Uからのメッセージ

―B@BY SOULを支えてくださった全ての皆様に―

とても寒い毎日が続いていますが、皆様いかがお過ごしですか? 気付けばここ東京で迎える冬も早や4回目となりました。今までB@BYで訪れた場所の中には、もう真っ白な雪に覆われているところがたくさんありますね。TVで観たりすると、まだ東京で初雪に直接触れるチャンスのないわたしは、「こんなに小さな日本やのに、やっぱり近くて遠いんやな〜。」としみじみ思うのでした。

でもよく考えてみると、上京するまでのわたしからは「近くて遠い」なんて不思議なコトバはこんなに自然に出てこなかったような気がします。近畿圏を抜ければ、そこはもう「遠い」でしかありませんでしたから。「近い」と感じれるようになったのは、他でもなく、B@BYとして上京して、色んな地方に実際に足を運んで、その土地でたくさんの大好きな場所や人達に出会えたからだと思います。そして地元もしかり、「自分以外の何かを大切に想う気持ち」は、強ければ強いほど、距離を乗り越えていけるんだ!と初めて気付きました。

わたしは、物心ついた時から音楽や表現するコトに関わってきました。それは「自分を表現することの楽しさ」にただ夢中になってやってきたように思います。でも、B@BY SOULを結成してからの約6年間で新たに芽生えた感情があります。それは、「支えてくれている人達の笑顔が見たい」「誰かの元気や勇気や安らぎになれることがしたい」ということです。その方法が“音楽”や“コトバ”でした。自分のためだけの喜びというものが、いつからか、支えてくれている人達の喜びあってのものだと思うようになっていました。このことは、一人きりで音楽をやっていても、何冊ノートに詩を書き綴ったとしても、得ることはできなかった感情です。誰かがそれを受け止めてくれるからこそ、B@BYは存在する意味があったと思っています。何気ないことのようですが、人生において、一生ものの宝になる気付きをさせて頂けたことに、心からの感謝の気持ちでいっぱいです。本当に本当にありがとうございます!!

皆様にお伝えしなければいけないこと。2005年いっぱいをもって、B@BY SOULは約6年の旅を終えることになりました。また同時に、それぞれが新しい旅のはじまりを迎えようとしています。誰にもいえることですが、旅立ちとは不安や葛藤でいっぱいになるものです。でももしかしたら、それらは全部、これからへの期待や希望の裏返しなのかもしれません。幸せなことに、B@BYでの経験や出会いという心強いバックアップもあります。だから、新たな旅をまた応援していただけるように、そしてたくさんの笑顔に出会えるように、これからも“音楽”や“コトバ”に携わり続けていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

B@BYの活動はなくなってしまいますが、B@BYから生まれた音楽はこれからもずっとずっと残ります。どうか皆様、長く長く愛してやってください。

最後になりますが、B@BY SOULのバックDJ ・トラックメーカーとして結成からずっと一番近くでサポートしてくれたDJ masaaki、地元アーティストのみんな、友達、家族、B@BYの楽曲制作に関わってくださった皆さん、B@BYのことを発信してくださったメディアの皆さん、そしてなにより、純粋にB@BYのことを好きになってくれたファンの皆さん、B@BY SOULを支えてくださった全ての皆様に心からの「ありがとう」を言いたいと思います。

本当に本当に、ありがとうございました!!

U