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“LEGEND” PV メイキング
*このビデオクリップの監督は、「火の鳥」と「接吻」のビデオクリップを手掛けた"田所貴司さん"です。過去2作に負けないハイグレードな仕上がりとなりました。

*テーマは「伝説と伝統」。監督さんは"人魚"というキーワードと、どこかアンビエントな雰囲気漂う曲調からインスパイアされてこのテーマが浮かんだそうです。なので "和"のテイストがたくさん取り入れられているんですね。

*撮影は埼玉県川越市にある熊野神社で地元の方のご協力により行われました。神社での撮影という事で、撮影の前に神主さんに安全祈願と「LEGEND」のヒット祈願を祈祷していただき、神主さんに続いてスタッフ代表として美嘉ちゃんもお祈りし、おふだとお守りを頂きました。現在、おふだとお守りは「LEGEND」がヒットする様にとSONYMUSICの社長室に大切に置かれています。

*シチュエーションは3つあって、まず最初に撮影したのは"豪華絢爛な屏風で囲われた水槽の中"のシーン。色鮮やかな屏風が、黒く光る床に反射してうるし塗りの様な高貴な質感をかもし出しています。
この時の衣装は人形の様な白いドレスで、胸は大きな貝殻で飾られており、ファンタジックな人魚のイメージです。

*次に "山車(だし)に乗る"シーンの撮影でした。お祭りに使われるみこしの様な引車で、地方によっては「壇尻(だんじり)」や「山(やま)」と呼ばれるこの「山車」は、女性が乗れないものが多いのですが、熊野神社のものは女性が乗っても大丈夫というので乗せていただきました。ここで着たのは魚のウロコの様に光るシルバーのロングドレスで、よーく足もとを見ると人魚の尾ひれが付いているんです。まさに人魚!という衣装です。

*ここで美嘉ちゃんが抱いている人魚の人形、これは美嘉ちゃんの私物なのです。とあるアーティストの手作りの1点物で、「一目惚れして買ったからどこかで使ってほしい!」という美嘉ちゃんのリクエストで登場しました。しかし当日ロケバスに乗って都内を出発したのですが、高速道路に乗ってから人形を家に忘れてきた事に気付き、慌てて取りに帰るというハプニングもおきました。

*最後は、"枯山水"と呼ばれる、石・砂などにより風景を表現する京都の庭園様式をイメージしたシーンの撮影。CGで合成して完成させる為に合成用の青い布の前で撮影したのですが、深夜に屋外でたくさんの照明をつけていたので虫がたくさん集まってきて、巨大な虫の襲来に美嘉ちゃんが悲鳴をあげる一幕もありました。水の中に入っていくシーンの撮影では、龍がプリントされたチャイニーズテイストのドレスがあまりにも長く、何度も自分のドレスの裾を踏んでつまづいてしまい、照れ笑いをしていました。

*レクイエムは美嘉ちゃんに向けられているのか、少女に向けてなのか、山車に乗った美嘉ちゃんはキツネに連れられでどこへ向かうのか、決まったストーリーはありません。みなさん個人個人で自由に想像してみてください。









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