SIGN
NEXT PAGE  ケンイシイ、DJクラッシュ、ブンブンサテライツ、ジェフ・ミルズ、デリック・メイ、ホアン・アトキンス、リチャード・D・ジェイムズ、スクエアプッシャー、ハードフロア、ジミ・テナー、レッド・スナッパー――次の世代のためのエレクトロニカ・ミュージックが集まるデプト、ソニー・テクノことオフィス7が、21世紀を目前としたいま、次の段階へ進むべく[SIGN]として生まれ変わった。

 SIGN(サイン)――Sony Music Indies Global Network

 アンダーグラウンドとメインストリームの壁が次第に低くなりつつある音楽シーン。以前に比べ、インディー・レーベルとメジャー・レーベルとの境も見えにくくなってきている。インディペンデント精神に委ねられたピュアな創造力。それをより多くの人に知らせることが、大きな意味を持つようになってきた。

 SIGNには、サインすることで、グッド・ミュージックを世に送り出すという意味もある。

 フューチャー(未来)をイメージさせるエレクトロニカ・ミュージック。エレクトロニカという言葉は、以前から[電子音楽]といった意味で使われていたが、最近ではテクノやハウス、ドラムンベースといった音楽にも用いられることが多い。特にある程度の実験性が備わっているものによく使われる。それのみで巨大なカルチャーを築き上げているヒップホップも、実験性の高さやターンテーブルやサンプラーといった電子楽器を使うことを思えば、エレクトロニカとすることができる。テクノ、ハウス、ドラムンベース、ヒップホップ――どんなスタイルの音楽も、何らかのかたちで必ずつながっている。

 その昔、未来は2000年であり、21世紀だった。もう未来は手の届くところにある。

 フューチャー・ミュージック――建設的な希望と皮肉な破壊が混在する幻想的な未来観の音楽?最新のエレクトロニック・テクノロジーを屈指した尖鋭的な音楽?それよりも、未来を示唆する実験性に溢れ、古きを知りながらも、それを壊す力と自己の創造性をかけ合わせたフューチャリスティックな姿勢。フューチャー・ミュージックは、おとぎ話のサウンドトラックではない。未来が現実のものとなりつつあるいま、リアリティー溢れる音楽として、スピーカーからラウドに鳴る彼らのサウンドに身を委ねよう。すると、答えを自然に紐解ける。実証してくれるのが彼ら、ここSIGNに集まったクリエイターたちだ。

 あのころの未来に僕らは立っているのである、すでに。



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