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中島美嘉「一番綺麗な私を」ビデオクリップメイキング
新曲「一番綺麗な私を」のビデオクリップは、[須永秀明]監督に手がけていただきました。須永監督はミュージックビデオでは初タッグとなりますが、過去に美嘉ちゃんがレギュラー出演していたドラマ『私立探偵 濱マイク』の監督をしており、なんと、8年ぶり(デビュー1年目だった美嘉ちゃんは19歳!)の再会となりました。


今回のテーマはずばりタイトル通り「一番綺麗な中島美嘉」!
「もしもあなたと出会わなければ…」という、昔の恋人を今でも想う切ない気持ちを、情感たっぷりに歌い、[恋する女性は悲しみの中にいてもとても綺麗]という事を映像で追求しました。

そんな今回の衣装は、美嘉ちゃんにしては珍しい濃いピンクの花柄ワンピース。
花柄はほどんど着ないのですが、スタイリストさんがいくつも持ってきてくれた衣装の中から「これだ!」と、ピン!ときたようで、これまた珍しく他の衣装を一着も着ることなく、美嘉ちゃんもスタッフも全員一致でこのワンピースに決定しました。
因みに、これはランバンのものだそうです。


シチュエーションは幻想的な水の上と、水中。
水上のシーンは、スタジオに作られた10メートル四方もの大きなプールのセットで行われました。その背景には、日が暮れてから空が完全な闇になるまでの≪一日で一番綺麗な空≫と言われるマジックタイムを再現したライトが灯り、水面に反射して美しくキラキラ光り輝いています。美嘉ちゃんはスタジオに入るなり、そのオレンジ〜ピンク〜ブルーと絶妙に混ざり合う美しい色合いに思わず「綺麗!」と声を上げて感動していました。

最初は歌うシーンから。
すると、レコーディング以来歌うのは久しぶりだったようで、歌詞が思わず飛んでしまい、「カット!」の声がかかった瞬間に監督に「間違えまくりました〜」と思わず苦笑いで謝る一幕も。

1シーン撮る毎にモニターで撮影したばかりのシーンを真剣な眼差しでチェックします。そしてまた撮影場所に戻るのを繰り返すのですが、そのロングワンピースの足元を見ると、履いていたのは、お気に入りでいつも持ち歩いているSoftbankのお父さんスリッパ!監督に突っ込まれながらも、「大きいお父さんストラップも持ってるんですよー!」と嬉しそうに自慢していました。初めてのスタッフさんばかりだったので、クールなイメージの美嘉ちゃんの意外な一面にみなさん驚いていましたよ。


そして、もうひとつの水中のシーン。
これは水上のシーンとは別の日に撮影したのですが、合成ではなく、実際に撮影が出来るプールに入って撮影をしたんです!両サイドの深さは1メートルで、真ん中の深さは5メートルという、横から見るとT字型のプールで、最初に足が着く浅いところで男女のインストラクターさんに酸素ボンベでの息の吸い方、苦しくなって上がる時の合図の仕方などレクチャーしてもらい、何度も練習を繰り返します。

すると、酸素ボンベを使うのも、プールで目を開けたことも無い美嘉ちゃんは「大丈夫かな、、?目を開けられないかもしれない、、」とめずらしく不安な様子。しかし、監督に「ムリしなくていいからね!」と言われると「出来るだけ頑張ります!」と、プロの表情に。

そして、いざ本番!
一番深い真ん中まで行き、合図と共に浮き輪から手を離して、片手で酸素ボンベ、片手でゴーグルを押さえながらダイバーさん引っ張られて沈んで行きます。そして、次の合図でゴーグルとマスクを外し、両手を優雅に揺らがせながら泳ぎます。そして、それを何度か繰り返します。深いところで泳ぐというのが、かなり体力を使うので、一旦休憩。冷えた体を温めるためにもプールサイドの小さなバスタブでこじんまりと休憩。

そして、ラスト数回の撮影が無事終了!
これまでに見たことのない幻想的でビューティーな映像が出来上がりました。
撮影された映像をスタッフ見て、スタッフが「あまりに綺麗で合成に見えちゃうね」と言うと、「こんなに頑張ったんだから、合成だと思われたくないよ〜。ちゃんと色んなところで実際に潜ったって言ってね!」と言うので、ここでちゃんと報告しますね(笑)

そうやって、「一番綺麗な中島美嘉」が出来上がったこのミュージックビデオ。
いろんなシーンに注目して見てくださいね!


本気の涙と、髪と衣装がスローでなびくビューティーな美嘉ちゃんに注目してくださいね!










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