石野卓球(電気グルーヴ)
電気グルーヴは90年のバンド結成以来、これまでにベスト盤を含め8枚のアルバムをリリースしている。その中でも日本のテクノが水面下で盛り上がりをみせ始めていた94年に発表した『ドラゴン』以降、彼らはシーンの中で最も影響力を持つバンドとなり、96年には『オレンジ』を、そして97年には最新作『A』をリリースしている。
一方、石野卓球は95年にソロ・アルバム『Dove
Loves Dub』を、日本のインディー・レーベル、とれまとフロッグマンからはシングルをリリースしている。また、DJとしてはイエローで毎月第四木曜に<LOOPA>というアンダーグラウンドなパーティーをオーガナイズしている。この他にもソニーから日本初のテクノ編集盤『電気グルーヴのテクノ専門学校』シリーズをスタートさせたり、ミックスCD『Mix
Up』シリーズのプロデュースを手掛けるなどの多彩な活動を行っている。なお、本作のサウンド・ディレクションも彼の力によるものである。 |