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中島美嘉“見えない星”ビデオクリップメイキング
*久しぶりの王道系ラヴ・バラードということで、ビューティーカットに定評のある田所貴司監督にメガホンを取っていただきました。田所監督は「接吻」「火の鳥」「LEGEND」「MY SUGAR CAT」のビデオクリップを手掛けており、最近の中島作品にはなくてはならない存在です。

*撮影は、年末の歌番組出演で忙しい2006年の12月末。ニューコークでのレコーディングやNANAプレミアから帰国してまだ時差ボケも直っていない頃でしたが、気合十分に2日間に渡って都内のスタジオで撮影が行われました。

*まずは街角のシーンの撮影。ヨーロッパの街を思わせる素敵なセットで監督と演技について打ち合わせします。かなり真剣な面持ちで一連の動きを確認し、スモークがセット中に行き渡ったところで撮影がスタート!

*撮影初日はなんと東京で何ヶ月ぶりかの豪雨。そんな時に限って控え室からスタジオまでが遠く、一旦外に出て車移動しなければならなかったので、寒さ対策で収録ギリギリまでリブ編みの厚手のソックスを履いていた美嘉ちゃん。すると、足元をアップで撮影をしようと思ったら足全体にくっきりソックスの縦じまのあとが!慌ててメイクさんと笑いながら足をマッサージして必死に痕を消していました。

*歌うシーンは、仕上がりでゆったりとした映像に見せる為に、通常の2倍の速さでも歌いました。これまでの作品で1.5倍の速さで歌うという事は経験したけれど、2倍は初めて。どのくらい速いのか試しに聞いてみると、早口言葉に聞こえるくらいの速さ。「速すぎっ!口が回らないかも〜!」と弱気になっていましたが、いざ本番となるとそこはプロ。完璧に歌いこなしていました。

*想いを寄せる人への、断ち切らなければいけない想いと、断ち切れない想いを、”湖に映るもう1人の自分”や”鍵”で表現しており、その鍵を美嘉ちゃんが私物を持ってくることになっていました。すると、思っていたより鍵が小さかったのでどうしようか監督と相談していると、その場にいたスタッフが以前美嘉ちゃんからプレゼントされた同じブランドの鍵型ネックレスを偶然着けており、急遽その鍵を使用することになりました。

*湖での幻想的なシーンは、実は床が鏡の様にピカピカなアクリル板で背景はスクリーン。木の写真をパソコンで映写しているのです。パソコンで操作する度に資料として入っていた森や城などの写真が背景にくるくる変わり、美嘉ちゃんもスタッフも驚いていました。

*髪が風に綺麗になびいていますが、この風はヘアメイクの丹羽さんがドライヤーや扇風機などを使って作ってくれているんです。CDジャケットでもいつも絶妙な風を吹かせてくれていて、髪を美しく見せる為に全力を尽くしてくれています。さすがプロですね。

*翌日は部屋のシーンから。衣装とメイクはCDのジャケットと同じなのですが、髪型をよーく見ると、みつ編みでカチューシャにしたり、細かいみつ編みが隠れていたりと、CDジャケットよりかなり凝った編み方になっているんです。ぜひ注目して見てみてください。

*部屋にはキャンドルや鳥かごなど可愛いアイテムがいっぱい。まずセットに入ると家具や小道具をウキウキでチェックする美嘉ちゃん。すると木の枝にガラス玉が付けられた可愛いアイテムを発見し、美術さんって凄いな!と感動していましたよ。

*待ち時間はスタッフと美容トークに花を咲かせていて、美嘉ちゃんが普段やっているリンパマッサージをスタッフに伝授していました。

*久しぶりにカラーコンタクトでの長時間の撮影。やはり目が乾いてしまうらしく、「デビュー当時に毎日つけていたなんて今となっては信じられない!」と美嘉ちゃん。今回のカラーは”ヘーゼル”。神秘的な瞳が切ないラブ・バラードにぴったりです。前回の「NANA」とはうって変わって可憐な美嘉ちゃんをぜひチェックしてくださいね。










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