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CLUB VENUS


CLUB VENUS RICHIE HAWTIN 21TH(sat),FEBRARY

RICHIEテクノシーンの草分け的存在のパーティ、<クラブヴィーナス>が復活して早2か月。先月のバリスティック・ブラザースに続き、今回のゲストは元祖アシッド・プリンスの異名を持つリッチー・ホウティン!リッチーといえば、PLASTICKMAN等の名義で10代の頃からシーンで活躍しその実験的なサウンドは多くのファンを持ち、自身のレーベルプラス8も主宰している。彼から聞いた最新情報として、今後マイナスというサブレーベル(笑)を立ち上げるという話もありでした。

 さてこの日の流れというと、一番手は意外にもEMMAが登場。いつもより若干アシッドよりのトラックを連打したかな?と思うとお得意のトライバル・ハウス〜ラテンになったり、サンバ・デ・ジャネイロまで飛び出したりリッチーに繋ぐ間際にまたアシッドに転換して・・・と、EMMA HOUSE番外編といった感じ。そしてお待ちかねのリッチー登場。

RICHIEブース内には909一台、ターンテーブル3台が備え付けられ、DJというよりはライブといった印象を受ける。そんなセッティングのなかだから、音ももちろん超アシッド・ミニマルの嵐!雰囲気としては、前回のミニマル+ちょいハウスのスタイルから完全なるミニマルの極地にシフト・アップ。初めからずっとアッパーで、いつ落とすか気になっていたのに結局最後まで上りっぱなし。2時間ばっちりミニマルだったにも関わらず、クラウドのノリも安定していたのが印象的。やっぱりうまいですね〜、リッチー。レコードをスクラッチしつつ909をいじり倒し、まるでフロアの空気を先読みするかのような選曲がさすがでした。そんなリッチーの怒涛のミニマル・アワーから一転、現われたのはキヒラ。EMMA氏は若干リッチーの事を意識してのプレイに思えたが、彼の場合はそんなことおかまいなし!と言ったプレイを展開。
ドラムンベースあり、ハードハウスあり、ミニマルありとクラブ・ミュージックのおいしいところがいっぱい詰まったような選曲で楽しめました。

 全体的に、大人のお客さんが増えたように思えた今回のヴィーナス。もうちょっと昔のようなレイヴァーが暴れ放題、みたいなノリがあってもいいかな?なんて思ったりしちゃいました。そして、次回のヴィーナスはあのシカゴ・ハウスのオリジネーターであるデリック・カーターが初来日!これは要チェックでしょう!(AOKINOKO/LIQUIDROOM)

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