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中島美嘉“素直なまま”ビデオクリップメイキング
*「見えない星」、「I LOVE YOU」に続き、ラブ・バラード3部作のラストを飾る「素直なまま」。監督も同じく田所貴司監督にメガホンを取っていただきました。

*「ノーカットの作品を作って欲しい!」とお伝えしたところ、さすがはアイデア豊富な監督さん、実際は編集しているけれど、ノーカットに見えるというファンタジックな素晴らしい作品を作ってくれました。

*その撮影方法というのは、最初のシーンを撮影したらカメラを一旦止めます。その後が繋がるようにカメラの位置は全く動かさず、美嘉ちゃんのみが移動して続きを撮影。こうやって曲の頭から最後まで順番に撮り続け、ノーカット風作品が出来上がりました。一見簡単そうに聞こえますが、いくつかに分かれているセットの中をカメラが移動しながら、鏡に映った美嘉ちゃんを撮影していくのには、カメラやスタッフ、他のセットが写らないようにしつつ、最後まで繋がるように撮らないといけないので、相当困難なのです。なので何度も何度もカメラテストを行い、微妙な角度を探し出し、慎重に時間をかけて行われました。美嘉ちゃんもこの様な撮影が始めてだったので、監督にたくさん質問しながら挑んでいました。

*「本当はすごく強がりで 泣き虫な私でいいかな もっと素直でいたかった あなたとすごした日々に 戻れたなら」という歌詞がサビにくる失恋ソングなのですが、「戻りたい」という気持ちを現すために、時計台の針が逆に進んでいたり、羽が上に振ったり、倒れているグラスが起き上がったりしているんです。そして、最後まで見ていくと、なんとラストシーンが最初のシーンに繋がっているんですよ。

*今回のメイクのポイントは青い鳥の髪飾り。当初は、ビデオクリップの最後に生きているハトをアルバム『YES』の初回盤CDジャケットと同じ様に飛ばそうとしていたのですが、生きているハトを使うのは大変困難ということで取りやめになりました。それを聞いたヘアメイクさんがせめてハトの髪飾りを付けてはどうかとこの鳥を探してきてくれました。さらに、白いセットや衣装に合うように髪に白いパウダーをかけているんです。幻想的に見えるのはこのヘアースタイルと茶色のカラーコンタクトがあるからなんですね。

*洋服はなんと、スタイリストさんによる手作りのものなんです。3着も作ってもらった中からこのワンピースを選んだのですが、コルセットやビーズ、ピンクの小花をあしらった衣装はとても可憐で、このビデオクリップの世界に合っていますよね。

*撮影の合間には、美嘉ちゃんの産まれたばかりの子猫の話で持ちきり。スタッフに見せて見せてとせがまれ、携帯に入っている写真をスタッフと見て癒されていましたよ。他には、インターネットで自分のファンが作ってくれているファンサイトを除いて楽しんでいましたよ。

*新しい試みにトライした、ファンタジックでビューティーな作品になりました。ぜひいろんな所に注目してみてくださいね。









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