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10 DAYS OF TECHNO


NAKANO 老舗テクノ・レーベル「R&Sのお膝元ベルギーにある、ゲントという街で7/18より10日間行われた「10 DAYS OF TECHNO」。

この「10 DAYS OF TECHNO」は今年で三年目を迎えるパーティで、参加したアーティストもDERRIK MAY、LAURENT GARNIER、DERREN EMERSON、RICHIE HAWTINといった豪華メンツが顔を揃える。二年目には何と1万人もの動員数を記録した人気イベントでもある。

今回はこのフェスティバルの一日に初参加して大好評を博したBoom Boom Satelitesのメンバー中野君のインタビューという形で紹介します。


(Photes By FREDERIC LEEMANS)




KAWASHIMA

今回10 days of technoに参加されたわけですが、海外の遠征はこれが初めてだったんですか?
はい、そうなんです。


緊張しました?
ええ、とても。海外自体初めての経験だったし、だいたいライブの時っていうのは緊張するんですよ。



ライブはどのくらいやってらっしゃるんですか?
大体、多いときには月に6本やってたこともあるんですけど、今は月一本くらいかな。いままででTOTAL100回ぐらい。緊張の度合いからすれば、10 days of technoより白山(RAINBOW2000 in 白山)の方が緊張しました。野外も初めてだったので。


10 days of technoはどのくらいプレイされたんですか?
三曲やってそれぞれLIVE LONG MIXで30分です。


お客さんの反応は?
A DAY IN BELGUIM
いやー、3曲目が終わったあとアンコールまでしてもらっちゃって…そのせいで次にプレイするDJが待たされるって感じで、なかなか好評でした。ベルギーのお客さんって、知名度とかよりも、むしろいい音をプレイしているかどうかで評価してくれるんですよね。だから全然知名度のない僕たちでも歓迎されたのは嬉しかったですね。


他にはどんなアーティストが出演したんですか?
DJ HYPE、DERRIK MAY、LAULENT GARNIER、BENTOLEY RHYTHM ACE、DERREN EMERSON、RICHIE HAWTIN、JHON CARTER、それと日本からはケン(イシイ)さんなんかも出演してました。


へぇ〜!ゴージャスな顔ぶれですね。全員のプレイを聴きました?
いや、僕たちは10日間いなかったんで。4日間かな、いたのは。


DOG & NAKANO

ハコはどんなところでプレイされたんですか?
これが凄いんですよ。何か体育館みたいなところで、バックに古城みたいのがあって、しかも「10 days of techno」っていうライティングが壁を照らしてて、ムチャクチャかっこよかったですよ。ゲント自体中世のヨーロッパそのままの街並みが残ってて、しかも石畳や運河があるんで「ここに住みたい!」って思いました。



じゃあレコード屋さんもそんな感じの作りだったとか。
いや、残念ながらレコード屋には行けなかったんですよ。行ったのはR&Sフオフィスぐらいかな。


R&Sフオフィスの感じってどんな感じでした?
すごい「イイ!」ですよ(笑)。みんな本当に音楽を楽しんで仕事をしてて、そうしてくれてるのって、アーティストにとっても楽しいし、励みにもなって、行ったかいがありました。オフィス自体も大きいし洗練されてました。何かクリエイティブなスペースって感じでしたね。コンクリート打ちっぱなしなんですけど、それぞれのブースにMacintoshがおいてあって。ちょとしたインテリアも凝ってて。あ!そうそう、オフィスのサウンドシステムが凄いんですよ!すごくいい音出してて、レナートなんかはオフィスで仕事してる人がいようといまいと(笑)ちょっといい曲がくるとこのサウンドシステムでガンガンに曲をかけてましたね(笑)。スタッフの人とかも、スタッフをしながら自分でアーティスト活動してる人が多いんで、それも印象的でした。


あー、本当に音楽大好き社長!って感じですね(笑)
RENNART
そうそう、本当にそんな感じです。っていうか、R&Sフオフィスだけじゃなくって、ベルギーの街自体がテクノを応援しているって雰囲気なんですよ。人口自体は本当に東京ぐらいの人口なんだけれど、ナショナルレディオ(ベルギーの国営ラジオ局みたいなところ。日本で言えばNHK)ではR&Sフお膝元ってこともあるのか、毎日のようにケンの曲やブンブンの曲をかけてくれたりするんですよね。次にかかる曲はロックとかだったりで、街自体が音楽大好きの街ですね。あー、こっちに住もうかなあ(笑)。


(笑)もうすこし日本にいてくださいよ(笑)じゃあR&Sナはケン・イシイに続く日本のアーティストとして期待されてるって所ですが、新人としてどうですか?
レナートが僕たちのことを「'90年代のツェッペリン」と評してくれてるので、その言葉を励みに精進します(笑)


ぜひがんばって下さい!もう今やCISCOではレコードのポップに「ブンブン系」って書いてあるくらいですから(笑)。もう日本ではBig Beatっていうより「ブンブン系」って言った方が通りがいいみたいですよ。
え?うそ!そのポップがついたレコード買っておかないと(笑)


(笑)では最後に今後の活動予定をおしえて下さい。
ええと、10月にUKのカレッジツアーをやります。日本ではまず西麻布Yellowで10月16日にFORCE、YO-Cたちと一緒にイベントをやって、11月下旬に新宿のLiquid Roomでミニアルバム発売記念のライブをFAT BOY SLIMとやります。今はそのミニアルバム制作で忙しい日々ですね。


BOOM BOOM PHOTO

ミニアルバムはどんな仕上がりになりそうですか?
今までアナログで出していたのをCDのファンにも聴いてもらえるようにリメイクしました。アナログはやっぱりクラブでDJが使った時に機能するように心がけて作っていたんで、ホームリスニングとしても楽しめるように作っています。


ミニアルバムの発売、期待してます。アルバム発売の時はメディアにもいっぱい露出してもらって。ルックスもかっこいいし(笑)
いやー(笑)。でもあんまりビジュアル的な展開でメディアへの進出って事よりも、とにかく今は音を追及したいですね。みなさんも応援して下さい。




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