ラウンジ、ローファイ、モンド、or...? キーボード、サックス、フルート奏者/ジミ・テナー、ワープからのデビュー・アルバム。
フィンランド生まれのミュージシャン、ジミ・テナーはもはやテクノというジャンルでは括ることの出来ない才能を持ち合わせたアーティストである。 彼のサウンドは50's/60's/70'sのローファイ・キーボーディストの影響を受けていると言える。 UKのメディアでは、MO'WAXからアルバムをリリースしたビースティー・ボーイズのセッション・キーボーディストであるマーク西田との共通点が取り沙汰されている。 ジミはフィンランドのレーベル"Sahko"からアルバムを2枚リリース、そしてワープ・レコードに移籍し、本作をリリースするに至った。 今までにサン・ラ、マイルス・デイビス、ヒューマン・リーグ、カーティス・メイフィールド、トム・ウェイツ、ティミー・トーマス、バリー・アダムソン、ゲーリー・クリッターなどなど、幅広いアーティストのカバーを手懸けてきた。 彼の作品はどれもそういった幅広い音楽の要素とエンターテナーのフレイバーに溢れている。 彼はインタビューで「僕のショーとサウンドでみんなをハッピーにさせたいのさ」と答えている。 サンダーバードのキャラクターのようなラブリーな奴である。
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