CRAL CRAIGのライブに加えて、ROBERT HOODのDJが聞けるというゴージャスなイベント『S.O.U.L.』は主にデトロイト・テクノのアーティストをフィーチャーリングしているシリーズ・イベント。
ROBERT HOODのDJは、デトロイトものを中心にミニマル・テクノを織り混ぜていく、といった感じの選曲でクールにプレイしながらも、その旋律は非常にファンキーでソウルフル。
ハウスファンや特にハード・ミニマルが苦手なテクノ・ファンにも特にオススメしたいDJだ。
最後にヒップホップテイストの曲を混ぜたり、『STRINGS OF LIFE』のRe-MIXをかけていたのが印象的だった。
ROBERT HOODのDJに引き続いて、遂にCRAL CRAIGのライブ、スタート!
ステージ上左にはウッドベース、その右にドラムス、そしてステージ右横で、CRAL CRAIGがキーボードを担当していた。
CRAL CRAIGが『TOKYO ARE YOU READY〜?』と叫び、ウッドベースとドラムスがアドリブのように演奏を始める。
完璧にJAZZのジャムセッションのような雰囲気だ。
『BUG IN THE BASSIN』『AT LES』などをベースにその場で音を生み出していく様子はまさに圧巻。
この往年の名曲を蘇らせ、ニュー・プロダクトに変化させていくCRAL CRAIGのセッションに、涙したデトロイト・ファンも多かっただろう。
大人の空気漂う、フューチャー・ジャズ / テクノセッションという感じだった。
1997 (C) Sony Music Entertainment (Japan) Inc.