他人になって僕は今日も不安で泣いて。 |
M9 バリアバニラ | |
桃野 | インストゥルメンタルですが、僕が1人で何か喋ってます。なんて言ってるかは内緒。というか自分でも覚えてません(笑)。 |
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松下 | あの、インターバルだと思って気軽に聞いて下さいな。実はライヴでやったこともアリ。気軽に聞くっていっても、ぶつぶつしゃべる桃野に気が散ります(笑)。最後のポン!ウゥ!ってやつだけ是非歌ってみて下さい。 |
出口 | よーく聞くとリズムやコードワークがかなり作り込んであります。はいそこ飛ばさず聞くように。 |
瀧谷 | リズム遊びで箸休めミュージック |
M10 頭の中のSOS | |
桃野 | これは失恋してパニックになった状態をそのまま歌にした1曲。究極の僕の悲鳴。 僕の悲鳴はダンサブルなんだなあと実感しました(笑)。 |
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松下 | 「monobrightの脳みそに是非、触れてみてください!」っていう曲。ほんと。 4分音符あり、かくれ8分音符あり、16分音符ありのこれぞも真骨頂。 4人の色んなプレイが高速で流れていくから乗りおくれんなよ。 |
出口 | 他人にはどうでも良いと思う事かも知れないけど、自分の中では宇宙規模のSOS人の感情は高くなりすぎると笑うか泣くかしかできないみたいです。 悲しくたって楽しくたって悩んだってダンスミュージックは僕らのもの。泣き笑いのダンスミュージック。 |
瀧谷 | キャッチーなリフ・メロディー、4つ打ち、異次元空間。様々な表情が見え隠れする脳内ディスコダンシングナンバー。 |
M11 道標側ソウル | |
桃野 | 淡白な鍵盤のループ、淡白な歌詞と淡白祭りな1曲。 人生で一度は人間なんてみんな死ねばいいのにって思う時期ありますよね? それだけまわりに対して憶病になってる証拠なのかもしれませんね。 |
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松下 | ちょっとジメっとしてますね。ライヴでも不思議な空気になる一曲。それがたまんない。 アイルランドを思い浮かべながら聞くと僕のギターに近づけます(笑)。 この曲のギターのテーマは「現実と空想をさまようギター」なーんて考えながら弾いてみたりしました |
出口 | monobrightには珍しく殆んど作り込まずに固めた曲各々のプレイが個人を非常に反映していると思います。全曲中、温度が低く、低すぎてヒリヒリする質感になりました。 |
瀧谷 | 無機質でありながらも徐々に垣間見える激しい音の洪水が襲ってくる様なmonobrightの陰の部分が秘めてある1曲。 |
M12 music number | |
桃野 | 未練たらたらな失恋ソング。頭の中のSOSとほぼ同時に作ったので、僕からすればこの2曲は似たもの同志で。こっちはストレートに 悲しんでます。僕の姉がこの曲好きみたいです(笑)。 |
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松下 | 普段ニコニコしてる人がいきなり「言え」って言うとゾクッとするよ。男って引きずるのよね。泣いたっていいじゃん。我慢してると泣きたいときに泣けなくなってくるぞ。本当にきれいな曲だと思うよ。アルバムの最後は特上のデザート召し上がれ。 |
出口 | 例えばケータイデンワなんてデジタルの集合体だけど、データでやりとりされる活字や音声で人は一喜一憂したりする。 それはそこに温度が宿ってるんです。この曲も大半はコンピュータで鳴らされてるんですが、各メンバーそれぞれコンピュータでは出せない温度をアナログで宿しているんです。 ちなみにベースは「まぼろし」と同じリッケンでセッティングもほぼ一緒。ITだなんだって言ってもそれを使うのは僕ら。 機械に宿る体温。そんな事を考えながら、大事な人と接してもらえれば嬉しく思います。 そんな事を思いながら、ものすごい暗い曲っていう(笑)。 |
瀧谷 | 儚く切ない歌声・メロディーと、ただただ淡々と鳴り響く打ち込みの音色がでる悲しい物語。思い出と共に心に染み入る1曲。 |