デリック・メイ、ホアン・アトキンスと並びテクノ・シーンのオリジネーターと称されるケヴィン・サンダーソン。彼が1964年に生まれた場所は意外にもニューヨークのブルックリンである。9才のときにデトロイトへ越してきたケヴィンは地元の高校を卒業した後、東ミシガン大学へ入学し、フットボールをやっていたが、2年間後ケヴィンはフットボールをやめ、高校時代の友人、デリック・メイ、ホアン・アトキンスと音楽に専念するようになった。最初DJとしてキャリアを歩み出した彼は徐々にプロデュースを手がけるようになり、さらにそれを自らのレーベル、KMSからリリースするようになった。彼が女性ボーカリスト、パリス・グレイと組んだインナー・シティは「ビッグ・ファン」「グッド・ライフ」を含む8曲の全英トップ40ヒット、4曲のビルボード・クラブ・チャートNo.1ヒット、そして7曲の全英クラブ・チャートNo.1ヒットを持つ。また、「トライアングル・オブ・ラブ」のアンダーグラウンド・ヒットを持つクリームやリーズ、トロニック・ハウスなど様々な名義で活躍をしてきた彼であるが、その彼が再び始動しようとしている。

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