祝 お世話になった方々からの~温かいお言葉~

【楽曲制作エピソード】

★前山田 健一(「梅」「放課後ゲタ箱ロッケンロールMX」作詞・作曲・編曲)

「放課後ゲタ箱ロッケンロールMX」はメジャーデビューにあたっての決意表明的な意味合いも込めて制作しまた。本人たちはのほほんとしている私立恵比寿中学ですが群雄割拠のアイドルグループの中でどうしても「戦い」を求められてしまいがちです。そうなったら大人しい9人も黙ってねえぜ、ぶっとばすぜ!少しだけ好戦的なエビ中です。もちろん現場では全力でMXジャンプ!
「梅」は2013年の一発目、私立恵比寿中学が次のステージへ行ければと思い作りました。春といえば桜ソングが多いですが、その中で梅も美しく咲き誇っているのに桜に比べて注目されない。だけど毎年冬を乗り越えて綺麗に咲く梅の切なさと力強さを、今のエビ中自身に置き換え、華やかに歌いあげてもらいました。1stアルバム発売、大型ライブ開催など、今年1月に咲いた梅がどんどん美しくなる様は感慨深いです。

★大内 正徳(「いい湯かな?」作詞・作曲・編曲)

タイトルは某曲のパロディですが、曲は近年のJ-POPでは殆ど聞く事がない少々難しいコードがちらほら出てくる8分超えのバラードです。コードやストリングスに半音のラインが多いのは完全に私の趣味です。当初、間奏にコーラスは無かったのですが、ディレクターの要望で入れました。最初は簡単な感じのものを作ったのですが「もっと難しいのを」という事で数回やり取りをし「これは難し過ぎるのでは」という所でOKが出ました(笑)。メンバーの皆さんの頑張りで素晴らしい仕上がりになり感動しております。私が勝手にエビ中の皆さんに抱いているイメージは、主人公が普段はふざけていたり、ダメダメだったりするTVアニメの劇場版で、ダメダメながらも大活躍する様な両面を持ち合わせているあの感じです。この曲が彼女たちのそういう子供な部分と大人な部分、まさに「中人」な部分を表している曲になっていたらいいなと思っています。

★柳 達基(「手をつなごう」作詞)

ルネッサンス時代の天才芸術家ミケランジェロを例に挙げるのはちょっとおこがましいのですが、彼の有名な言葉に「彫像をつくるのではなく、石の中から出てきたがっているその姿を出してあげだけなのだ」というのがあります。曲に歌詞をつける作業もそれに似たようなところがあると思うのです。何回も曲を聴き、そのメロディーから出てきたがっている言葉を紡ぎ出すことができればといつも願っています。勿論自分のメッセージが全くないわけではありません。考えていたことと、いただいた曲が偶々一致することだってあります。作曲家の宅見将典氏からこの曲をいただいた時がまさにそれで、不思議なことにサビの9文字から「みんな手をつなごう」という言葉が自然と聴こえてきました。まさしく、「て・を・つ・な・ご・う」という言葉が宅見氏のメロディーから出てきたがっていて、それを私が歌の世界という形に整えただけのような気さえします。「手をつなごう」が年輩の方々から小学生にいたるまで、大勢の人たちの耳に届き、また歌ってもらえるようになれば大変嬉しいと思います。そして今理由は様々でしょうが、辛い気持ちでおられる方々の心の支えとなり元気につながればという気持ちでいっぱいです。

★宅見 将典(「手をつなごう」作曲・編曲)

この曲は僕の音楽人生でつくった曲の中で、一番キャッチーで覚えやすい曲になりました。
いつもはあまり音域を気にせず、想いのままに作っていくのですが、この曲に関してはあらかじめ自分の描ける最大限のシンプルで素直なメロディーを目指しました。
イメージ的には音楽の授業で先生が生徒に歌ってほしくなるような、普遍的でどんな世代の方でも簡単に口ずさめるような。ディレクターの助言でより歌いやすいテンポとアレンジに、さらに最後はサビのリフレインを4回、歌詞を書いて下さった柳達基さんの「手をつなごう」というテーマが導いてくれた楽曲アレンジになりました。この曲を通じて人と人とが触れ合う大切さが沢山の人に伝わってくれれば嬉しく思います。

★Fragment(術ノ穴)(「恵比寿組曲(再構築 by Fragment)」)

『アルバム1枚分の曲をRemixし、それを組曲的にDJmixしてほしい。』制作期間短いのにこの無茶ぶり。。
大好きなエビ中ちゃん達のお仕事とはいえ、少々戸惑ったのが事実。
そしてこれがスターダストか!と。ただ彼女たちはこういった運営陣が与える高いハードルを乗り越え続け成長して行ってるんだな、と思ったらなんだか嬉しくなり、挑戦させていただきました。私立恵比寿中学の魅力を多くの人に伝えるにはFragment色をしっかり出すことしかないと思い、いつも通り破壊させてもらいました。今年のFUJI ROCKのステージでエビ中のRemix 爆音で鳴らしてきます。

★立山 秋航(「あるあるフラダンス」編曲)

前回はナツリカさんの「これでいいのだ」を編曲させてもらったのですが、これは曲調が目まぐるしく変わる、超忙しソング。
今回もそんなハードな曲の依頼が来るのか!と戦々恐々としてましたら、まさかの超ユル、ハワイアン風味の癒し系楽曲でした。
エビ中、振り幅広すぎです!しかしこれがまた、メンバーの歌とガヤガヤしたセリフが乗ると、他に負けないしっかりしたエビ中サウンドになりました。聞けば聞くほど味のある、皆様にとってスルメ的楽曲になる事を願っております。

★小川 コータ(「あるあるフラダンス」作詞・作曲)

私の人生哲学の全てを注ぎ込んだと言っても過言ではない曲です。思えば世の中はとかく不条理であり、新聞を開けば今日も株価急落急騰、アベノミクス、憲法改正論、参院選、職務発明の会社帰属と難解な課題が山積みであり、大人はわかってくれないと嘆く日々ではありますが、そんな中においてあるあるとは凡そ世界の人類に普遍なテーマについての探求であり、深遠かつ終わりのない精神活動ではあるものの、それでいてこれについて思索し、悩み、列挙するなどということは暇つぶし、ごくつぶし、経済発展に寄与するところ皆無とまでは言わないまでもクリティカルなキャピタルゲインを生じるものでは到底なく、せいぜいクスっと微笑を生じさせる程度のものでありますから、そういった意味でもナンセンス、脱力感、ノークレーム・ノーリターンの金字塔を打ち立てることにより、世の中に一矢報いることができたのではないかと自負し、ご挨拶に代えさせて頂きます。

★大箭 マサヤ(「あたしきっと無限ルーパー」編曲)

大箭マサヤ a.k.a. かめりあです。多くの方には、恐らくお初にお目にかかります。
楽曲の輪郭が見えてくるにつれ、トゲがあり過ぎてリテイクになるのではないかと、さつきさんと「戦々恐々」していました。
それくらいガチなサウンドメイキングになったと思いますので、是非聞いて頂ければと思います。

★さつき が てんこもり(「あたしきっと無限ルーパー」作詞・作曲)

方向音痴がキーワードの「あたしきっと無限ルーパー」の作詞作曲を担当しました。「エビーダダよりインパクト」「ダンスミュージックとしてもガチ」。フロアサウンドとしても成熟し始めているアイドルカルチャーにおいて、このハードルは決して低くなかったです。
既に"かめりあ"という名義で活躍している後輩の大箭くんを編曲に迎え「あーでもないこーでもない」と話し合って1小節1小節作り込んでいきました。今までにも増して、アイドルやエビ中のあり方について考えさせられた、自信作です。

★たむらぱん(「大人はわかってくれない」「誘惑したいや」作詞・作曲・編曲)

今アルバム収録の「大人はわかってくれない」と「誘惑したいや」の2曲を制作させて頂きました。私が初めてエビ中のステージを見た時感じたものは収まりきらないパワーとそこはかとなく漂う切なさで、それは彼女達自身からでもあり、またそこを通して何かを感じている観客からだったのかもしれません。でもそんな様々な感情の瞬間を生み出せる彼女達の印象がとても強く、作品にはそんな強さと儚さを描けたらと思ったのを覚えています。怒濤の楽器フレーズやメロディひとつひとつを、忘れたくない気持ちや言葉を、エビ中でしか表現することの出来ないかけがえのないものとして大切に紡ぎました。そして彼女達の手に渡り最中人系(?笑)になりました。おおー。
とまあそんな話は置いといて。この曲でまたエビ中と楽しみ合い、あぁ明日もいいことあるな~なんてふと思ったりしてもらえたらそれでいいのだ。です。

★U-re:x(「R-O-B-O-C-K」「Chuning!!(Interlude)」作詞・作曲・編曲)

ストーリーは、メタリックロボットと少女の「ロックンロール恋物語」のワンシーン。「永遠」と「限りあるもの」との、間に生まれる切ない想い。「刹那」、「今」というかけがえのない「青春」に寄り添うふたり。キミがボクで、ボクがキミ。この世界で一番大切なものとは何か?
"R-O-B-O-C-K" サウンドが流れ終わった時に、あなたの胸にも1つの「大切な青春」が生まれてほしい。そう願って書きました。

★杉山 勝彦(「仮契約のシンデレラ」「禁断のカルマ」作詞・作曲・編曲)

非常にコンセプチュアルなエビ中の楽曲募集のテーマの中で、最初に選んだのは「仮契約の歌」。
そして”キングオブ学芸会”とのかけ合わせを考えている時に降りてきたアイデアが「シンデレラ」でした。学芸会と言えばシンデレラでしょう(笑)「仮契約のシンデレラ」というタイトルができてからは、それこそ5番くらいまで書けるほどアイデアが湧き出てきて、それを絞っていくのに苦労しました。貴族との報われない恋の旋律にエリーゼのためにを引用したり、仮契約のゆとりのなさ→ゆとり世代でないエビ中→円周率や周期表を用いて表現したりと、作っていて本当に楽しかったです。

「禁断のカルマ」は、デビューから1年が経ち、さらなる飛躍をしようとしているエビ中に相応しい楽曲をということを第一にしました。真骨頂とも言える台詞やガヤをあえて封印し、楽曲の中に”キングオブ学芸会”の香りだけを残すことを意識しました。ヴァンパイヤの人間との禁じられた恋は度々描かれてきたテーマですが、以前よりアイドルの恋愛と重なると感じてきました。禁断のカルマ=禁断の行い=恋をすること、そして禁じられたことへ魅了される人間の性。その感情の爆発がエビ中の新たな魅力を引き出してくれると信じています。

★シライシ紗トリ(「中人DANCE MUSIC」作詞・作曲・編曲)

エビ中とソウルクラシックの出会い。制作しながらどんな風になっていくのか、楽しみながら進めさせて頂きました!
そしていつまでも忘れちゃいけない中人魂。。。を、忘れそうになったら、これを聞いて「ちゅうにんぐ」させて頂きたいと思います。。

★池田貴史(「頑張ってる途中」作詞・作曲・編曲)

この曲はエビ中と共演している番組の中で、そのロケ場所に使われている下町の商店街を応援するために作られた曲です。
応援と言えば、頑張れー!って掛け声。でも頑張れって言葉はとても大事で、ありがたい言葉なんだけど、言われ過ぎたりすると、時には重苦しく感じることだってある。
自分なりに頑張ってるんだけどな~とか、これよりもっともっと頑張らないとダメなの?とか。
そんな風に悩んでしまいがちな人たちに、あなたはもう充分頑張ってるよ!そう、頑張ってる途中だよ、だから今のままで良いんだよ!
そんな事をやんわりメッセージに出来たらいいなぁ、と思って作った曲です。「頑張れー!」じゃなくて、「頑張ってるねー!」って掛け声。
なので曲を聴く時は是非、気楽に聴いて下さい。
聴きどころとしましては、エビ中達の頑張ってるのか、頑張ってないのか分からない脱力ラップ(笑)
あー何だか自分もまだまだ行けそうだ、と思わせてくれるから不思議です(笑)是非聴いてみて下さい!
まだまだ頑張ってる途中のエビ中を今後ともよろしくお願いします!

★三浦康嗣(□□□)(「体操」編曲)

原曲の権利を持っている出版社的に原曲に忠実にカバーしないといけないことと、近年のアイドル楽曲は情報量をどれだけ盛り込めるか勝負な感があること、おそらくエビ中の今回のアルバムでも相当パンパンに色々詰まりまくっているであろうこと等を鑑みて原曲よりさらに平坦でシンプルなトラックにしました。と同時にアイドルの声&歌と平坦なトラックという対比もそれはそれでありがちなのですが、彼女らの力が抜けていて伸び伸びしている歌&声がすごく良かったのでできるだけそれを邪魔したくない、というもう一つの意味でもこうなりました。

【お祝いコメント】

全国のエビ中がお世話になっているみなさんから、コメントいただいちゃいました!!

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