ヨーロッパ最大のテクノ・フェスティヴァル<LOVE PARADE>や大規模なレイヴ・パーティー<MAYDAY>などの存在によって、テクノ王国の象徴として知られているドイツ。
<テヒノ・フェスト>は、そのドイツのテクノ・ムーブメントを日本により広く知ってもらうという意図のもとに開催されたイベントでした。
<テヒノ・フェスト>では、4/17(金)から4/25(土)まで、仙台や大阪、そして東京など各地でパーティを開催し、<日独DJサミット>と称される公開座談会などを行いました。その主旨は、4人のDJー<MAYDAY>の創始者であるWESTBAM、<LOVE
PARADE>や<MAYDAY>でのアンセム的ヒット・ソングを作りつづけているMIJK VAN
DIJK、MAYDAYでDJプレイや電気グルーブとしてのライブなど日独双方においてもビッグネームである石野卓球、そして早くよりドイツでのDJ活動を始め、<LOVE
PARADE>を日本の紹介してきたTOBYーにスポットをあてて、イベントを開催し、テクノの楽しさ、精神を体で、そして、頭で、感じてもらおうということ。
また、この<テヒノ・フェスト>では、4/23(水)の<日独DJサミット>と4/25(土)のリキッドルームでのDJ&ライブイベント<テヒノ・フェスト>ではインターネットによるリアルオーディオ中継や公開掲示板の公開など、ソニーテクノページと連動した試みも行われました。
このイベントによって、日本ではまだまだ存在を知られていなかったWESTBAMのDJとしての偉大さを知らしめたり、思いがけずも日本版のリリースがなかったというMIJK
VAN DIJKのBEST MIX CD『multi-mijk』や『glow』の発売が実現したり、ダンスミュージックに精通する人々とあまりそうでない人々が話し合う機会が出来たり、まさに日本のテクノ界にとってポジティブな進歩があったと思います。それはほんの小さな一歩ですが、このポジティブな精神ーテクノの精神がより多くの人に伝えられたことを確信しています。
皆さんはこのイベントに参加して、どんな印象を持たれたでしょうか?
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