WHAT'S DJ?



やっぱ本場のクラブで廻してみたいっす!
 2つめに、自分でパーティーをやる
 これにはクラブを借りる方法と、クラブのレギュラー・スケジュールに自分のパーティーを入れてもらう方法があります。
 前者のいわゆる「ハコ貸し」の場合、クラブに対して幾らかの金額を払ってパーティーをやることになります。金額等の条件は、クラブによって違うので一概には言えませんが、決して安い金額ではないことは確かです。少なくとも10万単位の金額が必要でしょう。
 手順としては、共にDJをやる友人や、手伝ってくれる人達とともに話し合い、計画を立ててお店に企画を持っていくのです。クラブ側はその企画内容を検討した上で、日程等の条件を提示します。クラブ側のOKが出たら、いざ実行!しかしこれはちょっと大変です。DJだけではなく、フライヤーの制作やプロモーションなども、全部自分達の手でやらなければならないのです。そして多額のリスクがあるので、お金を払って来てくれるお客さんがたくさんいなくては大赤字です。それに単にフライヤーを作って、あちこちで蒔いたとしても、そう簡単に人が集まるものではありません。近くの友人に声をかけて是非遊びに来てもらうよう誘いまくったり、知らない人にでもクラブなどで積極的に声をかけるなど、とっても地道な努力が必要です。しかしそれだけに、パーティーを成功させた時の喜びは何にも代え難い程大きなものです。この喜びを得て、また続けて行こう!という希望が沸いてきたりします。とは言うものの、失敗して大赤字を抱える事もありますから、決して無理のない計画を立ててください。
また、クラブによってはハコ貸しをしていないところもあります。

 後者のクラブのレギュラー・スケジュールに自分のパーティーを入れてもらう。もしそれが可能であればこんないいことはありません。自分でリスクを背負うことなく、パーティーを、そしてDJをやらせてもらえるのですから。
 しかしあまりクラブの数が多くないこの日本において、これは実際のところかなり難しいことです。実際プロとしてやっているDJの中でも、自分のプレイする場所が少ない事に悩んでいるケースが多いのに、さらに多くの新しいDJ志望者がいるのですから、よっぽどあなたとクラブとの信頼関係が出来ていなければ実現できないことでしょう。だからと言って不可能とは言い切れません。自分の作ったデモ・テープ(DJミックス・テープ)を聞いてもらい、そこにクラブ側が驚くような才能が秘められていれば、ひょっとしたら実現するのかもしれません。いずれにせよ、いきなり現れた人に容易く大事なスケジュールを渡すことほとんど無いと思いますので、マメにそのクラブに足を運んで、スタッフ等と仲良くなって自分の事を知ってもらわなければいけませんね。

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