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“桜色舞うころ” PVメイキング
*監督は「Mr.children」や「MISIA」のビデオクリップで有名な “丹下紘希さん”。丹下さんの作品集を見た美嘉ちゃん本人の希望により今回はPVを手掛けていただきました。

*1本の桜の木が、“移りゆく四季”と“一組の男女の一生”を見守り続けているというストーリーで、美嘉ちゃんが演奏するピアノの上でそのストーリーが繰り広げられています。

《STORY》
1本の桜の木の下で仲良く遊ぶ男の子と女の子。2人が学生になりお互いを意識し始めた頃、彼女が引っ越ししてしまいます。彼は長い月日を彼女と遊んだ思い出の桜の下で過ごします。その間に街にはアスファルトの道路が造られ、ビルが建てられ、環境がどんどん変わってゆきます。ある日、工事の人々が桜の木を切ろうとやってきますが、彼は彼女が帰って来ることを信じて必死に桜を守ります。さらに彼は年をとり、老人になって、再び桜の咲く季節になります。ある日彼がふと顔を上げると、そこに学生時代の彼女が現れます。彼女に近づく彼はいつしか学生の頃の姿に変わり、街も緑溢れる元の姿に戻ります。ようやく2人は再会し手を取り合います。

*とにかくこのクリップの注目点はピアノを弾く美嘉ちゃんです。小さい頃にピアノを習っていたのですが、なんと今回10年振りに触ったそうです。先生について仕事の合間にレッスンを重ねていたのですが、ある日事件が起きました。レコーディングをしたらキーが半音上がってしまったのです!半音上がると黒鍵を多用しなくてはいけなくなり、先生も「これは難しい!」と唸る程難しくなってしまいました。せっかく練習したのが水の泡…。一度は出来ないと挫折しかけたけれど、根性で撮影を乗り切りました。さすが本番に強いと言われる美嘉ちゃん、それを見せてくれた瞬間でした。

*撮影スタジオでは、制作会社で飼われているフレンチブルの制作犬「ビスタちゃん」が美嘉ちゃんをお出迎え。途中の静かなシーンで大イビキをかいてみんなの失笑をかっていましたが、全員が疲れを見せ始める深夜には、しっぽを振り振り愛嬌たっぷりでみんなを癒してくれました。ちなみに、カメラを向けるとカメラ目線をしっかりくれました。

*床に白い小石で模様を作ったセットでピアノを弾いたり歌ったりしたのですが、その模様がアルファベットの“S”に見えたので、スタッフと“S”は何の頭文字だろう?という話になり、「桜色舞うころ」の「SAKURA」の「S」、もしくはSONYの「S」ではないかと盛り上がっていたら監督が来て「違います!アルファベットじゃなくて、時の流れを表現した模様だよ」と言われ、みんながっかり。「SAKURA」の「S」ということにしましょうと監督にお願いをしていました。

*衣装は桜の精を彷彿とさせるオフホワイトのドレス。CDのジャケットと同じこのドレスはかなりボリュームがあるので、セットへ出入りする度に石の模様がくずれない様に自分でドレスをがっつり持ち上げて歩いていました。

*楽屋にはマネージャーさんセレクトの雑誌がいくつかあったのですが、その中に東京の人気ラーメンが全て載っている本があり、スタッフみんなと「これ食べたい!」「ここおいしいんだよ!」と大盛り上がり。美嘉ちゃんは味噌ラーメンばかり「食べたい!!」と叫んでいて、「あたしホント味噌ラーメンが好きなんだね…」と再確認していました。もちろんこの日も夜食にスタイリストさんとラーメンを食べていました。









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