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世界で一番有名なテクノの祭典、そしてテクノ・パーティのある意味、頂点ともいえるのがラブ・パレードだ。世界中からテクノを楽しむだけに、踊るためだけに、何と100万人以上もの人が集まってくるのだからスゴい。しかもこれはベルリン市が主催なのだからオドロキだ。そのラブ・パレードのフィナーレ、ファイナル・ギャザリングで、今年ドイツ人以外の外国人DJで、たった一人プレイをしたの人物を御存じだろうか。そう、それは何と、我らが石野卓球なのである!60mはあろうかと思われるやぐらから鳴り響く彼の音楽は何百も出ているフロート(山車)のスピーカーに電波を飛ばして聴くことができた。そう、つまりパレードの参加者すべて-100万人以上もの世界中の人達の前で、卓球はプレイしたのだ。『かっこいいジャンパー』のイントロとともに登場した彼は、感無量げに、でも、始終ニコニコして、堂々としていた。異常気象の中での雨も上がり、『NIJI』がかかる。感動。彼と同じ日本人であることに誇りを感じた。
毎年毎年、参加者が増えていくラブ・パレードは、今年8年め。ベルリン市内の円環公園の中心に高くそびえ立つDJブースのやぐらの周りを目指して、参加者はみな好き勝手にパレードする。

CARL COX

有名なのが、世界各国のレコード・レーベルや都市、雑誌社、FMラジオ局が出すフロートの存在。それぞれのフロートに各レーベルを代表する超有名DJ達やそのフロートにゆかりのあるDJ達が乗り、プレイして練り歩くのだ。そうそうTOBYはなぜかフランクフルトのフロートでプレイしていた(笑)。在住歴があるからだろう。
しかし、どこへ行っても人、人、人!まったく身動きできないくらいだ。中には電柱や公衆トイレの屋根でクレイジーに踊っているヤツもいる。そんな状態だけど、人々の顔には笑顔が溢れていてホント、ハッピーな空気に満ちている。いいパワーをもらってきた。素直にそう思う。

RICHIE HAWTIN
ラブ・パレードの期間中は、パレード以外にも街中のクラブでたくさんのパーティが開催されている。その中のいくつかを紹介しよう。ラブパレード前日の10日は、コロンビアホールという小さなクラブでカール・コックスとリッチー・ホウティンがプレイ。カールらしいロングミックスを多用した巧みなプレイと、来日時にも見せていたリッチーのアッパーなプレイを堪能できた。
仲良しコンビのマイクとトビーは『DUB MISSION』というクラブでプレイ。さすがに二人ともラブパレ慣れしていて盛り上げる盛り上げる!そうそう、『When I Rock』で大ブレイクしたトーマス・シューマッハのプレイは貫禄があって素晴らしいプレイだった。
DUB MISSION

millions...

LOVE PARADE
卓球は運河沿いにある『Arena』という巨大クラブでウエストバムと共にプレイ。幕張メッセの展示会場の2館ほどもある超ビッグなクラブは雰囲気も最高。ベルリンに来たら、ぜひとも行ってみて欲しい。

テクノ王国ドイツとラブ・パレード。今年はたくさんの日本人がパレードに参加した。日本とドイツとは土壌が違うにしろ、これからの日本のテクノシーンをどう育てていくかヒントになることが、楽しみながらたくさん感じられる。来年は1999年。今世紀中にラブパレードを経験してみることを、ぜひともオススメしたい。



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TAKKYU ISHINO

TAKKYU ISHINO

TOBY

卓球「かっこいいジャンパー」
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プレイ終了後、手を振る卓球
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Toby in Dub Mission
QuickTime(5.4MB)
RealVideo(147K)

CARL COX

RICHIE HAWTIN

MIJK VAN DIJK

Carl Cox in Love Nation
QuickTime(5.6MB)
RealVideo(147K)

Richie Hawtin in Love Nation
QuickTime(8.4MB)
RealVideo(221K)

Mijk van Dijk in Dub Mission
QuickTime(8.4MB)
RealVideo(221K)

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