ジョーイ・ベルトラム
(JOEY BELTRAM)
ジョーイ・ベルトラムはニューヨークを代表するテクノ・アーティストである。初期のヒップホップに影響された彼は13歳からDJをはじめ、15歳の頃にはすでに音楽制作に携わっていたという早熟な若者である。それ故、長い音楽キャリアを持つベルトラムは、ニュー・グルーヴ、R&S、ワープ、トラックス、トレゾー、ノヴァ・ミュートなどのレーベルを転々と渡り歩き、数々のダンス・トラックをヒットさせている。その中でも91年にR&Sからリリースしたシングル「ベルトラムVol.1」に収録された“エナジー・フラッシュ”は彼の代表曲であり、これによってハードコア・テクノのアーティストとして注目されることになった。アルバムとしては96年にドイツのトレゾーから『Places』を、イギリスのノヴァ・ミュートからJB3名義で『Close
Grind』をリリースしている。また、同年にはR&Sの音源をもとにコンパイルされた企画盤『クラシックス』もリリースされている。 |